いたいけな弟子と魔導師さま

itaike na deshi to madoushisama

いたいけな弟子と魔導師さま
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×22
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
2
得点
17
評価数
6
平均
3.2 / 5
神率
16.7%
著者
 

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イラスト
 
媒体
BL小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
価格
¥620(税抜)  
ISBN
9784199009310

あらすじ

殺されるなら、せめて死の恐怖を感じないくらい幼くなりたい――冤罪で国を追われ、樹海に捨てられた王子リシャール。
哀れに思った精霊の魔法で、少年から5歳児になってしまった! そんな彼を偶然拾ったのは、森で一人研究に勤しむ美貌の魔導師ギスラン。「僕を弟子にしてくだしゃい!!」生き延びるため、身分を隠して懇願するリシャールは「ガキの子育てなんか冗談じゃない」と拒絶され!?

表題作いたいけな弟子と魔導師さま

ギスラン、魔導師、214歳
リシャール、ロンバート王国の第一王子、16歳

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数2

もちもちぷりぷり赤子

表紙買い。とんでも話を書かれる印象の水無月先生でしたが、今回は割合王道ではないかと思います。魔法、妖精、ユニコーン、ドラゴンありの超ファンタジーなお話、「本編270P超+先生のあとがき」です。攻め受けの様子が軽妙でクスっと笑えるし、国の興亡話でドキドキするし、受けの凛々しさが好きだったので萌2にしました。

お話はロンバート王国第一王子であるリシャールが継母に言い寄った疑いにより、魔獣の巣窟である樹海に追放されるシーンから始まります。森の中に放置され、一人涙していたら、哀れに思ったのか背後の古い木が何か願いを叶えてあげようかと申し出てくれたため、「死の恐怖を感じないくらい幼くなりたい」と願い・・・と続きます。そしてちっちゃくなるんですが、それがもう可愛くて♡たどたどしい言葉遣いが好きな方にはたまんないかも。

攻め受け以外の登場人物はサブキャラいっぱい。攻めさんの家にいる妖精二人(♂♀)、黒猫、犬、一角獣、ドラゴン等。あと受けさんの父親(現王)、継母、弟、臣下のものなど。人外のものはみんな役割があって、映画を観ているようです。yoco先生が1枚リシャールと妖精(♀)を描いてくださっていて、おおうティン〇ーベル・・と感動でした。妖精好き。

**以下は楽しかった軽妙な雰囲気等について

リシャールが赤ん坊~2、3歳?~8歳、10歳~17歳など大きさ七変化なんです。幼くなった時は「僕を弟子にしてくだしゃい」「お願いでしゅ」と舌足らずなしゃべり方だし、攻めが「ふっわふわのすべすべー♡」などと嬉しそうに幼いリシャールを可愛がる(性的な意味はない)ものですから、こっちもニマニマです。赤ちゃんの可愛さって格別♡大きさが色々変わるのがとても楽しかったです。

びびり故に大きさが変わるリシャールですが、なんとか攻めの家に置いてもらおうと「はじめての魔法、ワン・ツー・スリー」(笑)を読んで試行錯誤してみたり、与えられた試練をこなすべくドラゴンの鱗をもらいに行こうとしたり、前向き頑張り屋さんなのも嬉しかったですし、とどめは国の事を思う王族たるべき王子であったことも大変嬉しかったです!いいわ。やっぱこうでなきゃ。

リシャールの性格が好きだったところと、「オレのために命を惜しめ」と心配しながらも試練に向かう受けの背中をちゃんと押す攻めさんがカッコよかったでした。王道ファンタジー万歳です。

0

色々な意味で、すごく可愛い。

タイトルとyocoさんの素敵表紙につられて購入。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。






主人公は16歳のリシャール。
ほぼ彼視点でストーリーは展開していきます。

継母との関係を実父に疑われ、牢に入れられ、挙句の果てに魔物が住むと言われる樹海に捨てられることに。
もちろん継母と関係を持ったことはない。なのに今まで信頼してきた周囲の人にも信じてもらえず、そして死を待つばかりのリシャール。そんな彼に声をかけてきた「もの」が。その声の持ち主は、長い時間、その森で生きてきた木の精霊。捨てられたリシャールを気の毒に思ったその精霊は、リシャールの最後の願いを叶えてあげるという。

その精霊の思いに応えてリシャールが望んだものは「死ぬことが怖くないくらい、小さな子どもに戻ること」。

あっという間に幼児になったリシャールは、その森にすむ小動物たちと遊んだり食べ物をもらって楽しく過ごすが、一匹の魔物に襲われ…。

というお話。

魔物からリシャールを助けてくれたのは一頭のユニコーン。
リシャールの澄んだ心を気に入ったそのユニコーンは自分の主人が住む家に連れていってくれますが、その主人が、イケメンの魔導師のギスラン(攻め)。

親から捨てられ帰る場所がなくなってしまったリシャールは、ギスランに頼み込んで魔導師(魔法使い)になろうとする。

魔法使いや妖精、ユニコーンがこれでもかと登場する、ファンタジー要素満載のお話でした。

リシャールが捨てられた理由。
リシャールが初めからそこそこ魔法を使いこなすことが出来た理由。
長い年月、一人ぼっちで暮らしているギスランの過去。

そういったものを軸にストーリーは展開していきますが、この作品の大きなキモは、

恐怖を感じると、リシャールが幼児になってしまうこと。

なんです。

魔法使いになる特訓をしているとき、あるいはゾンビや魔物に襲われたとき。
そして、ギスランと良い感じになって、ギスランのおっきな息子さんを見たとき(このシーンが爆笑☆)。

様々な「恐怖」がリシャールを襲うのですがそのたびにちびちゃんになってしまう。

これがさ、
めっちゃ、

可愛い…!

怖さの度合いに応じて幼児化も進みます。
怖さが大きい時ほど、小さくなってしまう。
口調も「そうでしゅ」になっちゃうとか…!可愛いが過ぎる…!

もうすぐ17歳、というもともとのリシャールも可愛いのですが、ちびちゃんになってしまったリシャールもすっごく可愛い。ビジュアルも可愛いのですが、リシャールの本質がとにかく可愛い。素直で、まっすぐで、相手を傷つけることを良しとしない。そんなリシャールのまっすぐさと可愛さにギスランが少しずつほだされていく過程に激萌えしました。

そして一方のギスランも。

有能な魔導師で、ビジュアルも最高。
そんな彼が、家族も作らず、動物たちに囲まれて一人で暮らしている。

と書くと、物静かで大人な男性をイメージしがちかと思うのですが、このギスランという男性は品行方正なだけではない。

色々な女性と関係を持ったりするし、家事や片づけは苦手だし、ちゃっかりしている部分もある。
が、そんなところが、彼の魅力の一つでもある。

さらに、見た目が気に入れば誰彼構わず関係を持ってしまう倫理観の低さでありながら、リシャールの「これから」を思って手を出さない。はじめは仕方なく赤ちゃんのリシャールの世話をするようになったギスランですが、リシャールのことを本当に大切に想っているからこその大人の分別に萌えが滾りました。

恐怖心を感じると幼児化してしまうリシャールですが、リシャールのギスランへの想いが強いせいか身体の接触はそれなりにあります。キスくらいではありますが。

合法ショタ、って言っていいんじゃないですかね。
でも見た目は完全に子どもなので、そんな子どもに手を出すのはちょっと…、と思う方は微妙な気持ちになるかもしれません。が、本当に身体が幼児化している時はセックスはしないですし(当たり前)、早く大人の身体に戻れ~、と念じるギスランが、なんか可愛かった。

リシャールが家から追放された理由も後半で描かれていますし、その過程で彼の出生の秘密や亡き母の遺品の謎も解けていくので、ストーリー自体非常に面白かった。

恐怖心を感じると幼児化してしまう。
見た目もですが、リシャールは優しいがゆえに中身も子どもっぽいところがあった。

そんなリシャールが、ギスランの手を借り、ドラゴンの協力を得て、そして成長していく。

育成ものでもあり、ファンタジーものでもあり、恋愛ものでもあり。
数多くのバックボーンを抱えながら、それらがうまくミックスされている。さすがベテラン作家さまだなという構成力抜群の1冊でした。

そして特筆すべきはyocoさんの挿絵。

yocoさんの描く動物たちも、イケメン魔導師ギスランも、ちびちゃんのリシャールも大人のビジュアルのリシャールも。

とにかく素敵。yocoさんの挿絵で、萌え度は確実に上がりました。

そして表紙。
読後にじっくり見直すと、その素晴らしさが分かります。

色々な意味で、非常に可愛らしく、そして面白い作品でした。

8
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