佐倉主任がZ世代の部下といい関係を築きたくて、最終的に仲良くなりすぎる…っていう、お互いの勘違いが面白いリーマンラブコメでした。コミュ力の高さが一周回って迷走するアラフォーリーマンの悲哀も可笑しくて、理屈抜きに楽しむのが正解です。
スン、としたZ世代が実は不器用か!っていう可愛さがなんとも”きゅん”でした。正直なところ、もともとノンケの佐倉主任が部下の健気さに絆されるっていう展開は微妙に気持ちが追いつかないかもな~とか思ったりしたのですが、藍井が主任を好き!っていう気持ちの解像度が高いというかわかりやすくて、寝顔を盗撮(?)したり、寝ている隙にキスしたり、大胆なような健気なような…よくわからないけどなんだか応援したくなる~って気持ちになっていました。
リーマンものって年下攻めが多い印象なので、ついそのイメージで逆を想定していたのですが、安心安定の年上攻めっていうか、ベーシックというか、みーち先生らしいというか、受さんも普段からのギャップ萌え…な好プレーで良きスケベだったと思います。
作家様買いです。
設定に馴染めなかったな…っていうところがありました。
輪廻転生?特殊能力もの?、ちょっとサスペンス?複雑さに比べて、そこを構成するエピソードに物足りなさを感じてしまうというか、もっと各時代のエピソードを深堀りして読みたいなぁ~と。ゆえに、1巻にまとまってるのがむしろすごい…と言えるのですが5巻くらいでじっくり読みたかったな…と思ったり…。個人的に、日本の中世という時代が好きなので、そのあたりと現代を絡めたものっていうのは、大いに盛り上がるものがあるんですけどね。
色っぽい作画の先生なのでキャラクターにはアンニュイなセクシーさ、昏めの美しさがあって素敵だったんですよね(もっと中世の場面欲しかった)。記憶をつなぐひと?っていう設定は界隈ではあるあるなのでしょうか…?そのあたりの背景がわからず「?」っていうのが残ってしまうんですよね。後半、おそらく読者の多くが「え!そういう展開?」って思うであろう、ふたりの縁に関わるエピソードに至ってはSF風味な印象…元ネタというか物語の着想を得たネタがあるとしたらそっちに興味をひかれます。
とはいえ、なんというか不思議な余韻の残る作品でした。
まずは完結おめでとうございます!
このシリーズの連載が2021年からなので5年かぁ~、結構昔のような気分…(なので、1から読み返しました…)。1-2巻のときほどの熱量を持続しきれなかった読者なのですが、失恋の敗者復活戦っていう作品のコンセプト(?)が面白いし、CPではなく”日高仁”が好きっていう気持ちもこめて、ややご祝儀をこめた評価にしました。
長い攻めザマァでした。一般的には不評だったみたいですがw、個人的には吉田さんと日高のターンは結構好きでした。両者の不器用さがなんともいえなかったし、吉田さんによって日高のカッコよさを再認識…。でもやはりBLとしては攻め受けシュッとしてるほうが嬉しいですよね。コウが果たして日高にふさわしい男なのかしらん?というところはちょっと疑問ですけど、社会人になって一人暮らしして、親友と離れて、仕事が大変で、仔猫を預かって…様々な出来事を通してコウの内面は、”何が大切なのか”を選別できるようになるほどに変化したのですよ(と、4巻を読んで思いました)。ついに、たらし卒業!ていうことで、ふたりの明るい未来を信じたいです。
日高の物語というよりは、コウの成長の物語だったんですね。とはいえ、”STAYGOLD”全篇を通じて日高が一番好きなキャラなので、彼が宗教じみた初恋を現実に顕現して恋愛して成就させたことが嬉しいです。クライマックス、ほぼ台詞なしの押して押されてスケベは、息遣いや鼓動や湿度が感じられるような描写で、私の心に残るBLスケベTOP10に入るくらい好きかもと思いました(特に日高が押しかえすところ)。
書き下ろし、だてに経験を積んでないコウの彼氏力への日高の心の声がめちゃくちゃ好…(可愛い…)。
HUG、KISSの執着は楽しめたのに、LOVEの執着に関しては「ガチでヤバい…」という印象が強くてそこまで笑えなかった…というところです。なんでだろう~通常運転(木原先生の)ではあると思うのですが…。ただ、全作品に言えることなんですけど、本編が極北な分だけ後日談が萌えるっていうか、おそらく後日譚くらいの安定と甘さがオーソドックスな商業BLな気がしてならないですw。今回はちょっと受け止める私のコンディションの問題だったかもしれません…(極北党員なのに)
「青春狂走曲。」、まさに“狂走”でした。「えっ?どうやってBLに辿り着くの?」と前半は読みながらだいぶ不安でしたw。スコットの行動は相手の合意があれば、スパダリレベルなんですけど、それがないのでだいぶ怖いです。確かに、恐怖も恋愛もドキドキしますけどね。健人が創作する乙女ポエムが伏線というか、その世界線(想像でしかないのですが…)に浮世離れしたスコットはとてもハマってるような気がしたので、最終的には割れ鍋に綴じ蓋(めちゃくちゃ割れてるんですが)、とにかく誰も死ななくてよかったと思いました。
True Love、なんだかずっと怖かったです(汗)
事故で亡くなった”光一”が媒介になって、親友を失った者と恋人を失った者がじわじわ共依存していくという…。長尾の幼少期の境遇のしんどさとか、岩城の長尾に対する感情の不可解さとか、いろいろゾワっとするところが多かったのですが、最終的に、岩城が”光一”を超えて長尾と向き合いたいんだって宣言するところで安心しました。(ここから始まるLOVEが読みたい…)
というわけで、どちらの作品においても攻め受けの関係性が、ずっと一緒にいられなきゃ死ぬ!くらいの極端な温度感で描かれています。木原先生の作品には時代と想像の斜め上をいくLOVEがあるので、もはや萌えても萌えなくても読みたいと思っています。
表紙見たら買わずにおれない!攻めさまの圧倒的なビジュアル、最高ですよね。捕食者万歳!主人公は被食者の受けさんなんですが、攻めさまの印象が強すぎて存在感が…と思ったり。
まず、「もうなにこのスケベのスポ根?!」って叫びそうになりました。こんなにも受さんが攻めさまと合体したときの感動が大きいBL作品、ちょっと他に思い浮かばないかも…(たぶん)。
ローマは一日にして成らず、っていう諺が思い浮かびましたよね。
気持ちよいおせっせは、適切な指導と童貞処女の予習復習・努力の賜物なんですよ。そんなに簡単にスルっと入るわけないんだ…っていう、なんかいろいろ思うところがありすぎました。
あと、攻めさまの”キュートアグレッション”にめちゃくちゃ共感してしまいました(なぜならハム村、喜怒哀楽が可愛すぎるから)。うっかり虐めすぎたら、相手が予想外の行動に出て戸惑って、最終的にストレートなアプローチに着地してしまう、この緩急がたまらん…と思いました。クールな攻めさんの必死な表情って最高のご褒美ですからね!
さらに、教師のお仕事ものとしてもよいです。運動音痴を笑わない(そしてかっこいい)体育の先生がいて、教え方の巧い数学の先生がいる学校羨ましい。毎日学校行きたくなるよ(いなくても毎日行ってたけど)。
というわけで、面白いラブコメでありながら、必死なスケベに感動をおぼえ、努力は裏切らないと教えてくれるスポ根BLでした。
作家様買いです。
かわい先生の文章は読んでいて安心するというか、なんか情緒が落ち着く…ので、ときどき旧作を読み返したくなるんですよね。こちら、長年の積読でした…。
事故の加害者と被害者っていうはじまりから、当事者同士が予想外の展開になっていくのが読者としても読んでいて面白かったです。ロボットみたいなエリート公認会計士・不破が善なる心に触れるうちに、欠けていた?失っていた?情緒を徐々に取り戻していく感じがとてもよかったです。ロボットに命を吹き込む浮世離れたアルバイトの大学生、実は…っていうところ、ぜんぜん予想してなかったので意表をつかれました。
途中、ちょっと痛々しい場面はあったものの、優しさが優しさを呼び、そうでないところにはそうでないものが集まるっていうコントラスト、”童話”や”寓話”をイメージした作品ということで、本当にその通りなんですよね。不破の悪友・大西がまさに賢者という雰囲気なのですが、ほかの登場人物たちからも得られる教訓があり、タイトルもメインのふたりの例えとしてすごく効いていて、ちょっとラブコメみたいなノリもありつつ読み応えのある作品でした。
表紙から期待するイメージと内容とのギャップに戸惑いました…
ギャップが悪いわけじゃないし、イケオジ×イケオジだし、スーツ(極上3ピース)萌えだし、ただのセクシー絵ではない個性的な作家性を萌え以上に感じ、こ・れ・は、ハマる人には中毒性があるかも!と思ってしまいました。
そんでもって、系統(シリアスな絵柄なのにコメディ)っていうところでいうと、ちょっと”恋イン”的なノリなのでは!?…と思ったり思わなかったり思ったり…。
再会して再燃するアラフォーのしっぽりを読みたかったんですけど、なかなかのドタバタ展開でした。過去と現在が行き来する構成が、やや読みづらく感じてしまったんですが、これってまぁ相性なんですよね。スケベに疾走感というか、アスリート感(リーマン同士なんだけど…)があり、筋肉美を堪能できます。お仕事ものっぽいけど、その辺はフワっとしてんな…という印象があり、正直お仕事描写(とその周辺女性キャラ達)を余計に感じてしまったのは私の敗因だと思います。
もっと読んでいたかったような気がしますが完結です!
発展途上なふたりが可愛いし、スイーツは美味しそうだし、世界観は優しいし、読むたびに癒される作品なので永遠に続いてほしかったですw
2人の交際が様々な方面に波紋を呼ぶ展開でした。軽く忘れがちなんですけど、なんといっても成人してるよーたに対して、りっくん未成年なんですよね。あまりにスパダリの風格が漂っているので、そういえばまだDKなんだったなぁ~と(弟に会いに行っちゃうエピソードには”きゅん!”しました)。まぁ学生の本分は学業だしちょっと落ち着こうや…の切なさ(でも、めちゃくちゃ若いから乗り越えられる)。遠距離恋愛とか、おいしい苺パフェとか、コンテストとかをもっとじっくり読みたかったかもしんない…という駆け足感は否めないんですけど、最終的に幸せなふたり(リーマンりっくん)を拝めたので満足しております!
あと、フランスを舞台にした(?)マルちゃんと年下攻めくん(師弟もの)のスピンオフはぜひ読みたいです。
次はどこ行くんだろうな…っていう完結でした。
もはや誰もオチを求めないシリーズ、面白かったんですよ。面白いことは面白いんですけど、”カ!”を読んだときの感動を手離せないんですよね。独特のテンポ感あるギャグ漫画っていうイメージだったんですけど…わかりやすくブロマンス?いやむしろBLに近くなってるの?なのかなぁ~。あと群像劇感が増してましたね。彼ら周辺のキャラ設定が面白くて、確かに商業誌だ…メインのふたりに関してはすでに同人誌っぽいとか思ってしまったんですよね~。
聡実くんのために反社であることをやめない狂児、いいですよね。カタギの聡実くんのために距離を置くこともせず、りくおじと豚まんを求められれば何度でも大阪⇔東京行き来する、、暇も金もあるスパダリヤクザ…、とはいえ決してBLではないっていうところが好ましいんですけど、なんというかこれ以上の彼らの関係性を望むのか?って言われたらそうでもないな…っていう萌えきれなかった”中立”です。(でも続刊出たら読んじゃうんですよ…)