yumyumyumさんのマイページ

レビューした作品

エキスパートレビューアー2025

女性yumyumyumさん

レビュー数118

ポイント数701

今年度39位

通算--位

  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • 映像
  • ゲーム
  • 特典
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

愛しているからこそ対等でいたい

ストーリーと、人物たちの緻密な心理描写に惹きこまれる。本当に素晴らしい作品です。
続きを待たずに読めることに感謝しかありません。


***
桂木から望む言葉をもらった暁人。
桂木の策略はわからなくても、桂木を信じることができるようになる。

久世家のことと、愛を貫くこと。
迷い悩み、着地点を探す。
お互いの思惑が交錯する中、理解するように努力するから教えてほしいと、桂木に対して歩み寄る暁人。
大きな一歩。信じるから、思惑が一致しなくても尊重できる、理解できるかもしれない。


桂木への愛は揺らがないけれど、愛を貫くことで、久世家が衰退することで残された久世家を案じる暁人。
自由に生きたいと願うのに、やはり久世に仕える多くの従者たちや、家を見捨てることができない。たとえ、桂木の指示であっても。

家と愛で迷う、悩む暁人。
桂木の言葉を信じながらも、自分が正しいとおもう道筋を貫く暁人。根底には桂木への信頼があるから、自分の道を進める。
今までは桂木の思惑通り、教育され、桂木の導くところを歩いてきた暁人だが、教えられた世界を飛び出して、また石崎という親友を得て、自分の足で歩き、判断をするようになる。
自分がまだ未熟だから桂木は自分のことを守ろうと必死になる。だから、自分が成長して、桂木と対等でいたいと思う暁人。
大きく舵を切る暁人から目が離せません。

自立の道を選ぶ時も、離れていくのかとドキドキしてしまうけど、桂木とキスをするなど、桂木を愛していることを伝える暁人を見ると一読者として安心します。

大きく動き出す神巻

もう神以外には考えられない素晴らしい作品。
大きく動いた本巻、感動と萌えで、なんと言葉にしたらいいかわからないくらい揺さぶられました。


***

自分の爵位を捨て、久世家と爵位を桂木に継がせようと考える暁人。
そして、桂木は久世家から去り、石崎家へ。

拗れに拗れてしまった2人。
想いを告げていた暁人。
自分の想いを伝えることができない桂木。

暁人が、雨宮や桂木など優れた人物が封建的な考えを考えを捨てられないのはなぜかと問う場面がある。
暁人は家のためだけに生きることはできない。
桂木以外の人を愛することができない。
つまりは後継者を残せない。
でも桂木は違うと言う。


暁人の決意と覚悟が切なすぎる。
でもその決意が、桂木の気持ちを揺らす。
桂木が望むように、一度は婚約もして歩き始めたけど、やっぱり出来なかったという事実。がんばってみたけど、出来なかったと素直に桂木に告げる暁人。

暁人が待っていた言葉を聞くことができて、涙を流す場面には心が震えました。


最後になってしまいましたが、石崎は本当に素晴らしい友人。
石崎がいなかったらどうなっていたか。
幸せになって欲しい、みんな。

暁人の成長と覚悟

緻密なストーリーがあまりにもおもしろく、そして切なくて、すごい勢いで読んでいます。本当に素晴らしい作品で、大好きです。

本巻では暁人が自分の足で立ち、桂木が教えてくれたことの大義を理解できるまでに成長した姿が印象的でした。

桂木の過去がとても悲しいものだった。
幼い桂木が、子爵が望むように振る舞う姿が健気で切ない。
完璧になりさえすれば全てを与えられると思っていたのに、それは実現しなかった。
その悲しみと絶望を考えるだけで、切なく、幼いながら自分の居場所がない現実が本当に悲しい。


一方の暁人は、桂木からの卒業が見えてきて、自分の力で立ち、古いしきたりを変えていこうとする。
婚約をしても、桂木だけはそばに置いておきたい。

素直に気持ちを告げ、桂木の心を揺さぶる暁人。
桂木が振り回されていく。

愛し合う2人。
暁人は、桂木を守り、自分よりも桂木の幸せのために動く。
桂木は、暁人のことを守るという。

2人から目が離せません。

読む手が止まらない

とにかく重厚なストーリーに、引き込まれるように読み進めています。主従関係に、駆け引き、家名を守るため、愛を貫くため、2人の思惑が交錯して、読み応えがあり、実に素晴らしいです。


***

「全ては久世家のため」


いつもは無表情な桂木が感情が揺さぶられる姿がいい。抱かれているときに、暁人の首に回す手に込められる力。

一方で、だんだんと力をつける暁人。
桂木との関係も間違っているとわかっていても、もう戻れないと認める暁人。
お前の望み通りなんだってするから。

石崎が暁人の気持ちを桂木に伝えた時の、桂木の反応が辛い。
真意を告げられても、わかっているけど、どうにもならない、やりようがないしんどさが言葉になって石崎に向けられる。

桂木が暁人を「旦那様」とわざと呼ぶのは、暁人を煽るように怒らせて、まるで、怒る暁人を見て安心しているように。そして自分の居場所を確認してるように。
過去のことから、人との関係を信用できない桂木。

位や立場、家柄など関係なく桂木が好きだと言う暁人。
次巻がますます楽しみです。

暁人の桂木への執着がとてもいい

やはり評価の通り、素晴らしい作品でした。
主従関係のある作品、年下執着攻めなど、自分が好きな要素しかなく、もっと早く手に取るべきだったと悔やまれました。

桂木の言うとおりにしろと言われてきた幼い暁人。
誰にも心を開けず涙を流し、頼る人も桂木しかいなかった。
どんなに大量の本を積まれても、桂木を目で追い、笑顔を見つけては喜び、背筋が伸びていることを観察している暁人。

どんなに厳しく教育されても、突き放されても、何を考えてるのかわからなくても、
桂木のことが頭から離れない。
執着と友人から指摘されたように、ひたすら桂木に執着してきた暁人。

まだ絶対に桂木を超えることはできないから、余計に執着する気持ち、振り向いてくれないもどかしさ、想いが叶わないなど、溢れる執着愛がとにかくてんこ盛りで、この先、どのように桂木が変化していくのか、楽しみでしかない。

番外編のconversation がとても好きです。褒められた嬉しさを隠しきれない暁人が、とても素直でかわいい。

No Title

想像していた以上にスケールの大きいファンタジーでした。


裏社会で生きてきた礼夜が、部下に刺され、異世界に転生。
正直なところ、前半の礼夜があまり好きではなくて、なかなか読み進めることが出来なかった。自分都合でいろいろ狡賢く頭を使う、まさにやさぐれ。
フレイとの対比が鮮明で、なかなか礼夜に入り込めず、読む手が進まなかった。
やっとヴィダールが礼夜の傷だらけの足の手当てをしたあたりから、グイグイひきこまれました。
文句を言いながらも、こんな傷だらけになるまで一言も言わない礼夜。そして、そんな礼夜をちゃんと観察していたヴィダールにも驚いた。

突然降りかかったこの異世界で、どうやってみんな生き延びることができるか考えるようになる礼夜の変化。
ラストも、ほっこりとした気持ちになりました。読後感良かったです。

スパダリ忍さんに撃ち抜かれました

眼福でございました。
忍さんも東湖も、ビジュ最高で、ドイツのクリスマスの風景とともに、うっとりしてしまうような素敵な作品でした。

天才脳外科医 忍
優秀なMR 東湖


***

西野とのことを忍に打ち明ける東湖。
東湖のやり方は最低だったけど、東湖にも大事な理由があった。
忍を失い、失恋に泣く東湖が切なかった。

でもそこからの忍さんの猛攻が最高でした!
「お前には1ミリも近づけたくない」
これで私は撃ち抜かれて、クラクラしました。なんというスパダリ感!!
東湖の過ちを受け入れて、戦いを挑む忍さん。会場から東湖を無理矢理連れ去るところ好き。
スーツの2人、白シャツの2人、とにかくカッコよくて痺れました。
素敵な作品をありがとうございました。

ドキドキ、キラキラな2人の色気が最高でした

作者様買いです。


脳外科医 忍
製薬会社営業 東湖

***


表紙カバーの、東湖を見つめる忍の愛が溢れるやさしい眼差しにうっとりします。
とにかくビジュ最高な2人が、クリスマスシーズンのドイツを舞台に繰り広げる恋が眩し過ぎて、ドキドキしながら読みました。
忍さんの白シャツ姿には、色気が溢れていて…

異国の地で偶然出会い、お互いゲイで、ビジュも素敵な2人、全てがうまくセッティングされていたかのような2人。
惹かれていく中で発覚する事実。忍さんが優しくすればするほど、罪悪感が募り、切ない。
続きも読みます。

表紙が全てを物語ってる。お互い補完し合える最高の2人❤︎

ぐり先生の作品が大好きです。優しくて、たまにクスッと笑えて、温かい気持ちになる作品でした、好き。




不器用で、人付き合いが苦手、色々拗らせている桐。
心が疲れてしまい、田舎に帰ってきた桐の世話を焼く修。
助けてくれた修に、酔っ払って絡む桐。

なんでしょう、修にたまに見せる弱さに、見てるこちらの庇護欲が掻き立てられるこのカワイイ感じ。
ツンとすましてるけど、ドジでカワイイ。

一方の修は明るく気さくで、面倒見の良い、まさに大型ワンコ。
好きなものは好きと、遠慮なく踏み込み、包み込み、氷を溶かしていくような人心掌握術。
桐の全てをマルっと抱き込んで、愛してくれる溺愛ワンコが最高でした。

途中、涙もあり、でも最後は優しい気持ちになれる素敵な作品でした。

優しく尊い大好きな作品

作者様買いです。
作品全体に漂う優しい雰囲気と、色気、ストーリー、大好きです。
途中心を揺さぶられる場面、かわいさに萌える場面がたびたびあって、素敵な作品でした。

伊月
狛犬の化身 狛

***

何百年も生き存える狛と、やがては命が尽きる伊月。
長寿ゆえ、いつもそばにいる人に置いてきぼりにされてしまう狛。
過去の別れが悲しい。
諦めと、悲しみ、限られた時間だからこそ、ずっと一緒にそばにいたいと願う。
狛の寂しさに、泣く伊月が切なく可愛かった。

「してもらったほうが嬉しいだろ。ひとりじゃないのなら。」
縁側で狛の膝に抱え込まれた伊月。
完全に狛のペースに飲まれている。
そばにいて欲しいとド直球の狛の言葉が伊月の心をほぐしていく。
愛し合った思い出と一緒に生きていく狛に、泣きました。

巻末の2人のお互いを労わりあう優しくて甘い生活を見ることができて、最高でした。
素敵な作品をありがとうございました。