『美しい彼』のその続き、『憎らしい彼』がどうしても読みたくて、
いつもは「小説Chara」さんしか購読していないのですが、
漫画雑誌のほうのCharaさんもお迎えし拝読しました。
以下、読んだもの・特に印象に残ったものの感想を☺︎
「憎らしい彼」が最高オブ最高すぎました…!✨
あと、キャラ文庫小説大賞の結果発表とその講評が、
読み応えがすごくて小説書きというわけでもないのに
読み込んでしまった…!
なかなかに手厳しい(けれど愛を感じる)言葉が並んでます。
今回受賞された方も、残念な結果に終わってしまった方も、
心から応援したい…と思える講評でした。
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◆憎らしい彼(北野仁先生)
甘い同居生活を送る二人に、まさかの別れの危機ー!?
…いや、もちろん平良の早とちりというか、先走ってのことなのですが。
もーーー、こんな奴に俺は心底惚れちまってる!
こんな最底辺の奴に愛を乞い、一緒肉よざしたいと思っちゃってる!
と、自分にプンスカしている清居が愛おしすぎて好きすぎて。
巻頭に宣伝のあった、ひらきよの「わちゃぬい」、気づいたら予約してました…
「憎らしい彼」編、今後も楽しみでしかない見事なスタートでした◎
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◆好みじゃなかと3rd(見多ほむろ先生)
大っっ好きなシリーズ!!
相変わらずすぐ嫉妬する槙(攻め)さん、熊さんみたいで可愛い(*´◒`*)
九州方言も最高です✨
一方、お話はシリアスな方向へ…
材質偽装の疑いが出た三条工業、その黒幕が判明か!?
しかし、その疑惑の人物は今まさに幸典の父と食事中でー
と良いところで終わり、むず痒い!!
槙さんの「話したいこと」の内容も気になりすぎて、
次号も読むしかない展開。
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◆悪役令息は逆ハーレムから逃げ出したい(高城リョウ先生)
第3話。ここから読み始めましたが、あらすじのおかげもあり
大きく引っかかることなく読めました。
過去に回帰し、断罪された過去をやり直す侯爵家嫡男・リュカ。
実は王族の黒髪執事・クロードが麗しい…!
本当に絵が大好きな作家様です。
仮面舞踏会でのリュカからの大胆すぎる「穢されたい」という熱烈告白に、
クロードは応えてくれるのかー
(もちろん応えてくれるよね!!)
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◆9年目の伏線回収(丸山ハシシ先生)
こちらデビュー作とのこと!デビューおめでとうございます☺︎✨
学生時代のトラウマが原因で、殻に閉じこもっている主人公・秋人(あきと)。
心許せるのは、同級生だった陸だけでー
という親友同士の両片思いものです。
メガネを外すと実はーというタイプの受け、好き...( ̄▽ ̄)
”アインシュタインリスペクト系”って系統、初めて聞くワードで
面白かった!
ラストで素顔バレしてしまった塾の生徒との三角関係になるのかー!?
と、気になるところです。
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◆夢の終わりで待ち合わせ(仁嶋中道先生)
第3話、幼馴染同士の再会×添い寝ラブストーリーです。
朔(受け)の気持ちに気づいた様子のない、
激ニブな旭人(あきと・攻め)の様子が焦ったい。。
早く気付いて、安眠できるようにしてあげてー…!
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◆はきだめと医者(新連載・烏丸太郎先生)
”はきだめ”と呼ばれる地域の診療所に新しく赴任した医師・宇佐見(受け)。
見るからに怪しい男・自称”自警団”(実質ヤクザ)のシン(攻め)に
食事処で声をかけられてー
と始まるお話。
これ、すごく好きなお話な気がして
まだ初回ですがワクワクした…!
シンに気に入られてしまい、”イロ”と呼ばれるようになって
憤慨する宇佐見の気持ちが、これからどう変化していくのか。
楽しみー!
久我有加先生の、可愛らしい和風ファンタジー・:*+.
先生初めてのケモミミ攻めとのこと。ぴこぴこ動く狼耳が可愛かった☺︎
Kindle Unlimitedにて拝読しました。
久我先生ならではの軽快な大阪弁が耳に心地よい、
山神さま×森林学科の大学1年生の婚姻譚です。
ほぼ10年前の作品ですが、素敵な作品は
本当に色褪せないんだなあ…としみじみ感じる、癒しのお話でした☺︎
主人公は大学一年生の穂高(ほだか・受け)。
山奥にある亡き祖酒母の家を整理しに訪れる途中、
お腹を空かせて倒れていた大きな犬に、おにぎりを与えます。
するとその後、祖父母の家へ辿り着いた穂高のもとへ
「自分は山神だ」と名乗る大柄・黒髪長髪の男性が訪ねてきます。
そんな話は信じられず、悪戯心のわいた穂高が
コスプレ(だと思いこんだ)その男性のケモミミに
触ると、「なんちゅうことしてくれたんや!」と男は狼狽、
自分と穂高は結婚しなければならない、と言い出しー
と続きます。
狼耳のぴょこっと飛び出た山神さま・颯(はやて・攻め)も
カッコ可愛いんですが、その眷属的存在・
スズメのクリとマメの2羽がとんでもなく可愛くて可愛くて!
作品の中の大きな癒しでした(*´˘`*)
可愛いだけじゃなく、穂高がピンチに陥ったときには
怒ってムカデを使役しちゃったりする、頼もしいところも。
突然神様に「嫁入りせよ」と言われて戸惑いまくる穂高ですが
(そりゃそうだ)、颯の慈しむような目、態度、優しさに
どんどん惹かれていく様子が手に取るように分かり、
「もう、黙って結婚しちゃいなっ」とムズムズ、
背中を押す気持ちでワクワク読み進めました。
初めての気持ちに戸惑っているのは
攻めの颯の方も同じで、それゆえの誤解も生じ、
ちょっとしたピンチも訪れるのですが…
颯爽と表れて穂高を救い出す颯、
そして穂高の告白に関西弁で答える&応える様が
男前!!!
祝言をあげる二人、白無垢姿が穂高にとてもよく似合っていて
金ひかる先生のイラストを見ながら幸せな気持ちに浸りました。
(表紙イラストも白無垢姿ですね୨୧)
悪役なんだろうなー、と思っていた狢(むじな)が、
単純な”黒”ではなく彼には彼なりの事情があり、
全くの悪人ではなかったところも、個人的”グッとくる”ポイント。
穂高を拐い縛り付けながらも、
傷つけないようタオルを巻いて…という配慮が見られ、
憎めず意外にも(?)好感の持てるキャラでした。
大学でしっかり勉強したいから嫁入りはできないー
この穂高の決心はどうなるの!?とハラハラしていましたが、
そうくるか!と、山神さまの男気溢れる決断に納得。
夫の通い婚、アリ寄りのアリ!!(*´∀`*)
これから二人、人の少なくなった山里を守りながら
末長く幸せに暮らしていくんだろうな。
人の子姿になったスズメちゃんたちも
ほんわか可愛く、癒しのラストでした✨
しかし、人間の穂高と神様の颯とでは
寿命の違いがあるかと思うのですが、
そのへん、どうなんでしょうか。
とちょっと気になったり。
本編では特に触れられていませんでしたが…
なんとなく、穂高は次第に神様に近い存在になり
悲しい別れなどなく暮らしていけるんじゃなかろうか...
と思っています。
久我先生の新刊がもう拝読できないのは
本当に今も悲しくてなかなか気持ち的に受け止めきれないのですが、、
先生の御本、未読のものも既読のものも、
大切に大切に読んでいきたいと思います。
「獄寺さん」シリーズ特装版3巻の小冊子が
シーモアにて電子版で登場…とのお知らせを見て、
喜び勇んで早速購入、拝読しました。
全28P、なんと庄司がタイムスリップして
高校生・ヤンキー時代の獄寺さんと出会い…!?
というお話です。
高校生相手に本番は致してないけれど、
獄寺さんのを扱いてぴゅっとさせる描写あり。
河川敷で獄寺さんちの実家の犬・きなこに
抱きつかれて転がり、手当すると言われ獄寺家へー
つい、現代の癖?で「獄寺さん」と呼んでしまい、
「あ?なんで敬語なんだよ…」と言われてる庄司に笑いました(*´艸`)
金髪にピアス、きめっきめの獄寺さん、カッコいい✧
しかしそこでなんと!
着替えを出せ、と言われて庄司が間違えて開けた箪笥の中には
美しいランジェリーたち(?)が…
震えながら「俺のじゃ…ねえ…」と懸命に
ごまかそうとする獄寺さん、見た目のイカつさとのギャップが
すごくて、なんというかこう…萌えます。
そのままうるっと泣いちゃうところも可哀想可愛い。。
で、そんなふうに思うのはもちろん自分だけでなく、
庄司も同じ。
「大丈夫 俺知ってるから」「かわいい…」と言って
学ランを脱がせ、ランジェリー姿の獄寺さんのtn..を扱きます。
ランジェリー姿のまま庄司に扱かれ、
ぴゅくっとさせちゃう泣き顔獄寺さん、
とんでもない可愛らしさでした//
”これはどうせ夢だ”と思い、10代の獄寺さんに手を出してしまった
庄司だけど、その次の瞬間今度は現代へとタイムスリップ!
「なんでうちの実家の犬の名前知ってるんだ?」
と聞かれお互いキョトン。
と、ページをめくるとなんとその次には
リーマン現代獄寺さんの目の前に、高校生の庄司が現れてー!?
と、今度は獄寺さんがタイムスリップ!?と
なったところで小冊子は終了。続きがき、気になる...!
年齢逆転、だけど現代と変わらず庄司に甘く翻弄される
獄寺さん。
そんな姿が可愛すぎて、萌えツボをぎゅぎゅっと刺激される
一冊でした(*´◒`*)
★修正:白抜き(発光)(電子シーモア)
ランジェリー姿のまま…なので露出は控えめです
発売からちょっと時間が経ってしまいましたが、、
やっとやっとお迎えできた滝沢先生の新刊、良かったー…!
期待をはるかに上回る面白さでした。
まず、奈良千春先生のイラストが神すぎる✨
特に小さな王女の誕生日にシリル(受け)が手作りの
シルクベアを贈る場面。
シリルの右耳にはちゃんと細長いイヤリングが揺れていて、
可愛い王女様がぴょんぴょん飛び跳ねていて、
シリルの横で微笑んで立つエセルレッド(攻め)は
最高に麗しくて…
王の服装や装飾品など、細かいところまで描き込まれた挿絵が
物語世界をより味わい深いものにしてくれていて、
うっとり、恍惚...でした。
表紙の素晴らしさ、細やかさにも言葉が出ません。
ペアのシルクベアが、とんでもなく可愛いよーー...
と、イラストだけで長々と語ってしまいましたが;
内容も、恋愛模様のドキドキ・ときめきだけでなく、
次々起こる事件の行方にハラハラし、
284Pとボリューム厚めの一冊、駆け抜けました。
以下あらすじなしで、感想のみを。
受けのシリルくんが、もう本当可愛くて。
こんな健気な弟がいたら、お姉ちゃん必死で守るよ...
としばし妄想。(エセルレッドがいるから必要ないのですが)
エセルレッドに”囲われる”のではなく、
彼の力を借りながらも自力で事業を興し、
道を切り開いていく内面の強さにうるうるしてしまいました。
終盤、山場となる「腕から銃弾を取り出す」場面。
もーーー痛い痛い痛い!
痛いのと出血・流血苦手な自分は顔を歪めながら読みました。
そんなシリルの覚悟、嫁いでから得た強さに
胸打たれずにはいられません。
”オメガ嫌いの英雄大公”×”不憫健気な平民出身の庶子オメガ”
そんな二人の恋愛模様だけじゃなく、そこにしっかり事件が絡み、
シリルの成長、エセルレッドのシリルへの恋慕へと繋がっていくー
もう本当に中身のぎゅぎゅっと詰まった、
読み応えあるお話しでした。
シリルの頑張りも素晴らしいですが、
彼を溺愛していくようになるエセルレッドもまた、
可愛くて可愛くて!
「カッコよくて可愛い」って最高&最強だな…と
あらためて感じたのでありました。
奈良先生のイラストが神だ...(何度でも言ってしまう)
シリルに嫌われたくなくて、事あるごとに
”事例集”、ハウツー本を執事から受け取りパラパラめくる姿、
「英雄大公」のイメージからはかけ離れすぎてて可愛すぎ(*´艸`)
シリルが作ったシルクベアの宣伝のため、
重要会議にまで持ち歩いちゃう姿なんかも
想像すると可笑しくて可愛くて!
他の人がやったら正直ドン引きしてしまいそうなのですが、
彼だからこそキュンと萌えるし許せることだよね〜、とニヤけました◎
最後の最後、二人が体を重ねる場面も
もちろん感動的なのですが…
個人的に一番グッときて印象に残り、
舐めるように本文を何度も本文を追ってしまったのが、
互いの体に残る傷跡を見た時(シリルは兄からの折檻の痕、
エセルレッドは戦争での傷跡)、エセルレッドが告げる優しい言葉です。
「お互い傷を負った者同士、お似合いじゃないか俺たち」
恥ずかしさ、いたたまれなさを感じるシリルが、
この言葉をどれだけ嬉しいと感じ、喜びに震えたかー
頭の中で二人の様子をイメージし、
うるる、ときてしまったシーンでした。
ヤンデレ兄・ワガママ放題の弟と両親(伯爵夫妻)、
そして自称大公妃のローズマリー、その父親…
シリルの道を阻み、酷い傷を与えた彼らが
裁かれるラストにはぐーーーっと溜飲が下がりました。
そして、シリルが11歳の時に出会った”騎士様”。
読んでいるこちらには”彼”がまさに”彼”だよね、と
分かっており、いつお互い認識するのかなー、と
楽しみでした( ̄∀ ̄)
最後の最後に発覚する場面、くーーっと気分が盛り上がったなあ..
脇キャラ・シリルの家庭教師のメリッサ夫人も
とっても良い味を出してくれていて、好きなキャラでした。
攻め受け二人のキャラと恋愛模様に萌え、
疑惑と襲いかかる事件にハラハラし…
息つく間もなく駆け抜けた、最高に萌える一作でした☺︎✨
犬が準主役になっていたり、活躍するお話が読みたくて
こちら手に取りました。
舞台はアメリカ、美貌の年上御曹司×小学校教師の日本人、
というカプ。
こちらシリーズでアメリカ人富豪×日本人のお話なのですね!
自分はこの一作がシリーズ初読みでしたが、
全く問題なく読めました☺︎
攻め・ラッセルと受け・樹、38歳と26歳という一回り違う
年齢差と、甘酸っぱくウブウブな両片思いに萌え…!
樹の愛犬・タフィがラッセルの別荘の敷地内に
迷い込んでしまったことで出会う二人、
タフィグッジョブ!となでなでして褒めてあげたい(U・ᴥ・)
双方の視点に入れ替わり描かれる中で、
互いに意識し合い、まるで初恋かのようにドギマギしてる
二人の様子が可愛かった…!
男前なラッセルに”可愛い”なんて言ったら憤慨されてしまいそうだけど...w
初めて本気になった相手にうまくアプローチできず、
不器用になってしまう様子が可愛らしくて愛おしかったです(*´˘`*)
近隣の犬が次々と行方不明になり、
謝礼金を出す…と知らせを出すと戻ってくる、という
ちょこっとミステリーや、最後には
とある犯人グループに二人が襲われるというシリアス展開もあり。
わんこの事件の方は解決は割とあっさり、
犯人のヤンキーもすごく素直に言うことを聞き、
ちょっとそのスムーズさに拍子抜けしたりもしましたが、、
大きくシリアス展開に傾くこともなく、
良い意味で平和でほのぼの、甘い二人の恋に浸れるお話でした◎
やっぱりワンコ(人間ではなく、リアルな)が出てくるお話は
和みますね✨
ラッセルがシェパード犬・ファッジを引き取ることになり、
「これで樹に犬の相談(という会うための口実)ができる!」と
心躍らせているラッセルも可愛かったです。
(結局攻めは「可愛い」に戻ってしまう〜笑)
ビックリだったのは、二人の初体験がまさかの!シチュで
まさかの場所で…になったこと。
いや、いつ犯人たちが押し入ってくるとも知れぬ
場所でよく体を繋げられたな…!という気がしつつも、
危機が訪れた時にこそ性欲は高まるんだろうな…と、
自分を納得させました( ̄▽ ̄;)
欲を言えば、くっついた後、その後の二人の姿が
もっともっと、もーーーっと見たかった…!
自分の正体を明かし、驚きながらも樹がそれを受け入れ、
ハッピー…!の、その先。
きっと交際は問題なく順調に進んでいるのだろうな、とは
思うのですが、二人の恋人同士のイチャあまをもっとー!と
求めてしまう気持ちは残りました。
とはいえ!
甘やかな気持ち、年上スパダリの溺愛に浸りたい時に
また思い出してぜひ読み返したい一冊。
シリーズの他のカプも気になるところなので、
少しずつ集めて読んでいきたいと思います。
師弟で幼馴染の中華風ミステリー×再会愛、第2巻です。
初めに1巻に出てきた人物たちの相関図が付いているため、
1巻ぶりに読む方にも分かりやすいかと☺︎
濡れ場はないのですが、ラブ面で1巻では激ニブだった
宵星(しょうせい・受け)の気持ちや表情に
徐々に徐々に変化が生まれつつあるのが分かり、
大きなにやけ&萌えポイントでした(*´∀`*)
父親が暗殺され、その真相を師匠・宵星(しょうせい・受け)と共に
探ることにした申鳳(しんほう・攻め)。
この2巻はレビュータイトルどおり、事件の真相に近づきつつある…
というか、絶対的に怪しい人物・申凌(しんりょう・攻めの兄)の出自と
過去が明らかにされる巻でした。
宵家の血筋の者しか使えないはずの術が
使えてしまう申凌。
ラスト、その申凌の手にかかった申鳳はどうなってしまうのー!!と、
えーーーー続きを!!というなんとも絶妙なところで終わっています。
くーっ...!
申鳳とは別に、独自に真相探索に乗り出した
申鳳が唯一仲良くしている兄(四男)・申丹(しんたん)が
ここでひとっ働きしてくれるのではなかろうか…!!
と予想(というより願望?)してます。
そして肝心の、攻め受け2人のラブ面。
個人的お気に入りキャラ・薬屋の次男坊・尤蘭(ゆうらん)が
良い感じに宵星を刺激してくれていて、ナイス!(*´艸`)
申鳳→宵星への激重感情と激愛が
他の人に移ってしまうことなんて「ないない!」と
読んでいるこちらには丸わかりなのですが(。-∀-)
ちょっと不安になったり、申鳳のことを意識しちゃって
目が合わせられなくなってる(元)師匠・宵星、
かっわいかったです。かっわいかったです…!
(大事なことなので2回...)
この巻はもうまず表紙からして
攻め・申鳳の執着具合が伝わってくるのが最高ですね✨
バックハグ…というか、ほぼ羽交い締め。(好き)
頬に手を添えられた宵星もどことなく
はにかんだ表情をしているのがたまらないです。
作中で宵星の言動に翻弄され、
懸命に想いを伝え「好かれたい」とストレートに表現する
申鳳の求愛にも、萌え悶えました//
1巻を読んで疑問に思った、
「大切な師匠の一族を、父の命令どおり皆殺しにしてしまう」
という申鳳の行為にはやっぱりまだかなりモヤつくし、
それを50年経ったからといって許せるものなの?宵星師匠...
とも思うのですが;
そこのところを抜きにして、
二人の近づく心理描写にドキドキ、ときめき感じる2巻でした◎
事件の背景がかなり見えてきたとはいえ、
真相解明はまだまだこれから。
二人の”キス”より先もまだこれから…!
ということで、続く3巻を期待して待ちたいと思います。
「神」かなあ、「萌2」かなあ…と迷ったのですが、、
まだ萌えの頂点とは言えないかな...!と
神寄りの「萌2」とさせていただきました。
★修正:なし(描写なし、キスまで)
宇野ユキアキ先生のこちらのシリーズ、
ずっと気になっていたのに拝読しておらず、
新刊(2巻)発売を機に手に取ってみました。
おおお、これからどうするどうなるの…!?
と、ミステリー好きにはたまらずワクワクする展開です。
(あと個人的に長髪攻め大好きなので、萌えツボをぎゅぎゅっと
押されました)
中華風のファンタジー×ミステリー、師弟関係で幼馴染で
敵対関係(?たぶんこの辺は攻めの父の誤解)の二人の再会BL。
再会した際、申鳳(しんほう・攻め)が
”50年ぶり”と言っているので、ちょっと普通の人間世界とは
違う世界観のお話なのかな..
ちょっと自分の中で最後まで解せなかったのは、
宵家の者を皆殺しにした申鳳の気持ちと、
50年後に再会してそんなに怒った様子も見せない宵星の心のうちです。
父親が「宵家の仕業だ」と断じた妻の殺害事件を
”違う”と感じながらも、「証拠がある」と言われて
自分が全て殺害を引き受け、宵星(しょうせい・受け)だけを
逃がしたー
ということなのですが、いくら大好きな宵星だけは
逃したといっても、自らの手で一族皆殺しにしたって
酷すぎる、と思うのですが、、
で、「赦した」と語る宵星、心広すぎ、、
うそーーー!?と思ってしまうのですが、、
この50年前の宵家皆殺し事件も、
実は申鳳の手によるものではない…とか、
そういった事情があるのかな。。?
(なんとなくですが、本当に申鳳が手にかけていそう)
と、なんだかちょっとこの因縁の関係の割に、
再会後さらっと仲良くなっている感じが
解せないなあ…と思うところでした;
申鳳の兄・申凌(しんりょう)の腹の内が見えず、
なんだかきな臭い香りがしてきた後半〜終盤。
申鳳父の暗殺の真相、そして50年前の申鳳母の暗殺についてなど、
続く2巻で解き明かされるのかー
そして申鳳の想いには鈍感な強気美人受け・宵星との
ラブ面はどう進行していくのか。
ワクワクしながら、続刊に進みたいと思います☺︎
★修正:なし(キス描写のみ)
レビュータイトルどおり、読みながら思いがけず
涙が出てしまいました。
親の虐待描写が出てくるお話は辛いですね。。
(※暴力描写、受けが暴力を振るわれて顔がボロボロになっている描写など
出てきますので、苦手な方、ご注意ください)
江ノ電の走る鎌倉の街に住む主人公・高2の碧(あお)。
ある日、駅のホームでベンチに座り、タバコをふかしている青年
(…と思いきや、のちのち同い年だと発覚)・湊(みなと・攻め)に
出会います。
「ここは禁煙だ」とツンツンな態度で注意をしたところ、
腕をつかまれその痣を見られ、「大丈夫?」と聞かれ…
そしてまた別の日、同じ場所で再会した二人。
そこで湊から、定食屋で働く彼の作る弁当を食べ、
感想を聞かせて欲しい、とお願いされた碧はー
と続く、海辺の街で始まるラブストーリーです。
こちらてっきり、攻めによる受けの救済物語だと思って
読んでいたのですが...
そんな分かりやすく、シンプルなお話じゃなかった…!(°_°)
碧は結局ずっと父親の暴力に晒され、父の転勤に伴って
引っ越し、湊と別れるまでそれは続きます。
むしろ湊との交流等々がバレ、暴力はエスカレート。
二人の別れの直前、腫れて痣を作った碧の顔、
なんでもないように振る舞い会話をする碧の無理をした笑顔、
それがなんとも痛々しくて辛くて悲しくて、涙が出ました。
なんとかその環境から救い出したいと思っても、
攻め・湊も碧と同じ17歳、叔母の定食屋で働く身としては
それは難しいよね、そうだよね、と。。
手作りのお弁当を渡し、碧の体を心配する言葉をかけ、
碧に束の間の癒しを与える、それで精一杯だよね...
「好きだ」と想いを告げ、かけがえのない存在になった碧のことを
守りきれない。救い出せない…
そんな湊の感じるやるせなさ、歯痒さが
痛いほど伝わってきて、胸締め付けられました。
そして5年後の再会。
冒頭の場面に繋がります。
欲を言えば、この詳しくは描かれていない
「5年間」こそが、自分がものすごく知りたい部分だったな、と…!
(この点、「神」か「萌2」か迷ったところ)
碧自身の口からサラリと語られてはいるけれど、
父親の反対を押し切り大学に進学して、留学して、
外資系企業に就職して…
その苦しくも希望を見出し努力した過程、
きっと折に触れて思い出していたであろう湊を思う心情、
そういったものをじっくりと追いかけたかった気がします。
(攻め・湊の視点でも見てみたかった…!)
とはいえ!
なす術なく別れることになった二人が
もう一度出会い、言葉で想いを確かめ合い、
抱き合う様子には感無量です。
自分の力で道を切り開いた碧がキラキラ眩しかった..・:*+.
切ない展開なだけに、作中で描かれる
二人のほのぼのとした時間がとても輝いて見えて
印象に残りました。
特に、17歳の二人が一緒に水族館に出かける場面。
(江ノ島水族館、まだ行ったことがなく…!行ってみたいなあ)
港が「碧に似てる」と言った”フウセンウオ”、
これが本当に可愛くて!(*´艸`)
思わず画像検索してふふふ、と笑ってしまいました。
イルカショーでびしょびしょになり、
笑い合う場面なんかもほっこり、幸せな気分に。
切なさの後、訪れる幸福感にじーんと浸る。
ああ鎌倉・江ノ島に出かけたいな、
江ノ電に乗って海を見たいな…と思える、
心に染み入る素敵なお話でした・:*+.
★修正:なし(描写はありますが露出なし)電子シーモア
昨日友人おすすめされて読み、きゅんゴロゴロ…が止まらなかった本編。
発売当時のアニメイト有償特典、電子版が
シーモアで読むことができるなんて感激、本当にありがたいです…!(*´◒`*)
こちらの小冊子、陽向(受け)の嫉妬と拗ねあり、
あせあせする郎(トキ・攻め)あり、最後に二人のラッブラブエッチあり…と、
”ありあり尽くし”の大満足の一冊でした。
恋人になったことに浮かれ、
実は郎が結構モテることを失念していた陽向。
会社帰りに通りかかった郎のバイト先のファミレスで
郎を待ってみようと思ったところ、
女の子に食事に誘われながら出てきた郎を目撃!
にっこり笑顔で「先帰るね」と告げる陽向に
ギャッ!!!と色々察し焦る郎、家に帰ってからも
「…もう怒ってねぇ?元気なった?」と恐る恐る
様子を窺うのが本当にたまらなく可愛い...
一緒にお風呂…と誘うも「………やだ」と答えちゃう陽向、
その後すぐに郎のほっぺに”ちゅ”として謝る陽向も、
もーーーーどうしてこんなに可愛いのかーーーーーー!!!!!
ここだけでも萌えが爆発します。。
そして無事二人でお風呂に入り(この場面は描写なし)、
その後の激しく濃厚であまーーーーいエッチ。
陽向の体のことを考え、「今日はここでやめとくから」と言う
郎に「もうちょっと…してもいいよ」「したい気分…かも」と
ベッドに横たわったまま、上目遣いで告げる陽向ー…!!!
可愛い可愛い可愛い、可愛いと萌えが爆発して
ちょっと動悸がおさまりませんでした、、、落ち着け自分の心臓。。
「言ったな」
「後悔すんなよ」
のセリフを放つ郎の”雄”の顔もたまらない//
その後散々貪られ、くたぁ…となった陽向を
満足げにお姫様抱っこしている郎ワンコの姿にも、
また萌え転がってしまいました。
こちらを読むと、またもう一回本編を読み返したくなりますね...
本編→小冊子→本編…の無限ループが止まらない、
ラブに溢れた可愛い小冊子でした♡
Kindle Unlimitedにて拝読したこちら。
佐藤さなゆき先生の、シリアス・仄暗さ漂うオメガバース…!
これ、兄弟どちらに肩入れするか、でまた評価が変わってきそうな
気がします。
自分は正直、廉司(兄)よりも、衛司(弟)の方に惹かれてしまったかな。。
婚約者を使って自分に縋り付くよう仕向けたり、
兄から陽(はる・受け)に届いた手紙を隠してしまったり…
自分でも愚かしいと分かっていながら、
そして陽の気持ちが兄にあることも知っていながら
陽を手放せなかった衛司の苦しみや葛藤、人間くささに
切なさを感じ、応援したくなっちゃいました。
ただ!文字どおり陽以外の全てを捨てて、
彼を手に入れるためだけに生きてきた兄の執着はすごい。
ただただ受身の姿勢なのかな?と思われた陽が、
最後の最後には「欲しい」とその思いを口にし、
自らの手で廉司を選び取るー
そんなラストに「よく決断したね!」と拍手を送りたい!
実はとんでもない執着α・廉司に囲われるような生活が
始まった陽だけど、この先何をどうしていくの..?
というところ、「番になったその先」を見てみたいです。
主体的な姿勢が「番を選び取る」ところで終わるのではなく、
その後の自らの人生もαにただただ委ねるだけでなく
切り開いていく…そんな姿が見たかったな。
★修正:白抜き(発光)(Kindle)