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表題作僕らの食卓

その他の収録作品

  • 「僕らのそれから」描き下ろし
  • あとがき

あらすじ

会社員の豊は、誰かと食事をするのが苦手。
しかし、昼食をとろうとしていた公園で出会った兄弟・穣と種になぜか「おにぎりの作り方」を教えることに。
以来、彼らと一緒に食事をすることが増えた豊。
いつしか、みんなでご飯を食べるのが楽しみに思えてーー。

誰かと一緒に食べるごはんがこんなにうれしくておいしいなんて、僕は知らなかった。

あったかドキドキ♡
ハートフルラブ登場‼︎

作品情報

作品名
僕らの食卓
著者
三田織 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
発売日
ISBN
9784344838635
4.6

(578)

(437)

萌々

(102)

(27)

中立

(9)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
55
得点
2683
評価数
578
平均
4.6 / 5
神率
75.6%

レビュー投稿数55

何度でも読み返したくなる神作

好きなBLコミックBEST10をあげろ、と言われたら間違いなくその一つに選ぶだろう作品です。大好きでもう何度も何度も読み返してる…

読むたびに「土鍋でご飯炊こう」って思います。(そしていまだ実行せず、、)
あと、「おにぎり食べよう」とも。作中の爆弾おにぎり、めっちゃめちゃ美味しそうですよね…!

この作品に関しては、なんだかもう、えちなし・ありとかそんな無粋なことは言わず(というよりむしろえち不要かも)じっくり物語の世界に浸りたい…そんなふうに思います。

作中の豊の「自分には幸せな食卓を囲んだ思い出がない。それは人として欠けているような気がした」というセリフが、何度読んでも切なくて胸を締め付けられます。
「食べる」ことは人間の基本的な欲の一つでもあり、生活行動だからこそ、誰かと一緒に食べる行為、その時間を楽しめないって辛いだろうな、と。。

穣と種に出会い、少しずつ、でも確実に変わっていく豊の様子に嬉しさを感じ、ここでもじんわり胸に来る感激で泣いてしまいそうになります( ; ; )

待ち望んでた続刊を読むのが本当に楽しみです・:*+.

0

ほっこり、じんわり、ふわっと包まれます。

 ドラマを見て、これは買わなきゃと原作へ。ほっこりじんわり、表紙の雰囲気、絵のタッチも物語を象徴していますよね。豊くんと穣くん、二人が出会ったことで人生が温かく豊かに、という私が大好きな流れのお話です。
 食卓を一緒に囲むという、ごく日常の経験に誰もが自然と抱くような優しくホッとする思いがなかった豊くんは、穰くんの「いてくれるだけでいい」の言葉に、自分をそのまま受け入れてくれる人達、つまりは家族の温もりを得ることになったのだと思います。
 穣くんは、小さい弟、種くんの面倒をみながら家事とバイトの生活。お父さんもいますが、ヤングケアラーですよ。大学生活から取り残されたような寂しさや、種くんにしてあげられること、というかもう育て方への不安、疲れ、などがさり気なく、優しく描かれていますが、それを「いいんじゃないかな」って支えてくれたのが豊くんの言葉だったのだと思います。
 そして弟の種くん。最大の功労者、いい仕事してます!3人の名前を勝手につなげると、豊かに種が穣る、やっぱり間に種くんがいないと。
 それから、ばくだんおにぎりがいいんです。特別な物ではなくて、日常の、料理というより炊事と言った方が合うのかな。何気ない日々の食事っていうのがさらに温かい物語にしているのだと。
 続編「僕らの食卓 おかわり」が始まるそうで、ほっこりじんわり、私もおかわりにふわっと包まれるのを楽しみにしています。

1

ハートフル

誰かと食事するのが苦手な社会人の豊。
公園で一人でお昼ご飯を食べていた豊の元に
突然男の子がやってきてじっと豊を見てお腹を鳴らします。
豊は自分のお昼ごはんだったおにぎりをその子にあげー…。

ここからお話は始まります。
公園で出会った男の子は種と言う名前の子で、種の兄が穣です。
なぜか彼らにおにぎりの作り方を教えることになって
それが一緒にご飯食べることになっていてーという具合にお話が進みます。


盛大にネタバレしてしまうと、こちらの作品は受け攻めはあまり決めていないそうです。
つまり、そういうことは最後までありません。
でも、それがかえってこの作品では良かったなぁと思いました。
身体の関係がなくてもすごく幸せな気持ちになれて
読むと心が温かくなる作品でした。


種はもちろん穣も二人の父も優しくて温かくて
そんな人たちと豊が出会えてほんとによかったなぁと思いました。
穣と結ばれた後の豊の『幸せが怖い』って気持ちも二人の父に救われるし
豊の辛かった過去もこの家族に救われるし
なんというか、BLを超えたお話なんですよね…。
ほんとにハートフルラブって言葉がぴったりな作品です。


今まで気にはなっていたものの購入には至らなかったのですが
今回購入してみて、何故もっと早く購入しなかったのかと思いました。
先ほど知ったのですが、こちらの作品ドラマ化が決まってるんですね。
今から見るのが楽しみです。

2

心あったまるやさしいお話です

人間的な温かみや、愛情とか優しさを感じられるお話でした。レビュー数や評価をみて、購入時から期待大だったのですが、それを上回る良さでした。これからも繰り返し読みたいです。豊と穣の関係もとても可愛らしくて愛情たっぷりで、胸いっぱいになりました。(エロシーンはなしです)

個人的には、おとうと豊が夜2人で話すシーンと、種くんと豊が穣のバイト先に行って席で話すシーンがとても大好きです。あたたか過ぎて泣けます。

3

涙ぼろぼろ流しながら読みました

潤った〜心もお腹も。
なんといいますか、こんなに幸福度が高いBLを初めて読んだかもしれません。BLというよりも傷を負っている人間2人の救済の物語でした。

種くんのあまりの可愛さに悶絶しながらも、無邪気で素直で真っ直ぐなところがこの物語の濃度をぐぐんとあげてくれますね。穣と種の2人にこの父ありという感じで、お父さんも本当に素敵な方。

1番感動したのが、豊が稔と結ばれいつか別れがくるのではという幸せ絶頂期に誰しも感じるあの恐怖。

『別れの時は一緒に痛がろうぜ』

お父さんのこの台詞、すごくないですか?

割とBLって『今どうしたいか』が大事で後先考えてもしょうがない!スタイルが多かったりすると思うんですけど、この台詞のように答えを着地させてるって珍しいと思うんですよね。しかもストンと腑に落ちます。

私の中で一つの指針になるような大切な作品がまた一つ増えました。

⭐︎実写化されるんですね、、、!!!!楽しみ!

3

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