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女性下北民さん

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愛され男子のモテ自慢

 受けが顔よし性格よしなクラスの人気者で攻めだけじゃなく他の男友達にも寒いからと抱きしめてもらうような甘え上手だったせいか、愛されキャラの無自覚なモテ自慢を延々聞かされている感じでした。主人公に自分を投影できる夢女子系の人には合うのかもしれません。
 兄弟でも高校生にもなって自宅のお風呂に一緒に入るとか聞いたことないので、付き合う前のただの幼なじみだった時期に自宅のお風呂に一緒に入ったり、寒いからと人前で抱きしめてもらったりするのはびっくりしました。付き合い始めた後も昼休みの教室で抱っこされてセッの相談をするのは、リアルで周りにそんなカップルがいたら性別関係なく引いてしまうので、そういうところも好きになれませんでした。

slip コミック

epaule 

恋愛以外の部分が謎

 大学時代の親友同士でお互いに友情以上の感情があるせいで疎遠になっていた二人がアラフォーで再会し、酒の勢いでワンナイトしてしまう話。その後、仕事で関わることになり、空気読める部下の助けや逆に受けに気のある部下の暴走があったりして最後は大学時代の気持ちをすり合わせしてハピエン。
 ストーリーもキャラも嫌いじゃなかったけど、二人とも何の仕事をしてるのかが最後まで謎で、ロケハンもただ南の島を観光して写真を撮っているだけにしか見えなくて、だったらなぜ両社3人ずつも必要だったのかがわからない。攻めが裏工作したとかならまだわかるけど、受けが参加することになったのは元々参加予定だった人が風邪を引いたからなので。その人が風邪を引かなかったらワンナイトしただけで終わっていたかもって話になる。
 あと、ツアーガイドが煮え切れない二人を橋の上から落とすのも、「ないなー」と思った。

絵が綺麗


子供の頃に命を助けて可愛がっていた相手(攻め)が急にいなくなったと思ったら間諜として再会し主従になる話。
 任務前のご褒美(?)という形であっさり体の関係になり、かつて可愛がっていた弟分だとわかって恋愛感情が育つ前になし崩し的に主従兼情人(恋人)になってしまうので、許されざる恋(同性だったり身分差だったりによる)への自制や躊躇はほとんど感じられなかった。恋愛面で言えば現代物の上司部下以上にすんなり上手くいっていて、中華風な世界観に期待していたものは何もなかった。

 任せた任務をやり遂げてもいない間諜に先にご褒美をあげる当主は、いくら根が優しくてもありえない。攻めが従順だったからよかったものの、金であれば持ち逃げされたり、金だけもらって敵方に寝返られる可能性もある。攻め以外の人間が一夜の情を願ったとしても抱かれたのか?とも思ってしまう。
 見つかれば謀反を疑われるような証拠を書簡で残しておくのも迂闊すぎるし、どうしても書簡で残す必要があるもの(念書など)なら、それが何なのかは明らかにして欲しかった。受けが薬を盛られて攫われて貞操の危機に遭うのも、お約束過ぎて全くハラハラしなかった。罠かもしれないとわかっていて酒を飲むのは相手を甘く見過ぎているし、敵方も確実に殺したいのなら遅効性の毒を盛ればよかったのではと思う。陛下の腹心を襲撃すれば受けを殺せたとしても自分たちが重罪に処されることは確実なのに、宰相が何十人もの私兵を送ってきたのも、浅はかすぎてストーリー都合に思えた。
 ストーリーはあまり楽しめませんでしたが、絵が綺麗で濡れ場が多いので、イラスト重視の人にはお勧めです。

少女漫画風BL

 嬉しくない特性を持つ平凡男子が王子様系イケメン男子に見染められ、特別扱いされて恋に落ちるという少女漫画のようなBLでした。

 主人公の一颯は本好きで人付き合いが苦手だけど、頑張って周りに合わせて陽キャグループにいるような、どこにでもいる高校生です。何故か見ず知らずの年上の男性にモテるという特性があります。コンビニのバイト中、客のおっさんに援交っぽいことを持ちかけられたり、本屋で大学生風の男に声をかけられ、腰を触られそうになったりします。まずその設定に、写真撮られてSNSで拡散されたら社会的に死ぬのに、そんなことする人いる?とリアリティのなさを感じました。か弱い少年ならまだわかるのですが、主人公は身長170㎝ある高校生男子なので。

 それを知った弟の友達でバイト先も一緒の瀬尾が、偽装カップルになることを持ちかけます。瀬尾は瀬尾で女の子にモテすぎて困っていたため、そう提案したようです。瀬尾は「どうでもいい人にゲイと思われても構わない」という強心臓の持ち主ですが、強心臓のわりに、女の子に好意を向けられることは我慢できなかったようです。「俺、絶対、そういう意味で先輩のこと好きにならないから」と言って偽装カップルになりますが、舌の根も乾かないうちにわかりやすく主人公に好意を向けてくるので、切なさを演出するための作者の意図が透けて見えて、その発言を思い出して思い悩む主人公に感情移入できませんでした。

 周りを固めるのが、主人公の不幸をネタにして陰で笑っている友人だったり、BLを押し付けてくるクラスの女子だったり、子供の頃から年上男性に好意を向けられ嫌な思いをしてきた兄に、「それどうにかなんないの?俺もいいかげん恥ずかしいんだけど」と苦情を言う弟だったり、「先輩が無理やり付き合わせてるんだったらやめてほしいです」と思い込みで正義感ふりかざす元カノだったりと、とにかく不快に思うキャラばかりなので、こんな嫌な人間しか周りにいなかったら男同士でも恋に落ちるよな、と納得はしましたが、読んでいて楽しい気分にはなりませんでした。

 その元カノ(実際は偽装彼女)の余計な一言がきっかけで偽装カップルをやめようと主人公が言い出し、一旦はカップルを解消しますが、その後、瀬尾が主人公に告白し、本物のカップルになります。瀬尾が主人公を好きになった理由は、元カノのときと違って偽装彼氏になっても彼氏面をせず、素で話ができるから好きになったようです。

 少女漫画や平凡受けは好きですが、こちらは主人公の特性や攻めの言動、周りのキャラなど、全てが主人公の恋が成立するために用意されたお膳立てに思えて、ストーリーに面白みを感じませんでした。
 主人公にも、わかりやすく主人公だけ特別扱いする攻めにも、人として魅力を感じるようなエピソードが無かったため、キャラ萌えも薄かったです。主役の二人は周囲の人間と違って苦手に思う部分はなかったので、評価は中立にしました。

殺し屋食堂 2 電子 コミック

衿先はとじ 

なぜ殺し屋だったのか

 殺し屋の暁が殺しに入った料理屋でスカウトされて住み込みで働くことになった話の続編。1巻でも匂わせてありましたが、店長の葵と暁は過去に出会っていました。暁の殺し屋としての試験をしたのが葵で、以降、陰ながら見守っていたようです。葵への殺しの依頼も、怪我の後遺症で記憶が一晩でなくなることを知り、インパクトを与えるために暁の実家に自分を殺す依頼をしていたようです。
 葵は暁の初恋の相手だから、葵の作った料理を食べると記憶をなくさずに済むと結論づけてありました。
 葵の料理を食べることで記憶が持続することになり、暁は葵への恋心を抱くことができて、二人は晴れて恋人同士になりました。
 ただ、エチシーンはなく、結局のところ最後まで攻め受けがはっきりしなかったので、そこだけでもはっきりさせてほしかったです。
 1巻に続きほのぼのとしたお話でタイトルから期待した仄暗さや悲壮感はなかったので、肩透かしを食らった気になりました。個人的には殺し屋という設定じゃないほうがお話の雰囲気に合っていて楽しめた気がします。

殺し屋食堂 1 電子 コミック

衿先はとじ 

ふわっとしたお話

 タイトルは不穏ですが、表紙のイラスト同様、ふわっとしたお話でした。殺し屋の暁(おそらくこちらが攻め?1巻のみでは判定不能)が実家からの命令で殺しに入った料理屋の店長になんだかんだ丸め込まれて、睡眠薬入りのカレーを食べて帰ることになります。この暁くんは高校生以降、任務中の怪我が原因で一晩寝ると前の日の記憶を失くしてしまう病気にかかっているようですが、何故かカレーを食べたことを覚えていました。
 依頼、何度殺しに入っても、憎めないところのある店長にのらりくらりと躱され、結局は店長の家に住み込んで料理屋で働くことになります。店長が裏家業の親玉みたいな人で二人とも過去に出会っているっぽかったので、過去の出来事が記憶を失くすこととも関係しているのかもです。
 今のところあまりBL味は感じませんが、二人の因縁が気になるので続きも読んでみようと思います。

綺麗にまとまっている

 攻めはゲイで受けは無自覚ゲイで大学の先輩後輩。俳優としてBLドラマで再会し、役作りの延長で体の関係になり絆されていく感じのお話でした。体の関係については受けの白崎のほうが積極的です。

 攻めの羽山は学生の頃に白崎に「羽山さん演技仕事しないんですか?ありえねえ。どうかしてますね」と言われたことがあり、白崎のことが忘れられない存在になったようです。強気な性格ってことなんでしょうけど、先輩に面と向かってそんなことを言う後輩の方がありえないと思ったし、「モデルの仕事は見た目がいいだけのやつがやればいいだろ」という台詞にもモデルを下に見ている感じで嫌だなと思ったので、受けにも、そんな理由で受けのことを好きになった攻めにも、キャラ萌えは薄かったです。

 続きもののようですが、1巻だけでハピエンを迎えて綺麗にまとまっていたので、読後感はよかったです。

祝!20巻刊行&0日!!

 ページ数はわかりませんが、小冊子と合わせても通常のコミックより薄くて、最初はその薄さに驚きました。
 本編は高野政宗の場合、小野寺律の場合、雪名皇の場合の雑誌掲載分で、書き下ろしが木佐翔太の場合4Pでした。
 …そう。書き下ろしが雪木佐だったのですよ。
 決して雪木佐が嫌いなわけではないですが、雑誌でも追いかけているからコミックは書き下ろしを一番楽しみにしていて、記念の20巻だし、ファンが待ちに待った0日回だし、と勝手に期待が爆上がりしていたので、書き下ろしを見て、ちょっと泣いてしまいました。
 
 内容についても、「うーん」と思ってしまったところはありました。高校の頃に少しだけ付き合った二人が再会し、この一年、一から初恋をやり直してきたわけです。(現実世界では連載開始から15年以上経過していますが、お話の中ではまだ一年w)
 許婚者が出てきたり、留学先の友人が出てきたり、大学時代に関係を持ったことのある親友が邪魔してきたり、転校先の香川に行ったりと、離れていた時間を埋めるように、相手について色々知ってきたわけです。その上で、お互いに、高校時代ではなく今の相手を好きになって、既に体の関係にもなったので、あとは律ちゃんが告白するかどうか、という段階に来ていたのですが…。

 高野さんは既に覚悟を決めていて、律ちゃんが付き合うことをためらう理由は、「ハッピーエンドのその先に確証が持てないから」だと思っていました。
 そして今巻では、来栖さんという高野さんのことを好きな小説編集部の女子が出てきます。このままだと手遅れになってしまうと思った律ちゃんが高野さんに「たかのさんを世界で一番好きなのはおれです」と告白し、ようやく二人は両思いになれました。
 横澤さんのときと違ってちゃんと告白できたことは、この一年の付き合いがあったからだし、高野さんが律ちゃんが準備するのを待てるようになっているのにも成長を感じましたが(これまでを思い出してちょっと笑ったけどw)、小野寺家の跡取りの問題は解決していないので、律ちゃんが不安視していたハッピーエンドのその先についてはまだ納得の得られる答えを見いだせていないのではないかと思います。

 好きだからとりあえず付き合ってみる、ができないから、これまでぐるぐる悩んでいたわけで、そんな律ちゃんに共感していたので、当て馬に煽られて焦って告白したことに、それができるんなら、横澤さんや灰谷さんの時点で告白してもよかったんじゃ、と思ってしまい、感動でスタンディングオベーションとはなりませんでした。
 でも、女子から告白されているのを見て、焦って告白する、というありがちなシーンでも、これほどエモーショナルに描けるのは、さすが春菊先生だと思います。
 ハッピーエンドのその先については、これから二人で一緒に解決していくことを信じて、これからも追いかけ続けます。