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今年一番の神ファンタジーなるかも

まだ今年始まって2ヶ月しか経っていないが、自分の中で今年一番のファンタジー作品になる予感。

読み始めて、400頁以上ある鈍器本を一気読みした。
面白くて、本当に途中で読むことをやめられなかった。

まして、それが小中先生というのが、正直驚きだった。
先生の作品は、いつも可愛く、さくさく読めて、気持ちがほんわかするものが多い。
今回もそんな気持ちで読み始めたら、全然違った。
同一人物?と思ったぐらい、今までの作風と違い、このようなシリアスでサスペンス風で重めな切ない話を、読者を飽きさせない文章で描き切ったことに、先生の文才力と設定力のすごさに改めて感動したと共に、これほど素晴らしい作品を世に送り出してくださったことに感謝!

物語としては六青みつみ先生の『偽りの王子と黒鋼の騎士』と月夜先生の『雪原の月影』を1冊に凝縮させた作品だと思う。
良い意味で、この2作品の良いとこ取りで、上記2作品が好きな人は絶対に読むべき、そして満足度120%の作品だと思う。

素晴らしい作品。またもう絶対に手放したくない1冊が増えた。
そして小中先生の作品の中でも一番好きな作品になったかもしれない。

新たな旅で分かること

3冊目。前作で真名をルストに返して死を選んだリオ。
でもウルカの神がリオと2番目の土人形ユリヤの命を救い目覚める。
魔女に奪われた土人形再生方法を記した禁書を探しに、新たな旅が始まる。

今回は1人目から3人目のリオまでの土人形の話や、
フロシフラン王国が出来た歴史や十六代国王ハラヤの謎が明かされていく。
そして、核心は二柱ウルカとエラドの神竜。

この説明が膨大で、でも話を進めるには必要不可欠な回であったと思う。
それを樋口先生は、間にちょっとした出来事を挟みつつ、
また、ルストとリオの心のすれ違いを描きながら、
読者を飽きさせずにまとめてくださったと思う。
これが少しでもバランスが悪いと、退屈になってしまっていたと思う。
そこは樋口先生の文才の成せる技。

*ここからネタバレ

ルストが急に狂気じみた感じになってしまったことは、
正直最初は違和感があって、「そんなキャラだった?」と思ったが、
読み進めていくうちに、ルストとリオは表裏一体の関係であり、
オメガバで例えるなら「運命の番」的なものだと思った。
狂ったように相手を求めないといけなくなる。
それがルストとリオであり、ミカエルとルシファーや、
大日如来と不動明王の関係のようなものだと感じた。
(どちらも元は一緒)
そして、後半、それが事実だったと判明する。
ウルカが一人だと寂しくて自分を二つに分けエラドを作ったということ。

今後の展開はもちろんリオが死なずに昔のように
ウルカとエラドが選んだ王と妃として過ごすようになるまでだが、
あと1冊と言わず、続いてほしいなとも思う作品。

ここからは自分の疑問点。
ウルカは強く逞しく、エラドは愛情深く聖母のような。
そんな印象を受けたが、魔女を生み出したのはエラド?
魔女は一体何をしたいのかがはっきり分からない。
魔女はエラドの心臓を使って土人形を作り、ルストを惑わせて、
天下を取りたかった?
ハラヤはなぜ花嫁を殺した?(花嫁は男性のような感じ)
ウルカもエラドがそんなことになって自分が分けたのに
民の意見を聞いてしまって、なんとかしないのはなぜ?

まだまだ謎があるので、どうか丁寧に最後まで描いて欲しいと思う。

今回も謎が謎を呼んで、説明が多いのでBL感が少し薄いのと、
ページ数も多いので、疲れてしまった読者もいると思うが、
私は最後のハピエに続く大切な伏線回としてとても読了感があって
やはり神評価で満足^^

先生素晴らしい作品をありがとうございます!
二人がどうか幸せになってほしいと願います。


次回のためのまとめ用

次回発売の時用に、今回のストーリーを軽くまとめておきたいので、以下ネタバレ。
シリーズが長くなると前回どこで終わってたのかと思うので。

最初に、ノアの本当の母親(元闇魔法)アリシアが出てきて、マホロに毒を飲ませて、本当に光魔法で治癒出来るのか、姑いびりもある。
(マホロは光の精霊王を呼び出して治癒する)

意地の悪いシリル(学校の先生)がどうしてもギフトが欲しいと、マホロやノア達を連れて、歩きでクリムゾン島に行く。
そこには、オボロ(ギフトを与えることが出来る司祭)を連れ去って、マホロと同じように心臓に魔法石を埋め込ませ、魔力を倍に出来るようにした、ジークフリートも潜伏したまま。(魔力が使えない島から出られないように教団が先手を打ったため)
*オボロも若くで死なず、大人になって自由に生きれることが出来る体になって嬉しくて、ジーク側に付いた。

新しい司祭アラガキと会えたシリルだが、自分が一番大事で、他に大切に想うものがないから、ギフトは与えられないと言われる。(一番大切が自分だと自分が死ぬのでは?って思ったけど、そもそも資格がなくなるのね)
女王陛下を死に至らしめて、ギフトを貰ったレオンに嫉妬したシリルは「陛下殺害をみんなに言ってやる」と脅迫するが、レオンに逆に斬り殺される。(うん。自業自得)
それを見ていたマホロは治癒の力を使わなかったことに罪悪感。(いや、めっちゃシリルって根性悪いからいいよそれで)

やっと魔力が使える場所まで戻ってきて、学校へ帰れると思った矢先、オボロを連れたジークが現れる!
ノアとジークが戦いに!オボロを盾にして戦うジーク。(ほんと最低だよジーク!)そこにレオンのギフトが発動。彼のギフトは魔力相殺。ジークの魔力を無に出来る。
すごい戦いになったけど、魔力相殺ではさすがのジークも叶わず、遂に囚われて、地下牢へ。
目を見て相手をコントロールする能力なので目をくり抜かれ、地下牢へ入れられたジーク。

マホロは彼が死刑になるのはやっぱり嫌だと、アルフレッド陛下にお願いする。
マホロが絶対服従の呪法(死ぬまで忠誠を誓う呪法)を受け入れれば、ジークの死刑をやめてやると言う。
(え?アルフレッド、お前はマホロをそこまで欲しかったのか?ってもしや。。。)
マホロはノアにも相談せず(まあ反対されるからだけど)、勝手にそれを受け入れてしまった。。。>.<

って、ところで終わり。

もう、どうなるのよ。。。
ハラハラドキドキで苦しい。。。
結局一番のラスボスはアルフレッドってことなの?
光の精霊王の言う「光魔法と闇魔法の血族を切り離す」は、言葉通りの意味なのか。
本当はそこに何か別の意味があるのでは。共存出来る意味が。

たぶん、マホロの治癒の力ってジークも完治させられると思うんだが。
最終的にジークも味方になって、ラスボスを倒し、本当の真実をみんなが知って、ノアとマホロが幸せになって欲しい。

夜光先生本当にすごい!最高に面白い!
奈良千春先生の挿絵も美しく怖く、素晴らしい!
終わって欲しくない。

一生大切にしたい作品

もうただただ自分の感想をぶっちゃける!
それほど興奮してるから。

ちるちるで1位になっていたので、あらすじを読んで、

・王弟x絶世の美少年
・歳の差
・前世の記憶を持った少年
・表紙の一夜人見先生の絵も素敵だった

この4つが自分のツボだったので読んでみることにした。

2巻が発売になるから1巻も同時に注文。とそれが先月。
そして、今回最終巻の3冊目!
届いて再度びっくりの厚さ!
1冊目を見た時、実際こんな鈍器本読めるのかと思ったが、全く杞憂だった。

とにかく話がもう萌えを超えて至高の領域!
まして、話がこれほど辻褄が合って進んでいくことがスラスラと読める要因の一つでもあるかと思うが、小綱実波先生の文章力が素晴らしいに尽きる!
まして、過去世と現世を交差させながら、この難しい設定を見事にわかりやすく展開させる巧さ!

こういうファンタジーものって、ツッコミ所が出てきそうだが、出て来ない。強いていうなら、レオリーノが、過去世の話を侍従とヨセフに一人で話すところぐらいだった。ここは、今まで過去世の話をする時は熱を出すほど大変だったのに、彼らに最後に話した時はあっけなかったから。ここはもう何度も話して慣れたと思うことにしてる。

でもそれぐらいで、後は全くひっかかりがない。これだけの長編なのに!
全ての伏線が見事に繋がって回収されていく様は圧巻!

最もたるのはヴィーとレオリーノの切ない関係!
レオリーノが攫われてからの中盤からのドキドキハラハラはもう映画を見てる感じで、どうなるどうなるって本を持つ手が震えた。(本自体が重いからでは決してない!)

そして全てが終わって、ほっとしたと思ったら、あの地下牢での王家にまつわる悲劇が語られて。。。
もうそこで号泣ですよ、号泣!
無益な血を流すこともなかったことが分かるという。
最後が一番残酷だと思った。いや、前王が一番のラスボスでクソだったということ。

3巻目ではルーカスが報われたのも良かった。
イオニアもまた報われた。

カイルはどうするのかな。愛しい人を見つけて子孫を繁栄させて欲しいとも思う。
だってそうじゃないと王家の能力者も途絶えてしまう。と、要らぬ心配までしてしまうほど感情移入できた作品。

本当に素晴らしい作品をありがとうございました!
何度も何度も読み返す作品。
一生大切にしたいと思える作品。

この作品を見つけて商業にしてくださったルビー文庫編集者様はすごいと思う。

小綱実波先生、今後の作品も楽しみにしています!
本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした!

このシリーズが好きなので敢えて

暴君竜シリーズ10冊目にして一区切りを遂に読了!
とても楽しみにしていました。

神評価はまさに10巻お疲れ様でした、先生大好きって感謝からですが、
自分の感想としては、ちょっと9巻までとは違う感想です。

読んでいて、どこか違和感というか、少しモヤモヤが抜けませんでした。
どこに対してモヤモヤなのか自分で考えてみると、

1)ミロくん中心に話が進む
2)やはり無理矢理に産まされたこと
3)可畏が仲間外れ感
4)ミロくんが倖に執着

この4つが自分にはモヤモヤしてしまったのだと思います。

1)ミロくん中心に話が進む
これはどうしても第3子が存在したので、どう解決するかで仕方ないとは思いますが、
過程を考えると可畏との子ではないので、それほどミロくんに感情移入ができなかったこと。
またミロくんのキャラが感情があまり表現できない状態なので、
それもあって余計に家族とは思えず、そのミロくん中心な話だったので、ということ。

2)やはり無理矢理に産まされたこと
これは先に述べたように、まさにその通りってこと。
自分の中では可畏との子とは認められないので、
家族って言うと、可畏が反対にかわいそうになってきて。。。
なので、「3)可畏が仲間外れ感」に繋がっていきます。

4)ミロくんが倖に執着
なぜにミロくんは倖にばかり執着するのか。
その理由がイマイチはっきりしないのもモヤモヤ。
(最初にコンタクトが取れたからだけでは薄い)
慈雨が可愛そうと思ってしまって。
多分これは倖が潤に似てるから愛さずにはいられないってことを
意図したいのかなと思うのですが、それなら潤に執着して欲しかったかなと。
それだとすんなり納得出来て、ミロくんが愛おしく感じられたかも。

上記がどこかモヤモヤしてしまった所です。
多分、このモヤモヤはミロくんが成長し、
可畏を父親として、慈雨を兄として尊敬し、
愛する気持ちが出てくるシーンと、
潤を母親以上な、または、倖を兄以上な気持ちが芽生えるシーンがあれば、
自分の中で消化できそうです。

ツァーリ? 
正直あなたはもう違う伴侶を見つけなさい(笑)
モデルくんがいるじゃないのよ!彼にしなさいよ!


と言っても、犬飼のの先生のこのシリーズは、今回の感想を含めても大好きです!
大好きなんです!!!!

細かい心理描写に、家族愛。
可畏と潤の成長物語が丁寧にそして切なくエロく展開しています!
そして、それにさらに色を添えてくださる笠井あゆみ先生の素晴らしいイラスト!
毎回本当にやばいです!

最後になりますが、犬飼のの先生、一区切り10巻までお疲れ様でした。
そして、素敵な作品を有難うございました♪
また彼らに会える時を楽しみにしています☆

*特典は紙書籍(店舗共通)と電子共に、それぞれ違うSSペーパーが付いてきます。
どちらも必読もの!