umeairさんのマイページ

レビューした作品

マスターレビューアー

女性umeairさん

レビュー数321

ポイント数3693

今年度1位

通算--位

  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • 映像
  • ゲーム
  • 特典
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

愛犬が結ぶ、甘やかな年の差恋(×ミステリー要素も)

犬が準主役になっていたり、活躍するお話が読みたくて
こちら手に取りました。

舞台はアメリカ、美貌の年上御曹司×小学校教師の日本人、
というカプ。

こちらシリーズでアメリカ人富豪×日本人のお話なのですね!
自分はこの一作がシリーズ初読みでしたが、
全く問題なく読めました☺︎

攻め・ラッセルと受け・樹、38歳と26歳という一回り違う
年齢差と、甘酸っぱくウブウブな両片思いに萌え…!

樹の愛犬・タフィがラッセルの別荘の敷地内に
迷い込んでしまったことで出会う二人、
タフィグッジョブ!となでなでして褒めてあげたい(U・ᴥ・)

双方の視点に入れ替わり描かれる中で、
互いに意識し合い、まるで初恋かのようにドギマギしてる
二人の様子が可愛かった…!

男前なラッセルに”可愛い”なんて言ったら憤慨されてしまいそうだけど...w
初めて本気になった相手にうまくアプローチできず、
不器用になってしまう様子が可愛らしくて愛おしかったです(*´˘`*)

近隣の犬が次々と行方不明になり、
謝礼金を出す…と知らせを出すと戻ってくる、という
ちょこっとミステリーや、最後には
とある犯人グループに二人が襲われるというシリアス展開もあり。

わんこの事件の方は解決は割とあっさり、
犯人のヤンキーもすごく素直に言うことを聞き、
ちょっとそのスムーズさに拍子抜けしたりもしましたが、、

大きくシリアス展開に傾くこともなく、
良い意味で平和でほのぼの、甘い二人の恋に浸れるお話でした◎

やっぱりワンコ(人間ではなく、リアルな)が出てくるお話は
和みますね✨

ラッセルがシェパード犬・ファッジを引き取ることになり、
「これで樹に犬の相談(という会うための口実)ができる!」と
心躍らせているラッセルも可愛かったです。
(結局攻めは「可愛い」に戻ってしまう〜笑)

ビックリだったのは、二人の初体験がまさかの!シチュで
まさかの場所で…になったこと。

いや、いつ犯人たちが押し入ってくるとも知れぬ
場所でよく体を繋げられたな…!という気がしつつも、
危機が訪れた時にこそ性欲は高まるんだろうな…と、
自分を納得させました( ̄▽ ̄;)

欲を言えば、くっついた後、その後の二人の姿が
もっともっと、もーーーっと見たかった…!

自分の正体を明かし、驚きながらも樹がそれを受け入れ、
ハッピー…!の、その先。

きっと交際は問題なく順調に進んでいるのだろうな、とは
思うのですが、二人の恋人同士のイチャあまをもっとー!と
求めてしまう気持ちは残りました。

とはいえ!

甘やかな気持ち、年上スパダリの溺愛に浸りたい時に
また思い出してぜひ読み返したい一冊。
シリーズの他のカプも気になるところなので、
少しずつ集めて読んでいきたいと思います。

事件の真相に迫りつつ、二人のラブ面も変化の兆し!師弟×中華風ファンタジー続刊

師弟で幼馴染の中華風ミステリー×再会愛、第2巻です。

初めに1巻に出てきた人物たちの相関図が付いているため、
1巻ぶりに読む方にも分かりやすいかと☺︎

濡れ場はないのですが、ラブ面で1巻では激ニブだった
宵星(しょうせい・受け)の気持ちや表情に
徐々に徐々に変化が生まれつつあるのが分かり、
大きなにやけ&萌えポイントでした(*´∀`*)

父親が暗殺され、その真相を師匠・宵星(しょうせい・受け)と共に
探ることにした申鳳(しんほう・攻め)。

この2巻はレビュータイトルどおり、事件の真相に近づきつつある…
というか、絶対的に怪しい人物・申凌(しんりょう・攻めの兄)の出自と
過去が明らかにされる巻でした。

宵家の血筋の者しか使えないはずの術が
使えてしまう申凌。
ラスト、その申凌の手にかかった申鳳はどうなってしまうのー!!と、
えーーーー続きを!!というなんとも絶妙なところで終わっています。
くーっ...!

申鳳とは別に、独自に真相探索に乗り出した
申鳳が唯一仲良くしている兄(四男)・申丹(しんたん)が
ここでひとっ働きしてくれるのではなかろうか…!!
と予想(というより願望?)してます。

そして肝心の、攻め受け2人のラブ面。
個人的お気に入りキャラ・薬屋の次男坊・尤蘭(ゆうらん)が
良い感じに宵星を刺激してくれていて、ナイス!(*´艸`)

申鳳→宵星への激重感情と激愛が
他の人に移ってしまうことなんて「ないない!」と
読んでいるこちらには丸わかりなのですが(。-∀-)

ちょっと不安になったり、申鳳のことを意識しちゃって
目が合わせられなくなってる(元)師匠・宵星、
かっわいかったです。かっわいかったです…!
(大事なことなので2回...)

この巻はもうまず表紙からして
攻め・申鳳の執着具合が伝わってくるのが最高ですね✨
バックハグ…というか、ほぼ羽交い締め。(好き)

頬に手を添えられた宵星もどことなく
はにかんだ表情をしているのがたまらないです。

作中で宵星の言動に翻弄され、
懸命に想いを伝え「好かれたい」とストレートに表現する
申鳳の求愛にも、萌え悶えました//

1巻を読んで疑問に思った、
「大切な師匠の一族を、父の命令どおり皆殺しにしてしまう」
という申鳳の行為にはやっぱりまだかなりモヤつくし、
それを50年経ったからといって許せるものなの?宵星師匠...

とも思うのですが;

そこのところを抜きにして、
二人の近づく心理描写にドキドキ、ときめき感じる2巻でした◎

事件の背景がかなり見えてきたとはいえ、
真相解明はまだまだこれから。
二人の”キス”より先もまだこれから…!

ということで、続く3巻を期待して待ちたいと思います。

「神」かなあ、「萌2」かなあ…と迷ったのですが、、

まだ萌えの頂点とは言えないかな...!と
神寄りの「萌2」とさせていただきました。

★修正:なし(描写なし、キスまで)


ミステリー面の解決もラブ面の進展も、まだまだこれから。中華風師弟ファンタジー

宇野ユキアキ先生のこちらのシリーズ、
ずっと気になっていたのに拝読しておらず、
新刊(2巻)発売を機に手に取ってみました。

おおお、これからどうするどうなるの…!?
と、ミステリー好きにはたまらずワクワクする展開です。
(あと個人的に長髪攻め大好きなので、萌えツボをぎゅぎゅっと
押されました)

中華風のファンタジー×ミステリー、師弟関係で幼馴染で
敵対関係(?たぶんこの辺は攻めの父の誤解)の二人の再会BL。

再会した際、申鳳(しんほう・攻め)が
”50年ぶり”と言っているので、ちょっと普通の人間世界とは
違う世界観のお話なのかな..

ちょっと自分の中で最後まで解せなかったのは、
宵家の者を皆殺しにした申鳳の気持ちと、
50年後に再会してそんなに怒った様子も見せない宵星の心のうちです。

父親が「宵家の仕業だ」と断じた妻の殺害事件を
”違う”と感じながらも、「証拠がある」と言われて
自分が全て殺害を引き受け、宵星(しょうせい・受け)だけを
逃がしたー

ということなのですが、いくら大好きな宵星だけは
逃したといっても、自らの手で一族皆殺しにしたって
酷すぎる、と思うのですが、、

で、「赦した」と語る宵星、心広すぎ、、
うそーーー!?と思ってしまうのですが、、

この50年前の宵家皆殺し事件も、
実は申鳳の手によるものではない…とか、
そういった事情があるのかな。。?
(なんとなくですが、本当に申鳳が手にかけていそう)

と、なんだかちょっとこの因縁の関係の割に、
再会後さらっと仲良くなっている感じが
解せないなあ…と思うところでした;

申鳳の兄・申凌(しんりょう)の腹の内が見えず、
なんだかきな臭い香りがしてきた後半〜終盤。

申鳳父の暗殺の真相、そして50年前の申鳳母の暗殺についてなど、
続く2巻で解き明かされるのかー

そして申鳳の想いには鈍感な強気美人受け・宵星との
ラブ面はどう進行していくのか。

ワクワクしながら、続刊に進みたいと思います☺︎


★修正:なし(キス描写のみ)

思いがけず涙が( ; ; )江ノ電の走る街、偶然の出会いから始まった物語

レビュータイトルどおり、読みながら思いがけず
涙が出てしまいました。
親の虐待描写が出てくるお話は辛いですね。。
(※暴力描写、受けが暴力を振るわれて顔がボロボロになっている描写など
出てきますので、苦手な方、ご注意ください)

江ノ電の走る鎌倉の街に住む主人公・高2の碧(あお)。

ある日、駅のホームでベンチに座り、タバコをふかしている青年
(…と思いきや、のちのち同い年だと発覚)・湊(みなと・攻め)に
出会います。
「ここは禁煙だ」とツンツンな態度で注意をしたところ、
腕をつかまれその痣を見られ、「大丈夫?」と聞かれ…

そしてまた別の日、同じ場所で再会した二人。
そこで湊から、定食屋で働く彼の作る弁当を食べ、
感想を聞かせて欲しい、とお願いされた碧はー

と続く、海辺の街で始まるラブストーリーです。


こちらてっきり、攻めによる受けの救済物語だと思って
読んでいたのですが...

そんな分かりやすく、シンプルなお話じゃなかった…!(°_°)

碧は結局ずっと父親の暴力に晒され、父の転勤に伴って
引っ越し、湊と別れるまでそれは続きます。
むしろ湊との交流等々がバレ、暴力はエスカレート。

二人の別れの直前、腫れて痣を作った碧の顔、
なんでもないように振る舞い会話をする碧の無理をした笑顔、
それがなんとも痛々しくて辛くて悲しくて、涙が出ました。

なんとかその環境から救い出したいと思っても、
攻め・湊も碧と同じ17歳、叔母の定食屋で働く身としては
それは難しいよね、そうだよね、と。。

手作りのお弁当を渡し、碧の体を心配する言葉をかけ、
碧に束の間の癒しを与える、それで精一杯だよね...

「好きだ」と想いを告げ、かけがえのない存在になった碧のことを
守りきれない。救い出せない…
そんな湊の感じるやるせなさ、歯痒さが
痛いほど伝わってきて、胸締め付けられました。

そして5年後の再会。
冒頭の場面に繋がります。

欲を言えば、この詳しくは描かれていない
「5年間」こそが、自分がものすごく知りたい部分だったな、と…!
(この点、「神」か「萌2」か迷ったところ)

碧自身の口からサラリと語られてはいるけれど、
父親の反対を押し切り大学に進学して、留学して、
外資系企業に就職して…

その苦しくも希望を見出し努力した過程、
きっと折に触れて思い出していたであろう湊を思う心情、
そういったものをじっくりと追いかけたかった気がします。
(攻め・湊の視点でも見てみたかった…!)


とはいえ!

なす術なく別れることになった二人が
もう一度出会い、言葉で想いを確かめ合い、
抱き合う様子には感無量です。

自分の力で道を切り開いた碧がキラキラ眩しかった..・:*+.

切ない展開なだけに、作中で描かれる
二人のほのぼのとした時間がとても輝いて見えて
印象に残りました。

特に、17歳の二人が一緒に水族館に出かける場面。
(江ノ島水族館、まだ行ったことがなく…!行ってみたいなあ)

港が「碧に似てる」と言った”フウセンウオ”、
これが本当に可愛くて!(*´艸`)
思わず画像検索してふふふ、と笑ってしまいました。

イルカショーでびしょびしょになり、
笑い合う場面なんかもほっこり、幸せな気分に。

切なさの後、訪れる幸福感にじーんと浸る。

ああ鎌倉・江ノ島に出かけたいな、
江ノ電に乗って海を見たいな…と思える、
心に染み入る素敵なお話でした・:*+.


★修正:なし(描写はありますが露出なし)電子シーモア

陽向の嫉妬、”甘えたいし甘やかしたい”郎、二人揃って最高に可愛い

昨日友人おすすめされて読み、きゅんゴロゴロ…が止まらなかった本編。

発売当時のアニメイト有償特典、電子版が
シーモアで読むことができるなんて感激、本当にありがたいです…!(*´◒`*)

こちらの小冊子、陽向(受け)の嫉妬と拗ねあり、
あせあせする郎(トキ・攻め)あり、最後に二人のラッブラブエッチあり…と、

”ありあり尽くし”の大満足の一冊でした。


恋人になったことに浮かれ、
実は郎が結構モテることを失念していた陽向。

会社帰りに通りかかった郎のバイト先のファミレスで
郎を待ってみようと思ったところ、
女の子に食事に誘われながら出てきた郎を目撃!

にっこり笑顔で「先帰るね」と告げる陽向に
ギャッ!!!と色々察し焦る郎、家に帰ってからも
「…もう怒ってねぇ?元気なった?」と恐る恐る
様子を窺うのが本当にたまらなく可愛い...

一緒にお風呂…と誘うも「………やだ」と答えちゃう陽向、
その後すぐに郎のほっぺに”ちゅ”として謝る陽向も、
もーーーーどうしてこんなに可愛いのかーーーーーー!!!!!
ここだけでも萌えが爆発します。。

そして無事二人でお風呂に入り(この場面は描写なし)、
その後の激しく濃厚であまーーーーいエッチ。

陽向の体のことを考え、「今日はここでやめとくから」と言う
郎に「もうちょっと…してもいいよ」「したい気分…かも」と
ベッドに横たわったまま、上目遣いで告げる陽向ー…!!!

可愛い可愛い可愛い、可愛いと萌えが爆発して
ちょっと動悸がおさまりませんでした、、、落ち着け自分の心臓。。

「言ったな」
「後悔すんなよ」

のセリフを放つ郎の”雄”の顔もたまらない//

その後散々貪られ、くたぁ…となった陽向を
満足げにお姫様抱っこしている郎ワンコの姿にも、
また萌え転がってしまいました。

こちらを読むと、またもう一回本編を読み返したくなりますね...
本編→小冊子→本編…の無限ループが止まらない、
ラブに溢れた可愛い小冊子でした♡

手放したくない一人のΩを手に入れるのは…兄弟の執着愛と三角関係

Kindle Unlimitedにて拝読したこちら。

佐藤さなゆき先生の、シリアス・仄暗さ漂うオメガバース…!
これ、兄弟どちらに肩入れするか、でまた評価が変わってきそうな
気がします。

自分は正直、廉司(兄)よりも、衛司(弟)の方に惹かれてしまったかな。。
婚約者を使って自分に縋り付くよう仕向けたり、
兄から陽(はる・受け)に届いた手紙を隠してしまったり…

自分でも愚かしいと分かっていながら、
そして陽の気持ちが兄にあることも知っていながら
陽を手放せなかった衛司の苦しみや葛藤、人間くささに
切なさを感じ、応援したくなっちゃいました。

ただ!文字どおり陽以外の全てを捨てて、
彼を手に入れるためだけに生きてきた兄の執着はすごい。

ただただ受身の姿勢なのかな?と思われた陽が、
最後の最後には「欲しい」とその思いを口にし、
自らの手で廉司を選び取るー

そんなラストに「よく決断したね!」と拍手を送りたい!

実はとんでもない執着α・廉司に囲われるような生活が
始まった陽だけど、この先何をどうしていくの..?
というところ、「番になったその先」を見てみたいです。

主体的な姿勢が「番を選び取る」ところで終わるのではなく、
その後の自らの人生もαにただただ委ねるだけでなく
切り開いていく…そんな姿が見たかったな。

★修正:白抜き(発光)(Kindle)


”俺様”と”一途健気”が両立する(&激しく萌える)ことを知る

はーーーーー星5つじゃ足りないーーーーー!!

友人のおすすめで手に取ってみたこちら。
昨年の発売からちょっと時間は経ってしまっていますが、
おすすめしてくれた友達をハグして感謝を伝えたい…!

というほど、試し読みからハートを鷲掴みにされ、
萌えに萌えて萌え転がってしまいました//

年上受けを「お前」呼びする年下攻めに、
まさかこんなにキュンキュンするなんて。

胸のときめき、止まらないよ…!
読後このレビューを書いている今も、心臓がどくどくいってます。
依子先生初読みだったのですが、気になって他の作品も
カートにインしてしまいました。

幼馴染の同級生・誠に長く片想いしている陽向(ひなた・受け)。
しかし誠には彼女がいて(その彼女と陽向も良好な関係)、
ある日その彼女と”同棲を考えている”ことを打ち明けられます。

打ちひしがれて帰ったところ、
なぜか誠の弟・6歳年下の郎(”トキ”と読む・攻め)が
「親と喧嘩した」と言って押しかけてきて、
そのまま流されるままに同居生活が始まってしまいー

と続く、攻め→受け→攻めの兄、という
攻め受け双方が切ない片想いをしているお話です。

実は余裕のある”溺愛年上スパダリ”が萌えど真ん中の自分。

けれど、けれど…!

強引そうに見えてピュアっピュア。
無自覚天然翻弄系の陽向の言動にいちいちキュンとしてる様子は
わんこ。

時には「なんで俺じゃだめなの」と独占欲をあらわにすることも。

そして受けがピンチの時には颯爽と現れ、
カッコよく救ってみせるー

こんな可愛すぎる郎のこと、好きにならずにはいられない!
ときめかずにはいられない…!✨

みなさまが口々に「可愛い」「可愛い」と
レビューで大絶賛しているのも大・納・得!!です。
顎がガクガクするほど頷いて賛同したい。

まだ想いが通じ合う前、
耐えきれなくて素股にまで持ち込んだのに、
自分から陽向にキスした後には
一週間実家に戻っちゃうしおしお具合とか。
(”キスは特別なことだから…”って言い訳が、
またもーーー可愛いのなんの!)

陽向が無自覚に天然癒しオーラ・可愛いオーラを
放出すると、口元がむむぅ、っとなって
”可愛い可愛い可愛い可愛い!!”って気持ちが
抑えきれてないところとか。

初めて体を重ねた後、(十分気をつけて優しくしたつもりだけど)
「俺またあんなふうになっちゃうと思う」
「もうしたくないなんて言わないよな?」

と、心配そうに陽向の反応を窺うところとか。

もう、とにかくその言動や表情、何から何まで
一途で健気で(俺様なのに!)可愛くて、
許されるならば床をゴロゴロ〜、ゴロゴロ〜としながら
萌えを噛み締めたいぐらいでした(*´∀`*)・:*+.

で、そんな可愛さMAX!!な攻め・郎くんを
「お兄ちゃん」として可愛がりながらも、
絶妙なタイミングで郎に甘えて悶絶させる受けの陽向もまた、
最っっっ高に可愛い...

可愛い×可愛いの詰め合わせで掛け合わせ。

仕事をして疲れきった夜、
最っっ高に癒しの一冊を堪能させていただきました..✨


★修正:白抜き(発光系)(電子シーモア)

全寮制高校という箱庭、そして二人を縛り付けるものからの脱出と旅立ち

健気受け・燕の健気さと頑張りが光る下巻だったなあ…

グッとくる夜明けの物語だったのですが、
攻めのカッコ良さも感じたい自分としては、
椎名にももうちょっと自分から動いて欲しかった、
頑張ってほしかった…という思いも残りました

両親の事故死に絡んだ椎名を恨み、
”お目付役に”という使命をチャンスと捉え、
復讐のために椎名に近付いた燕。

上巻では、全寮制高校の箱庭の中で歪に始まる二人の関係、
そして互いに絆されていく様が描かれていました。

この下巻で描かれていたのは、その箱庭からの旅立ち。

椎名視点で語られる幼少期、燕の両親との思い出が..
切なくて、胸を切られるような思いでした。

椎名と燕、どちらも”自分のせいで”二人が亡くなったー
と、自分自信を責め続けてきたのですね( ; ; )

特に自分が言い出したことで車移動することになり、
二人と共に事故に巻き込まれた椎名の傷は
大きかったのだろうなあ..

「本当は、両親の死が椎名のせいではないことは分かっていた」
という燕の独白。

事実として分かってはいても、それを受け止めるまでには
とてつもない葛藤があったことが分かるだけに。。
”赦す”こと、椎名を受け入れることができた燕の成長と強さが
光って見えました。

そして10年後の再会ー

ここ、感動的でうるっときたんですが、
取材後に「この後話したい」と切り出すのも、
別れ際呼び止めるのも、どちらも燕からなんですよね。。
(取材後、椎名の方からも何か言いかけてはいるのですが)

欲を言えば、特に最後の呼び止めシーンは、
椎名の方から(たとえカッコ悪くても)縋り、
”燕が必要だ!!”と言い切って欲しかったかな..

と思いますが、その分燕の一途さ、健気さに
心打たれ、グッとくるシーンでもありました。

その後の二人、描き下ろしの番外編では
椎名視点で”二人で家を借りよう”という独白もあり、
やっとやっと見えた二人”共に生きる”未来に拍手…!

ここから3年後、5年後、そして10年後の二人の姿も
見てみたいなあ。

長髪攻め好き人(びと)としては、
再会時には長髪になってた椎名の見た目も
萌えツボを刺激してくれました(*´˘`*)

長い長いトンネルを抜け、
幸せを手にした二人。
これからはずっと一緒に、たくさん笑っていてほしいー…!

そんなふうに思い本を閉じた、夜明けの物語でした・:*+.


★修正:tnトーン(電子シーモア)

月も星もない夜、見上げた光に導かれて。じんと胸に響く芸人BL

やっぱり大好きだなあ、久我有加先生。。

先生の「芸人シリーズ」初期のこちら、
やっとやっと、読むことができました。

軽快な関西弁のリズムが読んでいて心地よく、
思わずセリフをちょっと声に出して呟いてしまったほど。

タイトルの「月も星もない」は本編に出てくる二人の出会いの
印象的なシーンを表したものですが、あとがきによると
”ツキもスター性もない”という意味も掛け合わせたものとのこと!

うーーん、うまいっ!!と思わず唸ってしまう。

こちらの一作、芸人シリーズ最初のカプでコンビ、
「バンデージ」の土屋も審査員として登場していて、
成長っぷりにじーーん..としました。

彼らが高校生だった頃から知っているため思い入れも強く、
30代中盤に差し掛かった二人の軌跡に、想いを馳せてしまいます。

そしてこちらの本編、互いに(ちょっと状況は違いつつも)
相方から見離された者同士が流れで体を重ねてしまい、
相方としてそして恋人として新たなスタートを切ることになるー

ざっくりと、そんなお話です。

自分は元相方に才能を見出され、
誘われるがままにこの世界に飛び込んだー

という思いから自己肯定感の低い主人公・温(はる・受け)。

そんな温の手を取り、ワンコのように懐いて
毎日バイト先まで通って口説き落とした新・相方であり恋人でもある秀永。

温の元相方と、彼ら二人の元恋人
(秀永にとっては、寝た相手?)であった女性が
とんでもなく腹が立つ二人なのですが、
おどおどすることなく、ちゃんと「怒る」&「叱る」ことができた
温、大人だし精神的な成長、強さを身につけた姿が見られて
頼もしかったです。

コンビとしての年収2万5千円、という状態から
(月収ではなく、年収!!!)秀永とコンビを組んで一年半、
ついについに星を掴むまで。

紆余曲折ありまくり、涙を流し、傷つきながらも
真摯にお笑いに取り組む温を心から応援しながら一気読みです。

最後の最後、漫才コンテストのシーンでは、
きっとこうなるよね…! と予想しながらも
温・秀永と同じくらいドキドキ、緊張して手に汗かいてしまいました。

あれよ、あれよという間に体を繋げ、
なし崩しに始まった彼ら二人の恋愛関係ですが...

二人の関係、気持ち(特に温側)が徐々に徐々に高まり、
重なり合っていく過程の描写が見事でした...ため息...

温がメガネをかけている時は相方として、
外している時は恋人として…というオンオフスイッチもまた、
素晴らしいアクセントになってたなあ。。と。

二人のすれ違い時には、”オフ”のはずなのに
仕事の時の呼び名で呼ばれ、温がひどく傷つく描写など、
この「切り替え」設定が本当にうまく使われていて、
読んでいるこちらもハラハラ、ドキドキ、臨場感を味わいました。

そしてこちらのコンビのお話、これで終わりではなく
続編があると!

迷わずカートにイン、この週末、続編も続けて
じっくり味わいたいと思います☺︎・:*+.

ツキもスター性もなかった二人が空を見上げ、
パイロットランプに願った願い。

その願いがついに、ついに…!というラストシーン、
自分もテレビを見ている気持ちで力一杯拍手を送りたくなり、
熱い気持ちでいっぱいになるエンディングでした✨

”箱庭”のセレブ学園寮が舞台の、絆され愛

えーーっ、燕(つばめ・受け)ってば絆されるの早過ぎーーーー!!!
散々意地っ張り・強気なところを見せておいて、
なんでそんな簡単にパクッとtn...を咥えてるの!?

と、途中一気にさーっと冷めかけて…からの、
後半明かされる燕のトラウマ、裏事情でオチがつき、
「なるほど…!」と唸りました。
(が、それにしてもあんなにサラッと男のtnkを咥えられるものか!?という
戸惑いはちょっとだけ残ります;)

ある日突然、御曹司のお目付役として
セレブの通う学園に半強制的に転校させられた燕。

その相手というのが、実は初対面ではなく、
燕にとっての因縁の相手とも言える人物・
一つ年上の椎名(しいな・攻め)でー

と続く全寮制学園、先輩×後輩ものです。

後半を読み、燕が個人的な「復讐」を遂げるために
お目付役を引き受けることにしたことを理解し、
前半〜中盤までのちょっと強引に思える展開に納得です。

…いや、でも本当繰り返しになってしつこいなと
思うのですが、絆されるのはやっぱり早いかな…と思う..
心情変化に唐突感があるのは否めないため、
絆されていく過程をよりじっくりと追っていきたかったな、
という気はしました;

ただ。
俺様傲慢、非道な人物か!?と思われた
椎名がさりげなく燕を守ろうとしていたり、気にしていたり。

そして”そういう関係”になってからは
もうほぼ完全に絆されて愛おしくなっちゃってるよね、という
態度や表情には、キュン...とときめく..

弱ってる攻めのい心を寄せていっちゃう燕の気持ち、
分かる気がします。

椎名の父親が社長を務める黛(まゆずみ)グループに
勤めていた燕の両親(母親は椎名の家庭教師)。
交通事故で亡くなった両親の事故をきっかけに
残された燕や祖父母はマスコミに追われるようになり、
燕の人生は一変してしまいます。

しかも事故直前に両親へ言い放った言葉が
トラウマとなり、燕を今も苦しめ続けていて…

自分がもし、燕の立場だったら…と考え、
苦しくなるシーンでした( ; ; )

因縁の相手でありながら、その抱える孤独と寂しさに触れ、
自分と重ね合わせて次第に絆されていくー

もう互いに完全に心を許したように見えるけれど、
続く下巻でどんなことが起こるのか..

ドキドキ、ハラハラしながら
箱庭での彼らの物語を見届けたいと思います。


★修正:なし(描写はありますが局部の露出なし)電子シーモア