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わたし個人の好みにズドン!
めちゃくちゃ面白かったです!!
何度でも言う。お・ん・も・し・ろ・い。
時代背景は現代。タイムリープっていうちょっぴりファンタジー要素入ってるんですけど、ほとんど現代もの作品として読めます。
あいやー…大好物の現在もの作品とタイムリープの掛け合わせですか。最高です!
タイムリープ作品は好きな部類で、特に人生やり直しちゃうよ系の作品はおもしろ楽しくて大好きです♪
こちらの作品も文句なしにGOOD!
最初から最後まで目が離せないストーリー展開は圧巻でした。後半になっても、ワクワク・ドキドキ・ハラハラのジャブパンチ攻撃。最後の1ページまで堪能しました。
なんか興奮冷めやらぬままレビューしてるんでテンションおかしいですけど、この想いが少しでも伝われば幸いです^ ^
この物語はですね、最初はまさかの好きな人の「死亡」で始まる何やら物騒なオープニングです。それだけでガッチリハート掴まれちゃう私。ヤバイ…今後の展開が楽しみすぎてニヤり症状(鼻の下伸び伸び)が既に始まりました。
大学時代の元カレ・湯峰が死亡したと聞き、悲しみに暮れていた貴文の前に現れたのは…なんと!天使のおじさん。湯峰が生きていた頃に時間を巻き戻してくれると言う提案を受け入れ、貴文は湯峰と別れた直後の4年前にタイムリープすることになります。
元カレを死なせないため奔走する貴文の頑張り…これが最高に面白かったです!
「今度は死んでも死なせません」のタイトルの勢いそのままに、とにかく貴文が湯峰を死亡フラグから救い出そうと汗を流す、そんな作品です。
2人は付き合っている時はギクシャクした恋人同士で、幸せいっぱいだったかと言うとそうでもない。それに湯峰にフラれてからは音信不通でした。
貴文が湯峰を助けたいと強く願いタイムリープまでしたのは、湯峰への愛がまだあったから。
湯峰の死亡へ繋がる原因を握り潰す作業をするとともに、湯峰の家族の死亡原因まで救済しちゃうという、スーパーヒーローと化していくのです!!(強調)
ストーリー全体が見どころなのは間違いないんですが、1番は貴文の変貌です。
クールで人を寄せ付けない人物像が、タイムリープしてから180°変わりました。この変わりようが、すんげーーー面白いです。
湯峰の生死がかかっているから、とにかくがむしゃらです。タイムリープ後の貴文は人間味溢れていて素敵なんですよ。
大学時代に見えていなかった…いや、見ようとしなかったことに改めて気付き、人生のやり直しも兼ねている貴文の行動に胸がいっぱいでした。湯峰を助けるための救済行動が、結果自分自身の救済にも繋がるタイムリープだったことに気付くのは物語の終盤……失った時間の取り戻し作業です。
湯峰との恋愛も家族の絆も、本来のあるべき位置にピースがはめられました。
タイムリープは湯峰じゃなくて、貴文自身のために起こされた天使からのプレゼントだったのかも知れませんね^ ^
最後まで楽しくて面白くて、最高の時間でした。最後のページが2人の幸せそうな挿絵で締めくくられているのが胸アツでした。
これ以上ない多幸感に溢れたハッピーエンドに大満足です!
一周目は見てられない、二周目は目を離せない!
もう出だしから泣けて泣けて。読み進むと号泣ですよ。なぜかずっと涙と鼻水が止まりません。すごい緊張感のあるお話でした。
ちゃんと相手の顔を見ること、想いを言葉にして伝えること。大事ですね。
もう貴文が思い込みが激しすぎて不器用すぎて対人スキルが無さすぎて一周目は(回想も)見てられません!タイムリープのタイミングが26歳から大学4年生のあの日で絶妙でしたね!
恐ろしいほどのお人好し湯峰。
貴文についてどう考えているの〜?そこがずっと気になってました。本当にどうして?どういうつもり?で。
二周目の貴文が頑張っても頑張っても湯峰はお人好しを発動してしまう。弁護士を経験した26歳から戻った貴文が頼もしかったですね。
もう貴文が湯峰のためだけに人生やり直すところ、何年会えなくてもどうしても好きで仕方ないところ。湯峰の危険フラグをへし折ろうとしたのが思ってもいない方へ湯峰を突き動かしてしまい…。
もう湯峰が生きててくれさえすれば友達でもいい!むしろ親友としてずっとそばにいられれば!な貴文の必死さがハラハラドキドキと泣けて泣けて。
二周目は湯峰の死を回避できるのか?友達に戻れるのか?恋は成就するのか?
お互い初めての気持ちに怖くなったり逃げたり逃したり、はぁ〜みずみずしい!
お互いのおかげで目を覚ませて良かったですね。今まで見て来なかったものが見えて。
あんまりネタバレ見ないで読むのをオススメします。
昔の恋人を死を回避するために
過去に戻ってもう一度やり直す物語です。
中盤からずっと泣きっぱなしでした。
好きな人の死を回避したいという純粋な想いもですが、
人が支え合って生きている人間ドラマとしても泣けた。
贖罪、恩返し、生きることの意味。
ひとつひとつはよくあるシンプルな話運びではあるんです。
でも作者さんのリアルな筆致が突き刺さって涙・鼻水・涙。
そして…!
『死なせたくない』という純粋な願いに中に
『今もずっと好き』が絡むのがめっっちゃ萌える…ッ!
○攻めは、受けがすごく好きなのに全然伝わっていない。
○受けは、攻めの友達以上になれないって思い込んでる。
これめちゃくちゃ萌えません…?
んで全然伝わらないから攻めがちょっと辛そうなの。
めちゃくちゃ萌えませんか!?!?(性癖です大好き)
受けは受けで、すごく好きだけど
『友達以上になれないってわかってるので!』
『勘違いしないから大丈夫!気にしないで!』
『おれら友達!勘違いしてないよ!(ダメ押し)』
みたいな態度を取りながら好きがダダ漏れなんですよ////
攻めとの距離感にドキドキと胸を躍らせて
"ダメだ、バレないように隠さないと!"って必死でね。
これがもぅ可愛くて可愛くてキュンキュンした~////
すれ違い両片思い最ッ高です+゚。*(*´∀`*)*。゚+
あと攻めの人間性。
神様に愛されるほど善人なんです。
ただ善人すぎて身を削った結果がーーー「死」。
当たり前のように与えるばかりの人なんですね。
利用されても騙されても怒ることなくニコニコ。
喜怒哀楽の「怒」が抜け落ちてる人なんです。
そんな攻めが初めて直面した「怒り」と「執着」!!!
ギャップがすごくて頭クラクラするほど萌えました////
(受けが絡むと雰囲気が変わって)
(いつもニコニコ優しい人の目が笑ってないって最高)
(十月さんの絵が好きなので挿絵でも萌えたぜ…////)
そんなこんなでBL部分に悶えつつ、
人間ドラマ・成長ストーリーとしてもグッときます。
受けは境遇・贖罪のせいで自己肯定感が薄めなんですね。
これが最善と罪滅ぼしのためだけにずっと生きてきた。
でも攻めを助ける為に過去に戻ると、
攻めを助けるために沢山の人と関わっていくのですね。
結果、自分の視野が狭かったか思い知ることになります。
ずっと殻にこもってた心が救済されて涙涙なんですよ…。
また 受けがタイムリープすることによって、
攻めが生きてくために必要だった感情を知ることが出来た。
運命でいえば離れちゃいけない2人だったっていうのが…!
その他 親御さんの愛情にも泣けました。
攻めのお家も、受けのお家も、
事情はあれど子を大切に想う気持ちがガンガン伝わる。
ストーリーの良さに泣いて、
BがLする部分で悶え転がり、
泣きながら萌えと切なキュンを噛みしめて読みました。
もぅね、細かいことを置いても萌えがすごい。好き…!
作者買いです。海野幸先生の作品はどれを取っても面白く安定した出来なので安心して読めるんですよね。
今回はタイムリープ物でしたが、海野幸先生がどう題材を料理するのかとても楽しみでした。
元彼に心を残したままの貴文が、その湯峰の死を友人から伝えられる事によってショックを受ける時の描写がリアルで読んでいて共感しました。
ここで不思議な人物に会ってタイムリープするのですが、その人物の言った言葉が意味深で、貴文が戻った時間がまた絶妙でした。
身体も時も四年前に戻ってるけど、貴文は四年分だけ大人なんですよ。そのちょっとだけの経験と湯峰が亡くなった時の情報を頼りに、彼を救うべく必死になって行動するんです。
人が変わったような貴文に最初は不審を感じていた湯峰でしたが、別れる前より2人は心を通じ合わせて行きます。
前の時は湯峰からの別れのメール以降は連絡も顔を合わせる事もなく、湯峰が亡くなるまで無感動な日常を過ごして来た貴文でした。
こちらのお話は湯峰の救済のお話のようで、貴文の生き直しのお話でもあるんです。お互いに遠慮して見ようとしていなかった相手の素顔を知る事によって、2人は新たな時を生きて行く事になるお話でした。
湯峰が最後に願った事が彼自身をも救う事になるのですが、湯峰の心の中にずっとあった思いに凄く感動しました。
私にもあの時に戻って行く事が出来たらと後悔する事はいくつかありますが、貴文のような熱量は無いと思います。
個人的な意見ですがタイトルの「今度は死んでも」の部分は作品の内容に合わないですね。
読み終わった後素直に「あー面白かったー!」と思える作品でした。今流行り?のタイムリープもの。過去に戻って生き直し、現在では死んでしまった元彼(攻め)を絶対に救ってやる!と受けが頑張る熱いお話です。
受けも辛い過去を持ってて、シリアスではあるんですが、少し過去を遡った2度目の人生が攻略ゲームのようで面白い。人の頼みを断れない行き過ぎたお人好しの性格の攻め、ブラック企業で自分も壊れそうなのにその会社に後輩をしつこく勧誘する先輩、受けを嫌っていそうで自分の会社の借金を大きくしたまま死んでしまいそうな攻めの父親。難関ポイントが多すぎて無理ゲーっぽいけど、受けは愛する攻めのために立ち向かっていくのです。
真面目すぎる受けの行動も所々コミカルだし、元彼とは言っても清い関係だったのがまた萌えポイント。体の関係はなくても好きの気持ちは特大なのでキュンキュンできます。これぞBLって感じ。最後のえっちも盛り上がるわけです。
ちょっとSF・オカルトチックで最後まで「あのおでん屋の紳士はなんだったんだろう」と謎が残る。こういうテイストの不思議なお話、好きです。そんなに複雑な話じゃなく起承転結もしっかりしてるので読み終わった後もスッキリ。こんなBL映画があったら見たいなあ。