まふにょさんのマイページ

レビューした作品

エキスパートレビューアー2023

女性まふにょさん

レビュー数44

ポイント数676

今年度56位

通算--位

  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • DVD
  • ゲーム
  • 特典
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

ほのぼのカップルの日常事件簿?

1巻は人物を含めた設定紹介のようだったので、2巻からはどうなっていくのかな~と期待してました。1話完結形式はほぼ変わらず、二人の日常の中で起こる事件をぽつぽつ見せてくれる感じで、背景絵の見応えはやっぱりすごかったです!
今回は旅行に行ったり宝さがしをしたり風邪をひいたり、日常というには内容が派手め。一話ごとにテーマが変わり、碧唯の小人化も当たり前になってて、お話の軸は見えません。目標みたいなのは特にない、完全な日常漫画でいくのかな?
碧唯は1巻情報で職場は休養中ってことになってたのに、どうにかしようって話の流れにはならないみたいで。辞めて在宅仕事を模索してるとかだと、無邪気にはしゃぐ碧唯を100%楽しく見れたんですが。
まあ、そこを気にしなければ、現状(小人化)を受け入れたカップルのほのぼのだけを楽しめる、良き癒やし系漫画です。なんとなく夏休みの日記帳を思わせるというか、大きなイベントがぽんぽんあって、日常の中のいいとこ取りなお得感があったり。もっと地味なのも好きよ…とか思ったり。
1巻読後はドールハウス作家のお仕事が気になってたので、今後はそちら方面も描かれると良いなあと思います。

4週間の恋人 R18電子 コミック

マロロン 

えっちな甘々ふんわり話かと思ったら

あらすじは軽めだし、最初からえっちだし、絵はむちゃくちゃ好み!だし、とふわふわ読み始めたら、とても良いお話でした。独占欲バリバリ束縛執着腹黒激ヤバ一途彼氏と生い立ち不憫なトラウマ持ち彼氏。精神的救済の描かれ方が素敵でした。
タイトルは「4週間の恋人」ですが、高校時代に付き合って別れた二人があらすじ通りの展開になり、よりを戻す流れでした。この別れたきっかけやドジュンの家庭事情がなんとも複雑で、子供が背負うものとしてはキツイ。
ジェヒは最初は何も知らずただ執着しストーキングして策を練り、一途にドジュンを落とそうとするキャラに見えていましたが、裏の顔が見えてくるたびに、その異常な狂気に驚かされました。嫉妬に狂った末だったり、ドジュンのためだったり、二人の間の障害物(人)を徹底的に排除しようと暗躍してます。
ドジュンの心の闇は、幼いころに両親を亡くしたことに起因するもので深刻。なので付き合ってからも精神的な不安定さは消えません。そんなドジュンを、ときに犯罪スレスレの手を使い、ときに優しく気遣いながら守るジェヒ。そしてドジュンも、まっすぐに愛情を受け取り、純粋なまま幸せに向き合っていきます。
悪人は(ドジュンの見てないところで)ジェヒがしっかり成敗してくれて、スカっと系の清々しさもありながら、泣ける救済話といちゃいちゃカプによる癒しと恐ろしいまでの執着彼氏を楽しめます。絵も最高に可愛く眼福で、大好きな作品です。

危険なコンビニ R18電子 コミック

945 

一途なヤクザの切なく重い片思い

とても面白いです!現在外伝連載中の作品で、本編終了まで一気読み。
初期はコンビニバイトの大学生だったジュンも今では会社員になり、ヤクザな建志との恋愛を軸に人生を見せてもらってる気分になれます。ジュンの境遇や恋愛遍歴は酷くて、本気で応援しながら見守れる主人公でした。
建志はヤクザな自分に思うところが多くあるようで、嘘は吐かないけど自分のことは話さない、なのでジュンとはなかなか上手くいきません。ジュン視点では分かりにくく見えますが、要所で建志視点の外伝が差し込まれ、その一途さに心掴まれます。
ストーリーの緩急もすごくて、やっと…!というところでダメになったり、忘れようと別の相手を作ってから再会したり、もどかしい要素がたっぷり。何も言わず誤解されやすい建志のせいでもあるけど、建志のジュンへの想いはとても切なくて、特に再会後に本音を吐露するシーンや激重な告白は泣けました。
Hシーンは多く激しめ。建志のバキバキ筋肉とか巨根設定とか絶倫ぶりとか、いろいろすごい。個人的にはがっつり食べちゃうみたいなキスシーンが好きでした。復縁後のHシーンも可愛くて好き。
ヤクザの重く切なく一途な片思いに萌えられる作品です!
(ピッコマ独占配信、待てば¥0作品ですが、個人的には待たずに一気読みが良かったです。というか、ついポチポチいっちゃいました笑。途中、不思議に思うところはあっても、最後まで読むと全部ふっとんじゃって神!ってなりました!)

恋愛制限区域 電子 コミック

Danbi 

再会もの+攻めの一途な片思い

本編64話+外伝14話の完結作で、本編のみ読みました。まじでめちゃくちゃ絵が好きすぎる!メイン二人ともが可愛いとカッコいいを兼ね備え、キャラ設定もとても良い。再会ものの切なさも有り、攻め萌えもできる素敵なラブコメでした。
主人公の湊はダメ男とクズ男にばかり引っかかる、苦労人な社会人一年目。たまに小悪魔な面を見せつつ基本は良い子なんだけど、言うべきところではっきりものを言ってくれるとこが好き。
東條は学生時代に湊に振られ、再会後に復讐してしまう子供なとこはあったけど、態度を改めてからは一途な片思いを全力で応援したくなるキャラでした。
酔った勢いの体の関係から始まって、なんだかんだで東條の粘り勝ちって感じなのかな。会社では厳しい上司でありながら、二人になれば嫉妬したり縋ったり甘えてみたり、あの手この手で押しまくり。恋人になってからの甘々と、唐突に出てきたダークな一面?にはほっこりしました。
付き合う前からHシーンは多めで、余裕がありそうに見えて必死な東條が可愛い。あと腹筋すごすぎ…!とにかくきゅんきゅんしたいときに読みたい作品です!

新入社員 R18電子 コミック

MOSCARETO  ZEC 

公私混同カップルではあるけれど…

本編40話+外伝5話で完結。エロ重視で見ると神!ストーリー重視で見ると★4.5な感じです。
リーマンものの職場恋愛で、BLに社内政治的な要素が絡みつつ、上司とインターンの公私混同がたっぷりのお話。普段こういうのは苦手なんですが、この作品は落としどころに現実味があって好きでした。それと終盤は、公私混同してるからこそ生まれる展開に引き込まれました。
スンヒョンは純粋ワンコで何にでも一生懸命な主人公。たまにうじうじするけど、ちゃんと芯があって素直で可愛いです。
パート長は厳しい上司として登場し、たくさんのギャップ萌えを提供してくれます。恋人には甘々で、必死に走り回ってくれたりも。最終的には、スンヒョンをきっかけに自分を変える決断をして、人間的な進化を見せてくれました。
すごく良かったのが本編ラスト4話分。嫌味な幹部ばかりかと思いきや、社長はちゃんと組織の長らしく在り、悪役は成敗されなくても、パート長の今後のやり方次第で追い抜いていける希望が見える終わり方。読後感が爽やか。
(外伝ラストまで読むとさらにスッキリできます。ただし外伝はえっちすぎてびっくりします…)
Hシーンは攻めの腹筋すごくて巨根描写もまたすごい。OrangeDの推し設定なのかな?ピッコマにあるこのレーベルの他作品も読んでますが、Hシーンに力入ってるし絵も塗りも綺麗だしストーリーも良くて、今後レーベル買いしたくなりました。

連載を楽しみにしています。

笑いながら読んでます!メイン二人が身体と中身の入れ替わりを繰り返しながら過ごす学園生活のお話で、いつ入れ替わるか戻るか分からないスリルがあります。訳アリ優等生と不良の組み合わせ、それぞれのキャラ設定も良かったです。
渚は不良といってもサボリや風紀違反くらいで、陽キャな印象。制服を着ないことにも理由があって、学生っぽい青さがなんだか沁みます。
海波は過去にいろいろあったせいでケンカに強く、今は成績トップの優等生という、なんでもできるチート設定。無表情無感情だったのが、渚と出会って振り回されるうちに変わっていきます。
必然的に一緒にいることになり、周りには誤解されていく二人だけど、本人たちの中に恋心が芽生えるまではとても長い。たぶん60話くらいかかったんじゃなかったかな?それまではとにかく笑える楽しいコメディ漫画です。
特におかしかったのが、入れ替わりを防ぐために雷を避けようと渚が考えた策。それに付き合う海波も最高で、まじで爆笑でした。他にも笑えるエピソードは多数あり、BLになるまでの過程もたっぷり楽しめます。
入れ替わりのおかげで相手を知ってからのBL展開も、やっぱり変なノリで笑えます。これからも連載を楽しみに追っていきたいです。

過剰な察し力に違和感がありすぎて…

ドラマは見ていませんが、気になったので1巻だけ読んでみました。めったにつけない★1です…。
男が好きと言う海堂に対する龍司の対応が、あまりに過剰な気遣いでゲイを特別視してて受け付けません。海堂の描き方も、つらい思いをする可哀想な子という偏りがキツすぎて、描き手自身の私見あふれる思い入れが合いませんでした。
全体的な感想は、ありがちな少女漫画です。設定だけの“遊んでる”キャラが主人公で、イケメンの些細な言動にきゅんきゅんしてます。察し力が異常に高く、夢と理想を詰め込んだような龍司の人間できてる感。
その龍司が、ゲイをカミングアウトする海堂を、分かってる感を出して思いやってるんですね。これって深刻な問題を抱える人への対応で、つらい過去や背景を勝手に想像した上で出てくる配慮。
ゲイは悩んで生きてきたっていう偏見がなければ出てこない言葉を発しているわけで、とても失礼だなあと。私なら同じ悩みを持ってるわけでもないうえ付き合いの浅い相手に言われたくないし、善意だろうと一方的に不幸者扱いされたら嫌です。
そんなわけで、龍司にも龍司と恋をしたいと思う海堂にも共感ゼロで、違和感だけが残る読後感でした。ここまで“言わなくても全て正確に察して気を遣ってくれる人”なんて都合が良すぎて、これを肯定的に描くこの作品は趣味じゃないです。

あいつのマネージャー 電子 コミック

KIM TAC 

バイオレンス少々。事件と犯人探しと救済と

面白かったー!ミステリ仕立てのストーリーに引き込まれ、BL含む人間模様に魅了されました。タイトルと絵柄は軽めでも、内容はしっかり濃いめ。メイン二人それぞれの精神的救済も描かれおり、素晴らしき掘り出し物を見つけた気分です。
ストーリーの軸になっているのは、潤が唯一の生き残りとなった連続殺人事件の犯人探し。二人は共に行動しながらも、別々の理由で犯人を追っています。事件に関する物語を着実に進め、同時にBL的な駆け引きを絡めてくるのが面白い!
そして二人のキャラも幼少期から掘り下げていて、人間的に欠けた部分とその背景が分かり、切ない想いも伝わってきます。お互いが無自覚に相手の心の闇に触れ、なくてはならない存在になっていく過程もすごく良い。
明らかに好き同士なのに上手くいかないのは、潤のとある決意のせい。これはかなり衝撃的でしたが、そうした考えに至るまでの描写にも説得力があるので、悲しく切なくとても辛い。で、活きてくるのが一汰のマイペースすぎる性格。自然な流れで潤が癒やされる様子には、もらい泣きしてしまいそうでした。
事件は国の中枢に繋がる様相を呈し、目が離せない展開が続きます。全76話、完結済み。少々ぶっ飛んだところもある作品ですが、ぜひ最後まで読んでみて欲しいです。

嘘つきさん 電子 コミック

EELcomics 

弁護士×刑事。事件とバディと復縁と

嘘を見抜ける刑事が、さまざまな事件を解決しながら姉の死の真相を探る、ミステリ仕立てのBL。元恋人で相棒だった嶺士との関係と事件が複雑に絡まり合い、スピード感のある展開を楽しめました。
メイン二人が訳アリな匂いをぷんぷんさせながら始まる本作。真澄の(左遷されて)所属する部署の仕事内容は、刑事というより探偵っぽい派手さ。正直ツッコミたい無理のある展開もありますが、スルーできれば次々起こる事件に引き込まれ、夢中で読んでしまいます。
特に好きなのが、二人の出会いが描かれた過去編。嶺士が真澄に惹かれていくのがしっかり伝わってきて、きゅんきゅんできます。そこから悪役に徹しながら真澄を守り支える嶺士と、嶺士の裏切りに傷付きながら必死に立っている真澄。この関係性萌えがとても良い!
途中からは敵対していたのが嘘のようにバディ復活!といってもわだかまりは残ったままで、嶺士への疑惑も深まるばかり。真澄の能力にも重要な秘密が隠されていて…と、どこまでいっても目が離せません。
全83話で完結済み。事件ものとしてもバディものとしてもとても面白かったです!

冷川の変化がもっと見たいのですが!

カラーページ、全3話の番外編とお遊び的な短編がちょこちょこと。
小さな呪いのエピソードはあまり深刻さが無くて、みんなでわちゃわちゃ解決していく感じでした。最終巻組全員集合のにぎやかな日常です。主役コンビの関係性は、三角が冷川のおかん化しちゃった雰囲気を感じました笑。
解決に向かう道中、三角と冷川は別行動でBL的萌えとかはないかな。チームコミュ強とチーム社会不適合は笑っちゃう。女子高生と冷川の組み合わせはちょい新鮮。
よく分からなかったのが、「迎系多エピソード幻のネーム」。この後何を描く予定だったの!?と気になるところでブチっと切られて消化不良です。
冷川はまだまだ変わっていきそうなので、もっと日常エピソードで見せて欲しいなあと思いました。