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悪いな。俺、こうなんだわ
waruiotoko niwa ura gaaru
(純粋な)尽くしタイプ×(クズに)尽くしタイプ
今までの彼氏が顔だけで選んでいたためクズばっかり。ホテル代出すのも当然。夜に呼び出されて抱かれるだけなのも当然。
都合のいい存在だった受けが、顔がどタイプの攻めに出会って、思いやってくれたり、ちゃんとした恋人扱いしてくれるのに疑いながらもキュンキュンしてるのが可愛い。
一方攻めは、見た目に似合わずおかん気質。恋人が風邪ひいて寝込めば看病しに行くし、ゴミ出し厳しいときは、家に行き代わりに出しに行ってくれるくらいの(過保護?)オカン。
受け視点だから当然だが、受けの心情がもどかしくて可愛くて。そんな二人のやり取りがもう……可愛いの一言に尽きる。
クズ男とばかりと付き合っている、自己評価低すぎの光成と、同期の技術屋、諏訪とひょんなキッカケからお試しで付き合うことに…
ところが、光成は今までの経験がクズすぎて(笑)お互いの認識のギャップがあり過ぎて驚きの連続になります。でも、二人ともお互いへの想いは深くなっていきます。でも一ヶ月はプラトニック!それですら光成は疑心暗鬼になりつつで。
まんま、オカン気質の諏訪が笑えますが、それが光成とうまくマッチしたんでしょうね。微笑ましい?やり取りが繰り広げられます。バス旅行の詰め放題はわかるシチュエーションで思わず「そうそう!伸びないナイロンはヤダよねー」とか頷きながら読みました。
きっと光成はそんな諏訪に少しづつ心を癒されたんだろうな。
最後の諏訪が光成の初恋の相手と出くわすところから、だんだん光成への思いが表面化していきます。嫉妬や独占欲を受けたことのない光成はもうね、離れたくないって思ちゃうよね。初恋相手ともキッパリ決別してからの光成と諏訪は、もう止まらない…オカンの諏訪が野獣の如し諏訪になって、光成をグズグズにしていっちゃいます。壁になって覗き見している私はもう萌えましたよ!
この二人、未来は明るく幸せに過ごしてもらいたいな〜。
うん、普通に面白かったです。
主人公は、美形だけど男運の悪い光成。
今までドクズとばかり付き合いまともな恋愛など知らず、勝手に「自分なんか」と思っている。
そんな光成が顔だけで好きになったのが、同じ会社の諏訪。
諏訪は背も高く、一見ちょいワルでセクシーで。
しかし、そんな諏訪は見た目と全く違う真実がありました…
…という、正に「ギャップ萌え」のストーリーです。
丁度今2021年8月、「ネオスパダリ」って何?みたいなちるちるの記事が掲載されていますが、諏訪は正に「ネオスパダリ」なんですよね。
家事万能、思いやりがあって、マメに世話を焼いてくれる。
まあ、またの名をオカン/オバちゃんとも言うけど。
起承転結的に誤解やすれ違いもキッチリありつつ、今まで報われなかった光成が諏訪の大きな愛に包まれるハッピーエンディング。
諏訪はキスもHも全く急がないじっくり型なのですが、いざHとなったら絶倫。エロ描写はかなり濃厚です。
いいわ〜…諏訪。正に理想の夫だわ…
攻めを表す3文字のカタカナ以上の言葉が出てこない程度には描写も細やかにそれで、でもそれだけじゃなく裏の裏ですか!? って色気のある人物像がとても良かった。
初恋の人がクズだったせいで総じてクズにひっかかってきた主人公。でも、過去に決着をつけた後『この先 、もしも諏訪と別れることがあったとしても 、今度から恋人を選ぶ基準は諏訪になる 。』という地の文に、いつかもし破局があったとしてもハッピーエンド…みたいな事を思えて、震えてしまった。
この話の欠点はただ1つ…先輩がクズ過ぎて先輩の出てくる場面をろくに読み返せない…他の所は何度も読み返してる…。
海野先生、作風が多様らしいと知って、逆に購入もおっかなびっくりで読み進めてますがこれはとても好きでした。攻様の諏訪さんが大きくて濃くてとても素敵です。
オカンていうかオバちゃんな攻様。袋いっぱいの野菜と気に入ったワインのプレゼントの場面はちぐはぐなカッコよさに悶えます。
同時にお話が進むほど受の光成くんの状態の酷さがポロポロと現れてきて、光成くんがそこに無自覚なことがまた辛いっ!クズに慣らされすぎた自己ATM認識だけでなく、自分自身の欲しいものが本当にわからないとこまで深い歪み方で、
諏訪さんはそれをわりと序盤からわかって光成くんを支えているのがとてもうまくて、光成くん幸せになれ、頑張れ、と応援しながら読んでしまいました。
だから、くちなしの花言葉もそのもので、納得しかありませんでした。
笑顔も封じこんでたなんて、予想外に重くなってて。でもそこで光成が自分から動けたのがうれしくて、諏訪さんの反応に「俺は笑えてるか」と不安になる光成には目が熱くなりました。最後まで、存分に幸せになってるはずなのに未来を信じられないしそれが当たり前と思ってる光成が可哀想で可愛いです。
オマケSSも、モノより未来を求める光成を諏訪さんが安心させてくれて幸せが溢れていました。
さらに、キスもセックスも愛のある行為を知らない光成のために、諏訪さんの手のかけかたがめちゃめちゃ濃くて回数が少ないことに気づかない。満腹になります。諏訪さん、どっちが裏の顔なのって混乱するほど、えっちになると濃厚で獣っぽいのにやっぱり丁寧で、ステキすぎる。とにかく濃い。キスひとつで光成もぐずぐずです。奥の奥まで侵入してめちゃめちゃえっちでした。
無表情に見える顔で光成が手料理食べてる小椋先生の表紙、特に諏訪さんの気持ちが溢れてて素晴らしいです。中の挿絵もどれも諏訪さんの光成くんへの気持ちが溢れるようなイラストばかりでぴったりでした。
全然、悪い男ではありませんでした。
とてもいい人です。
BL的にありがちなキャラクター&人物なんですけど、そこは安心して読めました。
余談ですが・・・少し描写の密度が濃く、読みにくい文章だなと思いました。
必要ないところまで書かれているので、情報過多な感じがしました。
もう少しテンポよく読めたらもっと楽しめたと思います。(この作者さんの他の作品ではそう感じなかったので)
のんびり、ほっこりしたい方にお勧めします。
予定調和な部分はあるものの読後感はとてもよかったです。
2018年12月初めに発表された『不朽の名作 BL小説100選』のキャンペーンで手に取りました。
面白かった~っ。
まず『タイトルの勝利』がありますよね。
『悪い男』だし『裏がある』ですもの。
このお話の真実を素直に、端的に表しているのに、こちらはそうじゃない受け取り方をしちゃう。
お話の構造をまるっと示しているタイトルだと激しく感心いたしました。
流石……海野さんったらテクニシャン。
某『不朽の名作』にも書いてありますが、目には見えないのですね。本当に大切なものは(笑)。
主人公、光成の付き合う男はクズばかりっていうのも凄いです。
だから、無理目だろうけど「いいな」と思っていた諏訪とひょんなことからお付き合いをすることになっても、クズ男だろうと勝手に思っちゃう。もう、金をせびられたり、ヤリ捨てられる気満載だったりする。
諏訪が実はその見た目と違って『心が通い合ってしか体の関係を結ばない』人で、誘ってくるデートは『桃の食べ放題バスツアー』だったり、諏訪宅での『手料理ふるまい』だったりするんです。
もう、オカンそのもの。
でも、それが解ってからも、身についた悲しい性故に、すぐお財布を出しちゃったりするのが、可笑しくてねぇ(いや、よく考えると悲しいんだけどね)。
この『すれ違いコメディ』にはかなり笑わせていただきました。
ところが、お話のムードが途中からちょっと変わるのですよ。
光成がダメ男に惹かれてしまうきっかけとなった高校時代の先輩が現れます。
自分を大切に扱ってくれる諏訪に光成はもう心を奪われているのですけれど、この先輩、孤独だった光成の高校時代に輝く思い出を作ってくれた唯一の人なんです。
なので、逆らえない。
内緒で会っていることが諏訪にバレて、2人の関係もギクシャクしちゃう。
何故、光成が彼にそれほど惹かれたのか。
そして『クズ男ばかりと付き合ってしまう』のはどうしてか。
この先輩との関係を見つめなおす中で、その真実が明らかになります。
本来なら子ども時代に与えらるべきものが、光成には与えられなかったこと。
あまりにも孤独で、その辛さから事実を捻じ曲げて見ていたこと。
そのことに光成が気づくシーンはとてもつらい。
それと同時に『どうして光成がクズ男ばかりに惹かれるのか』その理由が、霧が晴れるようにハッキリ納得できるんです。
コメディ部分とシリアス部分が違和感なくマッチした緩急のあるストーリーも素晴らしいですし、過去の自分と向き合い間違った認識を改めていく光成の真摯さにも心を揺さぶられます。
そして何より、その後に自分の間違いを諏訪にきちんと話そうとする光成の勇気に、そしてそれを受け止めてくれる諏訪の大きさに感動しました。
こんなに感動させた後に『実は諏訪は……』っていうオチがあって、もう一度タイトルの『悪い男には~』に戻って行くという、ラストの小粋さも素敵!
『笑って、泣いて、あのシーンではちょっとばかり夢を見て』というBLの醍醐味が詰まった本作、まさに『不朽の名作』に挙げられるべき作品だと思います。
ワルっぽくて自堕落な雰囲気が漂っている男に惹かれてしまう光成が付き合ってきた男は一人残らずクズばかり。
「経理部の狂犬」として知られるほど厳しい仕事ぶりで有名で、見た目も良いのに、やたら自己評価が低い光成が付き合うことになったのは、見た目どストライクの同僚・諏訪。
どうせ諏訪も過去の男たちと同じだろう……と思う光成に対して、諏訪が初デートに選んだのは山梨の桃狩り&野菜詰め放題バスツアー。
フェロモンダダ漏れのホスト崩れのような外見の諏訪がおばちゃん達に混じって真剣に桃を選び、一個も妥協するな!と野菜の詰め放題の限界に取り組む素敵な攻め様(笑)
諏訪は女たらしのヒモみたいな顔して実はとことんオカン気質。
冷蔵庫にはいつも数種類の常備菜をストックし、飴ちゃん常備。
フェロモン垂れ流しなのに1ヶ月キスすらしない。
クールでドSっぽいと思われがちだけど、実は隙あらばベタベタひっついていたい……etc
もうギャップの連続、ギャップの塊で萌える〜!!
さて一方の光成。
都合の良い財布兼オナホ代わりにされてきた今までのクズ男たちと諏訪があまりに違うので戸惑いつつも、諏訪には遠慮しなくてもいいのか……と少〜しずつ近づこうとするところがいじらしいというか、かわいいんです。
自己評価が低い=自己卑下が強い受けってウジウジしがちで、そういうウジウジ受けは苦手なんですが、この作品の受け様は「経理部の狂犬」というだけあって他部署のムカつく部長を容赦なく切り捨てたり、諸悪の根源である初恋の先輩をプロレス技で自ら撃退するという男らしくてスカッとするところがある。
攻め様に助けてもらうのではなく、初恋の呪縛を自ら解いて「(先輩を)蹴り倒してやったぞ!」と笑顔で告げるところなんかほんといい。
でもそれができるようになったのも、諏訪の存在があったからこそ。
光成が「もし諏訪と別れることがあったとしても、今度から恋人を選ぶ基準は諏訪になる」と思うところなんか、ジーンとしちゃいます。
ここがすっごく好きなんです。
人の優しさって人を変えるんだなぁって思うし、もし別れることがあっても…なんてこの後に及んでも覚悟してる光成の健気さというか不憫さにはたまらないものがあるし。
包容力のある諏訪と一緒にいることで、少しずつ少しずつ花がほころぶかのように変わって、くちなしの花の香りに包まれる二人の姿がイメージできるラスト、良かった。
お互い出会えて良かったねと言ってあげたいです。
半年ぶりに読み返しましたが、冒頭のギャップの連続〜については良く覚えていたものの、最後こんなに光成の心の深いところまで辿り着くことをすっかり忘れていたので、うわぁ!なんかすっごくいい話だったわ!!と興奮しちゃいました。
エロ度は「少なめ」となってますが、回数が少ないだけで、焦らしに焦らしまくった末に巨根で遅漏で絶倫の諏訪にトロッッットロにさせられる濃ゆ〜いのを最後に一回してます。
電子版には二つの番外編SS(「ささやかな変化」&「プレゼントの口実」)が収録されていて、挿絵もついてますので電子版、おすすめです。
最近読み漁っている海野先生、この作品めちゃくちゃ好きです!
受けの光成くん、不憫さ日本一って感じでクズにばっかりひっかかってしまうのですが……
もうね、自己肯定感の低さときたら!
でもなぁ、分からなくもない
子供の頃に培われるであろう情緒の面が見事に育ってないのは家庭環境なんだろうなぁ
寂しかっただろうなぁ
それに本人気づかないってどんだけだよ、不憫すぎる……
そのせいで話としては面白いんですけどね、思考が斜め上というか飛んでいってる感じでwww
攻めの諏訪さん
なんすかもう、こんな攻めモテるに決まってんじゃん!
色気垂れ流しなのに中身オカンで
なのにエチになると獣と言うか(ブツも獣)
でろでろに甘やかしてくれちゃってさ!
しかもその時だけちょいSってもう最高かよ!
ひっさびさに悶えるくらい素敵な攻めでございました
きっと何度も読み返すな〜
『……俺のだ』って囁いた諏訪さんにこっちの腰が砕けそうでした
いいなぁ、普段温和なのに独占欲と嫉妬丸出しで獣になるとこ
BLの萌がつまった神作品です
クズ男とばかり付き合って都合のいい男にされてきた経理部の狂犬光成と見た目は光成のこじらせた初恋の好みど真ん中悪そうな男前、同じ会社の同期で技術部の諏訪。
酔った勢いでホテルへ行かないか?と誘ってしまったら諏訪はなんとホテルは行かなかったが付き合ってくれると!
光成の男性遍歴が不憫で。諏訪と会ってもすぐ財布の中を考えてしまうのが憐れででも面白くて。
一見悪そうな男諏訪は見た目を裏切るいい男でしたね。おかんで世話焼きでお人好しで。
光成がそわそわネガティブスパイラルしてるのに諏訪は最初から真面目に光成と付き合ってくれて、本当に光成良かったね!と言いたい。
諏訪もいつも思ってたのと違うとフラレてきましたが、光成はそんなことなく受け入れてくれましたね。
お互い最初から惹かれてて何かある度にズキュンズキュンお互いに落ちてたんですね。
初恋の相手がいつか出てくるかと思ったらやっぱり現れた。それで一度は二人の仲がこじれてしまうのですが、光成は自分で初恋の呪縛を解きました!
エッチも長かった。諏訪はいつそんなテクニックを?と不粋なことがチラッとよぎりましたが、光成を感じさせて大切に抱いてくれてこちらもホロッときました。
自然に笑えるようになったのも初恋の呪縛を絶ちきれたのも諏訪の存在があってこそですね。
諏訪にもらったハンドクリームを嬉しそうに幸せそうにつけてる光成がこちらも愛しいですよ。
まだまだネガティブさが抜けない光成ですが諏訪にたっぷり愛されて自分を大切にいつまでも仲良く幸せになってほしいです。