悪いな。俺、こうなんだわ

悪い男には裏がある

waruiotoko niwa ura gaaru

悪い男には裏がある
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神46
  • 萌×222
  • 萌18
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

131

レビュー数
12
得点
374
評価数
88
平均
4.3 / 5
神率
52.3%
著者
海野幸 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
小椋ムク 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
発売日
価格
¥619(税抜)  
ISBN
9784576170374

あらすじ

ゲイの光成の歴代彼氏は揃いも揃ってクズばかり。
そんな光成がつきあうことになったのは見た目ど真ん中の同僚・諏訪だったが……。

振り返ればクズばかり――。風情ある容姿に誰もが認める厳しい仕事ぶり、なのにそんなしょうもない男性遍歴を誇る光成がお試しでつきあうことになったのは、
ルックスど真ん中の同僚・諏訪。吊り上がった眉に垂れた目元、厚めの唇に通った鼻筋、甘い雰囲気…なによりこじらせた初恋を刺激する長めの襟足。
光成の告白をあっさり受け入れるあたり相当な遊び人と思われたが、この男、見た目と中身のギャップが激しすぎ!? 二ヶ月限定恋愛の行方は?

表題作悪い男には裏がある

諏訪帆舟・会社員で同期 技術部
北原光成・同会社 経理部

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数12

裏の裏は裏?

海野先生、作風が多様らしいと知って、逆に購入もおっかなびっくりで読み進めてますがこれはとても好きでした。攻様の諏訪さんが大きくて濃くてとても素敵です。
オカンていうかオバちゃんな攻様。袋いっぱいの野菜と気に入ったワインのプレゼントの場面はちぐはぐなカッコよさに悶えます。
同時にお話が進むほど受の光成くんの状態の酷さがポロポロと現れてきて、光成くんがそこに無自覚なことがまた辛いっ!クズに慣らされすぎた自己ATM認識だけでなく、自分自身の欲しいものが本当にわからないとこまで深い歪み方で、
諏訪さんはそれをわりと序盤からわかって光成くんを支えているのがとてもうまくて、光成くん幸せになれ、頑張れ、と応援しながら読んでしまいました。
だから、くちなしの花言葉もそのもので、納得しかありませんでした。

笑顔も封じこんでたなんて、予想外に重くなってて。でもそこで光成が自分から動けたのがうれしくて、諏訪さんの反応に「俺は笑えてるか」と不安になる光成には目が熱くなりました。最後まで、存分に幸せになってるはずなのに未来を信じられないしそれが当たり前と思ってる光成が可哀想で可愛いです。
オマケSSも、モノより未来を求める光成を諏訪さんが安心させてくれて幸せが溢れていました。

さらに、キスもセックスも愛のある行為を知らない光成のために、諏訪さんの手のかけかたがめちゃめちゃ濃くて回数が少ないことに気づかない。満腹になります。諏訪さん、どっちが裏の顔なのって混乱するほど、えっちになると濃厚で獣っぽいのにやっぱり丁寧で、ステキすぎる。とにかく濃い。キスひとつで光成もぐずぐずです。奥の奥まで侵入してめちゃめちゃえっちでした。

無表情に見える顔で光成が手料理食べてる小椋先生の表紙、特に諏訪さんの気持ちが溢れてて素晴らしいです。中の挿絵もどれも諏訪さんの光成くんへの気持ちが溢れるようなイラストばかりでぴったりでした。

1

悪くない

全然、悪い男ではありませんでした。
とてもいい人です。
BL的にありがちなキャラクター&人物なんですけど、そこは安心して読めました。

余談ですが・・・少し描写の密度が濃く、読みにくい文章だなと思いました。
必要ないところまで書かれているので、情報過多な感じがしました。
もう少しテンポよく読めたらもっと楽しめたと思います。(この作者さんの他の作品ではそう感じなかったので)

のんびり、ほっこりしたい方にお勧めします。
予定調和な部分はあるものの読後感はとてもよかったです。

0

コメディかと思ったら、それだけじゃない

2018年12月初めに発表された『不朽の名作 BL小説100選』のキャンペーンで手に取りました。
面白かった~っ。
まず『タイトルの勝利』がありますよね。
『悪い男』だし『裏がある』ですもの。
このお話の真実を素直に、端的に表しているのに、こちらはそうじゃない受け取り方をしちゃう。
お話の構造をまるっと示しているタイトルだと激しく感心いたしました。
流石……海野さんったらテクニシャン。
某『不朽の名作』にも書いてありますが、目には見えないのですね。本当に大切なものは(笑)。

主人公、光成の付き合う男はクズばかりっていうのも凄いです。
だから、無理目だろうけど「いいな」と思っていた諏訪とひょんなことからお付き合いをすることになっても、クズ男だろうと勝手に思っちゃう。もう、金をせびられたり、ヤリ捨てられる気満載だったりする。
諏訪が実はその見た目と違って『心が通い合ってしか体の関係を結ばない』人で、誘ってくるデートは『桃の食べ放題バスツアー』だったり、諏訪宅での『手料理ふるまい』だったりするんです。
もう、オカンそのもの。
でも、それが解ってからも、身についた悲しい性故に、すぐお財布を出しちゃったりするのが、可笑しくてねぇ(いや、よく考えると悲しいんだけどね)。
この『すれ違いコメディ』にはかなり笑わせていただきました。

ところが、お話のムードが途中からちょっと変わるのですよ。
光成がダメ男に惹かれてしまうきっかけとなった高校時代の先輩が現れます。
自分を大切に扱ってくれる諏訪に光成はもう心を奪われているのですけれど、この先輩、孤独だった光成の高校時代に輝く思い出を作ってくれた唯一の人なんです。
なので、逆らえない。
内緒で会っていることが諏訪にバレて、2人の関係もギクシャクしちゃう。

何故、光成が彼にそれほど惹かれたのか。
そして『クズ男ばかりと付き合ってしまう』のはどうしてか。
この先輩との関係を見つめなおす中で、その真実が明らかになります。
本来なら子ども時代に与えらるべきものが、光成には与えられなかったこと。
あまりにも孤独で、その辛さから事実を捻じ曲げて見ていたこと。
そのことに光成が気づくシーンはとてもつらい。
それと同時に『どうして光成がクズ男ばかりに惹かれるのか』その理由が、霧が晴れるようにハッキリ納得できるんです。

コメディ部分とシリアス部分が違和感なくマッチした緩急のあるストーリーも素晴らしいですし、過去の自分と向き合い間違った認識を改めていく光成の真摯さにも心を揺さぶられます。
そして何より、その後に自分の間違いを諏訪にきちんと話そうとする光成の勇気に、そしてそれを受け止めてくれる諏訪の大きさに感動しました。
こんなに感動させた後に『実は諏訪は……』っていうオチがあって、もう一度タイトルの『悪い男には~』に戻って行くという、ラストの小粋さも素敵!
『笑って、泣いて、あのシーンではちょっとばかり夢を見て』というBLの醍醐味が詰まった本作、まさに『不朽の名作』に挙げられるべき作品だと思います。

1

悪そうに見えて……

ワルっぽくて自堕落な雰囲気が漂っている男に惹かれてしまう光成が付き合ってきた男は一人残らずクズばかり。

「経理部の狂犬」として知られるほど厳しい仕事ぶりで有名で、見た目も良いのに、やたら自己評価が低い光成が付き合うことになったのは、見た目どストライクの同僚・諏訪。

どうせ諏訪も過去の男たちと同じだろう……と思う光成に対して、諏訪が初デートに選んだのは山梨の桃狩り&野菜詰め放題バスツアー。
フェロモンダダ漏れのホスト崩れのような外見の諏訪がおばちゃん達に混じって真剣に桃を選び、一個も妥協するな!と野菜の詰め放題の限界に取り組む素敵な攻め様(笑)

諏訪は女たらしのヒモみたいな顔して実はとことんオカン気質。

冷蔵庫にはいつも数種類の常備菜をストックし、飴ちゃん常備。
フェロモン垂れ流しなのに1ヶ月キスすらしない。
クールでドSっぽいと思われがちだけど、実は隙あらばベタベタひっついていたい……etc

もうギャップの連続、ギャップの塊で萌える〜!!

さて一方の光成。
都合の良い財布兼オナホ代わりにされてきた今までのクズ男たちと諏訪があまりに違うので戸惑いつつも、諏訪には遠慮しなくてもいいのか……と少〜しずつ近づこうとするところがいじらしいというか、かわいいんです。

自己評価が低い=自己卑下が強い受けってウジウジしがちで、そういうウジウジ受けは苦手なんですが、この作品の受け様は「経理部の狂犬」というだけあって他部署のムカつく部長を容赦なく切り捨てたり、諸悪の根源である初恋の先輩をプロレス技で自ら撃退するという男らしくてスカッとするところがある。

攻め様に助けてもらうのではなく、初恋の呪縛を自ら解いて「(先輩を)蹴り倒してやったぞ!」と笑顔で告げるところなんかほんといい。
でもそれができるようになったのも、諏訪の存在があったからこそ。

光成が「もし諏訪と別れることがあったとしても、今度から恋人を選ぶ基準は諏訪になる」と思うところなんか、ジーンとしちゃいます。
ここがすっごく好きなんです。
人の優しさって人を変えるんだなぁって思うし、もし別れることがあっても…なんてこの後に及んでも覚悟してる光成の健気さというか不憫さにはたまらないものがあるし。

包容力のある諏訪と一緒にいることで、少しずつ少しずつ花がほころぶかのように変わって、くちなしの花の香りに包まれる二人の姿がイメージできるラスト、良かった。
お互い出会えて良かったねと言ってあげたいです。

半年ぶりに読み返しましたが、冒頭のギャップの連続〜については良く覚えていたものの、最後こんなに光成の心の深いところまで辿り着くことをすっかり忘れていたので、うわぁ!なんかすっごくいい話だったわ!!と興奮しちゃいました。

エロ度は「少なめ」となってますが、回数が少ないだけで、焦らしに焦らしまくった末に巨根で遅漏で絶倫の諏訪にトロッッットロにさせられる濃ゆ〜いのを最後に一回してます。

電子版には二つの番外編SS(「ささやかな変化」&「プレゼントの口実」)が収録されていて、挿絵もついてますので電子版、おすすめです。

5

なんだよもう〜!!!

最近読み漁っている海野先生、この作品めちゃくちゃ好きです!

受けの光成くん、不憫さ日本一って感じでクズにばっかりひっかかってしまうのですが……

もうね、自己肯定感の低さときたら!

でもなぁ、分からなくもない
子供の頃に培われるであろう情緒の面が見事に育ってないのは家庭環境なんだろうなぁ

寂しかっただろうなぁ
それに本人気づかないってどんだけだよ、不憫すぎる……

そのせいで話としては面白いんですけどね、思考が斜め上というか飛んでいってる感じでwww

攻めの諏訪さん
なんすかもう、こんな攻めモテるに決まってんじゃん!
色気垂れ流しなのに中身オカンで
なのにエチになると獣と言うか(ブツも獣)
でろでろに甘やかしてくれちゃってさ!
しかもその時だけちょいSってもう最高かよ!

ひっさびさに悶えるくらい素敵な攻めでございました

きっと何度も読み返すな〜

『……俺のだ』って囁いた諏訪さんにこっちの腰が砕けそうでした
いいなぁ、普段温和なのに独占欲と嫉妬丸出しで獣になるとこ

BLの萌がつまった神作品です

6

悪そうな男は意外な性格だった

クズ男とばかり付き合って都合のいい男にされてきた経理部の狂犬光成と見た目は光成のこじらせた初恋の好みど真ん中悪そうな男前、同じ会社の同期で技術部の諏訪。

酔った勢いでホテルへ行かないか?と誘ってしまったら諏訪はなんとホテルは行かなかったが付き合ってくれると!

光成の男性遍歴が不憫で。諏訪と会ってもすぐ財布の中を考えてしまうのが憐れででも面白くて。

一見悪そうな男諏訪は見た目を裏切るいい男でしたね。おかんで世話焼きでお人好しで。
光成がそわそわネガティブスパイラルしてるのに諏訪は最初から真面目に光成と付き合ってくれて、本当に光成良かったね!と言いたい。
諏訪もいつも思ってたのと違うとフラレてきましたが、光成はそんなことなく受け入れてくれましたね。

お互い最初から惹かれてて何かある度にズキュンズキュンお互いに落ちてたんですね。

初恋の相手がいつか出てくるかと思ったらやっぱり現れた。それで一度は二人の仲がこじれてしまうのですが、光成は自分で初恋の呪縛を解きました!

エッチも長かった。諏訪はいつそんなテクニックを?と不粋なことがチラッとよぎりましたが、光成を感じさせて大切に抱いてくれてこちらもホロッときました。

自然に笑えるようになったのも初恋の呪縛を絶ちきれたのも諏訪の存在があってこそですね。

諏訪にもらったハンドクリームを嬉しそうに幸せそうにつけてる光成がこちらも愛しいですよ。

まだまだネガティブさが抜けない光成ですが諏訪にたっぷり愛されて自分を大切にいつまでも仲良く幸せになってほしいです。

3

一見悪い男に見えるおかんな攻め×顔だけで恋人を選ぶ不幸な受け


医療機器関連会社の経理部に勤める光成(受け)は昔から付き合う男はクズばかりでした。そんな光成が酔った弾みで付き合うことになったのは、社内恋愛はまずいと避けていた同じ会社の技術部に勤める諏訪(攻め)でした。
ところが、遊び人のような見かけによらず、諏訪はおかん気質でクズじゃなかったのです。

光成は初恋の人に似た人を好きになる傾向にあり、そしてその男たちはすべてクズでした。親が仕事にかまけて愛情に飢えていたこともあり、自己評価が異様に低く、金ずるとしてか身体目当ての男としか付き合ってこなかったせいで、普通の恋愛をしたことがありません。見目が良いせいでたくさんの人から求められるのにもかかわらず、顔だけで相手を選ぶためいつも同じ結果になっています。
だから、諏訪とも同じような結果になると思っていました。が、諏訪は今までの恋人と違って普通のデートをしてくれます。日々の出来事にも光成のことを思い出してくれたり、勝手が違って戸惑います。
食事をしてもお金を要求しないし、お部屋デートとは外で食事を奢りセックスだけして追い出されもしません。光成は手料理をごちそうされゆったりいちゃいちゃすることに戸惑い、ほめられると何が欲しいんだと問うてみたり、お金を持ってなかったり連絡を何度もしたりすると重いといって振られてきた光成が連絡を自分からしてもいいのか悩んだりする姿には、読んでいて切なくなりました。

諏訪は見た目が遊び人に見えるのですが、本当は働いている両親に代わり兄弟の面倒を見てきたので、見かけによらず面倒見がいいです。
身体目当て付き合ってほしいと言われてきたというのは二人の共通項でしたが、光成と違って振られないようにと自分を抑えたりせずに、普段通りに振る舞いそれでも良かったら付き合おうというスタンスでした。
まっとうな恋愛をしようとする諏訪にとって、次々明かされる光成の今まで付き合ってきた元カレにやられてきた仕打ちは知る度にきっと驚いたことでしょう。

初恋の先輩はやっぱり本当にクズでした。クズ先輩とちゃんと決着をつけて、笑顔を取り戻し、諏訪に指摘されるまで気付いてもいなかった、自分は寂しかったということを認められて良かったです。諏訪が傍にいることで安心して昔の辛い記憶を咀嚼し、でも泣かないので耐える姿に泣けました。涙はストレス発散にも悲しみを分散させることもできるんだから泣こうよ!って声をかけたくなりました。

これからの諏訪には光成をたっぷり甘やかして愛されるに足る人間だともっと認識させてほしいと思います。たっぷり愛されて笑顔でいっぱいの光成になって二人で幸せになってほしいです。
そんな二人をもう少し読みたかったな。

6

淡々と、甘く。

よくよく考えてみたら「悪い」の裏なんだから「良い」に決まってるんですよね。
はぁ・・・表紙が好きだ。
作家買いしている作者さんですが、違う方が書かれていたとしても購入する予感しかしないほど「あらすじ」だけ読んでも好きです。

描写も挿絵の表情も非常に淡々としているので最初は さほど感じなかったけれど、これはかなりな不憫受けの話だと思う。
過去の恋愛での苦い経験にがんじがらめに捉われており、諏訪(攻め)に対して自然に振る舞えない光成(受け)。
意を決して性癖を晒してくれた相手を無下にはできないからと本当は苦手にもかかわらず、相手に望まれればドS役も担ってくれる お人好しで誠実で懐の深い諏訪。そんな彼は、ホスト崩れのような どこか危うい色気の漂う風貌なのですが…。

とにかく物語の序盤からお互いの意外性の応酬で、ぐんぐんページを捲る手が進みます。
二人とも長々と喋るタイプではなく、どちらかと言うと ぶっきらぼうな台詞のやり取りですが、どんな表情で会話を交わしているのかが挿絵がない場面でも不思議と手にとるように分かり(きっと胸の中が色々と忙しいんだろうなぁ…)と胸中を察し、終始ニヤニヤしながら読んでいました。でも時にホロリと。

光成がうまく笑えなくなった原因として高校時代の先輩とのエピソードが絡んできます。
この先輩の矢槌が表も裏も悪い男というか、正真正銘のクズ男だったので光成の初恋に一切のセンチメンタリズムを挟まずに済んだ事に関しては、海野先生ありがとうございます、と言いたいです。

諏訪に出会うまでの光成は、どんなに努力して頑張っても それを肯定する言葉を一度も言ってもらえず、ゴールのありかも知らぬまま長らく走り続けていたような日々でした。
それを真正面から抱き止め「到着」と笑って言ってくれたのが諏訪なんです。
諏訪の大きな手と身体なら、本当は孤独で満たされなかった昔の光成ごと、きっと抱きしめてくれる。

いい歳をした大人二人が天気のいい休日に『くちなしの花言葉』について、あれこれ幸福そうに話しているラストは とてもとても愛しく思えたので、迷わず神評価です。

13

悪い男ではない

海野さんの新刊。三人称受け視点です。
前回の『いかがわしくも愛おしい』はすごく可愛かったですが、こちらは視点主の受けがクール系で計算高いタイプなので、ちょっと毛色は違うかな。

**********************
受けは、学生時代から背も高く女性らしい外見ではないにも関わらず、男性受けの良い容姿端麗な光成。
ゲイでハッキリとした外見的好みがある為に、それに惹かれクズばかり引いてしまうダメンズ。

攻めの諏訪は光成の同僚(別部署)で、がっしりとした体躯の光成ドストライクの容貌主。
だがしかしその外見とは真逆な、家事を完璧にこなす世話焼きの塊。
**********************

光成と異性の外見的好みがひじょうに似ているわたしには、美味しい攻めさんでした。
体格のいいタレ目最高!
ただ諏訪がたびたび光成へ『可愛い』と言うのですが、攻め至上主義的な読み方をするわたしには最後まで理解できませんで(苦笑
だって、経理部の取り立て屋という二つ名を持つクールリーマンですし。
そしてなんだろ、コミュ障とまでは言わないけど砕けた物言いが出来ない常に一定の話し方、態度なのでどうにもわたしには苦手タイプな受けさんでした。
ちょっと自己評価が低すぎるのも度を越すと…
諏訪は付き合う相手にはことごとく、彼の外見とは真逆のお母さん的な性分や行動が元で振られてきたわけですが、それを光成が受け入れたから惹かれたのかな?としか思えなかったんですよね。
光成でなかったとしても、一所懸命アプローチして彼の性分を喜べる女性ならそれで良いような。

タイトルの悪い男というのはいわゆる人タラシ的なタチの悪いという意味で、決して悪い意味ではないので、そこはご安心を。
わたしは攻めだけで言えば神に近い評価でした。
多分あれはS◯◯腸責めなのかなぁ、あまり小説でははっきりとした描写ないですよね。
すんごい新鮮でした。エロ的には一回なんですけど、濃かったです。

3

幸福せになってね…!!!

あらすじも読まずに作家さん買いしたので、読む前に改めてあらすじを拝見した時
思わず『チャラ男×ビッチ受』のお話…?と、苦手分野もありマイナスな気分からスタートしたのですが…。
このお話、本当に好きでした!!
ここ最近読んだ本の中でもダントツかもしれません。

受けさんの光成視点で進められるのですが、光成を通して攻めさんの諏訪の男前さや誠実さが伝わってくるので、両視点分楽しめたような気がします。
それくらい、諏訪の愛情がダダ漏れで、光成の惚れ具合も尋常じゃなくて…。
実は、『溺愛隠れS気質×一途健気純情』のまるで中学生同士のような展開に、こちらも当てられた感がありました笑。
光成は本当に健気でいい子なんです。ただ不幸体質?のせいか、自分をおざなりにすることが当たり前で生きてきたので、クズ男にばっかり嵌ってしまう可哀想な子で。
対する諏訪さんも、見た目と中身のギャップから、告白されて付き合っても結局振られるパターンという、おかん気質を受け入れてもらえない可哀想な攻めさんで。
まあ、割れ鍋に綴じ蓋ということわざがこれほどぴったりな2人はいない気がします。

なんだかんだあって、やっと想いが通じ合った後半からの2人のイチャイチャぶりはただただ圧巻でした。
草食に見えていた諏訪の、Sっ気ある愛情表現がなんかもう読んでるこっちが恥ずかしくなるくらいで。
一気に肉食獣と化した諏訪さん、嫌いじゃないです!
そんな諏訪さんにぐずぐずに愛されて(やっと)幸せそうな笑顔を見せた光成も、大好きです。
これからは人並み以上の幸福せをいっぱい堪能してね…光成!!

コミコミさんの特典も、幸せなオーラがただただ溢れている素敵な2人のその後なので、この本のお話やこのお2人が好きになった方は是非読まれることをオススメします。

久しぶりに、繰り返し読むだろう…綺麗に保管しておきたい、そんな本に出会えた気がします( *´︶`*)

15

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