ゆーちん24さんのマイページ

萌×2作品

「BLアワード検定」合格証

女性ゆーちん24さん

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向き合うって大事だね

2巻でもまだ牧野は「なにやってんの」って感じで、中盤までは本当どーしようもない。
口を開けば失礼なことばかりだし、自分の感情しか見てないし。
清宮とどうなりたいのか、自分でも深層心理が見えてないんだとは思う。
だから後先考えず、唐突に思ったまんま行動してしまう。
初対面時に「好みじゃない」と言われ、なのにキスされて、そのへんの曖昧さが尾を引いてるのもあるだろうから、清宮にも一因はあるけれど。

あーでも良かったです。最高。
清宮がいいんだー。
散々無防備に煽られて、弄ぶようなことを言われてるのに、それでも牧野を嫌いにはなれず、まじめに向き合っている。

清宮が短冊に書いた「恋がしたい」って願い。
ぐっと胸が詰まった。
あれを見て人の気持ちの何たるやに気付けないようじゃ牧野は終わりだね!と思ったけど、それを機に自分の気持ち、相手の気持ちに向き合うようになっていって、そこからがすっごく良かった!!!
エッチする前、したあとの牧野からのW告白。
よく言ってくれたよ!
震えながら、すごく頑張ったよ!(感動)

最後はすっごく気分よく読了。
人っていくらでもやり直せるし、自分を取り戻して人を想うようになれるんだ!と。
それを泥臭く、カッコ悪く、自然体で描ける腰乃先生は、やっぱり天才。

よいミステリーBL

大のミステリー好きなので気になっていた作品。
私は情報を入れずに読みたい派なので、軽く作品あらすじのみ見て購入しました。
(あ、薄目でエロ度だけはしっかりチェックした…)
ミステリーの場合感想だけでもネタバレになり得ると思うので、以下ご注意下さい。


東京から船で12時間のリゾート島「アーバンシーズン美波間島」にモニターとして招待された男女20名。
通信手段が断たれた絶海の孤島で巻き起こる連続殺人事件…。
というクローズド・サークルもの。
本格ミステリー好きとしては設定だけでたまらんのに、+BL要素ありとか有り難すぎるわ。

友人の代理としてツアーに参加したサラリーマン瑞樹と、取材として参加したイケメンライターの阿久津。
何やら裏がありそうなツアーで出会った、これまた過去に何か抱えていそうな2人。
ツアー客の連続死というアクシデントが起こる中、2人がどのようにして恋に落ちるのか??
謎解きと恋、どちらも気になります。

癖のある登場人物たち、ミッシングリンク、散りばめられた伏線と回収…等、まずは普通にミステリーとして楽しめます。

タイトルから受ける印象どおりライトな読み口で、序盤は事件にドキドキ、恋への発展にドキドキ、という感じ。
しかし中盤からなにやら嫌な予感がぷんぷん漂い始めて…。
「嫌だ!頼む!予想よはずれてくれ!」
という願い虚しく予感的中!?

終盤はかなり重く苦しい展開もあります。
こういうミステリーには付き物なんですが、信じられないほどムカつく登場人物がたくさん出てくるし、胸糞悪いエピソードも出てきます。

でも、最終的にはハッピーエンドでよかった。
「え?マジで?やめてくれー!」というショックな展開から強引にハッピーに持っていった感もあるんだけど、BLだもん、これでよし!と私は思いました。
結果、愛の力が一人の人間を救い、悪を懲らしめるという、スッキリな勧善懲悪モノに仕上がっています。

攻めの阿久津が、最初から最後までかっこよかった。
終盤まで「これエロになりえなくね?」と思うような展開が続くのに、しっかり優しく甘く幸せなエロにまで行き着いたのがすごいや。
楠田先生に感謝です!

思っていたテイストと違った!

表紙の感じからコミカルなお話かな?と思ったら、かなり心理面に迫っていくお話でした。

「もし1等宝くじが当たったら…」
宝くじなんてその妄想を買うようなものだと思っているけど、もしそれが現実になったら、人生どんな風に変わるんだろう。
…とそんな思いもよらぬことが起こっちゃったリーマン悦士と、密かに悦士に片想いしている大学時代からの友人・玲のラブストーリー。

うだつの上がらない日々にどんよりしていた悦士が、なんと7億の宝くじに当選!
興奮して酔っ払ってしまう悦士と、いつもと違う悦士の態度に乗せられて勢いで告白してしまう玲。
玲からの告白シーンや、大学時代から7年間もの片想いを描いた回想シーンは、展開もストーリーもとてもよかったです!
特に2人きりのバイクと野宿の卒業旅行。
これは本当に素敵なシーンだった。
キラキラの学生時代の恋。友情。
手を繋いだ1分間の大切な思い出。
ものすごく綺麗でした。
でも決して純粋で綺麗なだけではない、腹黒さや屈折した部分も描かれていて、完璧な男に見える玲の中にあるドロドロした思いや執着心に、普通の人間らしさを感じました。

はじめ私、この作品は切なコミカルな感じかなーという気分でわりとサラ〜ッと読んでいたんですが、そんな感じで読んでいたから、中盤からの展開には正直戸惑いました。
あ、これ深いやつやんって。
最後まで読むと深層心理がきちんと描かれているのでなるほど!となるんですが、サラッと読んでいた一読目、悦士の気持ちの揺れが唐突すぎてよくわからなかったんですよね。(読解力なくてすみません汗)
7億当たった!って興奮して、玲からの告白を「今それどころじゃない」とスルーしたのは、玲が可哀想だとは思いつつ、まぁわからんでもない。7億だし。
でも、スルーしたからには友達以上って認識はないんだろうなと思っていたら、あれ?悦士も玲のこと好きだったの?いつどこでそうなってた?みたいな。
なので、もう一度真剣モードにチェンジして読み直しました。

基本単純で庶民的な悦士ですが、玲へのコンプレックスからくる歪みみたいなものを持っています。
そのコンプレックスが強すぎる故なのか、玲への感情がぶれやすく、最初私には読み取るのが難しかったです。悦士自身が自分の気持ちを整理できていないので当然といえば当然なんですが、うーん、ホント心理面が深い。
玲も悦士の気持ちを知るのは大変だっただろうな…。


↓結末のネタバレあります。


結局勘違いだった宝くじ当選ですが(私ならショックで立ち直れない〜)、それにより、お互いの感情をぶつけ合い、本心をぶちまけ、長い友人関係から前に進めたのは、お金では手に入れられない幸せだと思います。

しかし一瞬も7億になびかなかった玲かっこよすぎ。
欲しいものは悦士だけ…ってかっこよすぎだろ。
そして、玲の気持ちを受け取った悦士が、憑き物が落ちたように迷いから解放され人生が上向きになっていく姿には、希望が溢れていました。ぜひこの先を読みたいカップルですね。

甘い運命

可愛くてちょっぴり切なくて、甘い中にもところどころピリッと刺激がある、そんなバランスのよい萌え作品でした。

記憶喪失の絡んだ再会もの。
入院先の田舎の病院で不思議な美青年リヒトに恋をした中学生の日向。
しかし恋に落ちた2人をリヒトの病が切り裂いてしまう。
数年後再会を果たすも、利仁(リヒト)は日向の記憶を失くしてしまっていた…。

記憶喪失ということで、切なくてもどかしいシーンはもちろん多々あるんですが、前向きで明るく強い心を持つ受けの日向の性格のせいか?読感はほのぼのスッキリ。
何年も変わらずリヒトを想い続けている、一途で健気、なおかつ少年の頃のままの可愛らしいルックスの日向ですが、決して弱々しく流されたりせず、しっかりと自分の意志を貫く子で、とても好感が持てます。
幸せを引き寄せる思考ってこういうものなんだろうなぁーというお手本のよう。

再会後は昔とは性格の違う俺様な利仁に抱かれ、家政婦兼愛人のような関係になってしまう日向ですが、切なさはあってもそこに悲壮感は不思議とないんですよね。
むしろ日向の方がしっかり者の妻(時々かあちゃん)的ポジションで、利仁をコントロールしてる感があって。
性的にウブなのに感じやすくてエロいところも最高でした。利仁がエロ社長と化すのも無理ないわ。

白いジグソーパズルという小道具が効いていて、2人の過去が明らかになる瞬間は胸が熱くなりました。
例え相手に忘れられても、相手の性格が変わってしまっても、愛を更新していく日向ってすごいし、記憶を失ってもまた同じ人に恋する利仁って素敵。


重要なサブキャラの相模原は、策略家といった感じで2人を刺激しつつ上手いことキューピッド役になってくれたお方ですが…
セクハラ発言が多いよ、相模原さん(´ω`)

※口絵エロすぎ注意です。可愛い表紙捲ってからの〜いきなりのあの絵で心臓バックンですわ。
(そのシーンはよ来い!とウキウキで読んでました、すみません)

週7…!?いやいや

「えっちは週7希望ですっ!」

なんて身も蓋もないタイトルだ〜!けしからん!(どんどんやれ)と思ったら、週7どころか週10×3回で週30くらいやってるとんでもない絶倫×淫乱カップルだったー!!!
ここまで受けのお尻+内臓の心配をしたのは初めてかも知れません。

看板に偽りなしで、エロてんこ盛りです。
作中半分以上Hしてるんじゃないかな?ってくらいやりまくってます。
でもちゃんと恋愛マンガなんだな、これが。

酔った勢いでHしたことから始まる、絶倫巨根の伊織とえっち大好きド淫乱葵の恋。
そこに愛は、恋心はあるのか?というくらいエロの大洪水なわけだけど、これ、2人にとっては全然問題じゃないの。
「2人とも美味しいものを食べに行くのが好き」とか「2人とも映画観に行くのが好き」なのと同じで、「2人ともエッチが好き」なだけ。
だからすっごく相性がいい。身体の相性だけでなく、価値観が合う2人なんです。

でも受けの葵は心の恋愛経験不足なので、ちょいちょいやらかしちゃう。
プレイに走りすぎて3P提案しちゃったりとか、恋愛の仕方を間違えちゃうんです。
間違えてからようやく自分や相手の気持ちに気づくというね。
※3Pは未遂です。プレイはないのでご安心orご注意を〜。

年下攻めの伊織が愛ある子でとてもよかった♡
愛があるし包容力忍耐力高めな優しい子だけど、これがまたガンガン攻めるんだな、巨根で。
葵を身も心も満足させられるのは、この世に伊織一人しかいないと思うので、もう間違えることなく伊織を大切にするよ〜に!

Renta!はしゃかしゃか斜線でしたが、白抜き電子もあるかもです。
私もこれは可能なら白抜き回避推奨ですね。
なんせHシーンが多いので、かなり邪魔になるし、エロみ半減かなーと思います。

黒か白か 4 コミック

さちも 

進化を遂げていく2人

シゲの慎への執着が、さらにさらに!強くなった4巻でした。 慎への想いの叫びとでも言うのかな。
シゲは本当、100%慎で出来ている気がする。

タイトル『黒か白か』の意味がよりはっきりとしてきた巻だと思います。

慎、シゲ共に新ドラマの撮影が始まります。
両マネージャー、花崎、多々良と、周囲に2人の関係を知る人が増えるにつれ、被っていた皇子様の仮面がどんどん剥がれていくシゲ。
でも周りは、2人にちょっかいを出したり牽制したりはするけど、基本慎の味方だし、2人の仲を守ろうとしてくれてる人たちです。
その中でシゲは、自分の力のなさや不甲斐なさを痛感して、ある決意をするのですが…!?

最近のシゲは嫉妬や怒りに支配されていたけれど、そこで本格的に闇に堕ちることなく、慎と共に俳優として生きていこうと仕事への覚悟を決めてくれたことは本当に良かった!
皇子キャラなんかじゃなく、シゲも慎みたいにどんどん本当の自分を出して、慎とは逆の意味の魅力を視聴者に見せつけて欲しいですね。
実は暗くて、執着心バリバリで、心の中ドロドロで、性欲ももちろんあって、変態な部分もあって。
そんな本当のシゲは、皇子キャラとは違う俳優としての魅力に溢れていると思う。
それが花咲いていくであろう今後が楽しみだなぁ。

性格は対照的な2人だけど、恋のシーンはメラメラ燃えたりほんわか暖かかったりと、いつでも熱があって温いところがとても好き。

1巻では痛くて大騒ぎな慎と、すぐに出ちゃったシゲ…というファンタジー感ゼロな初体験をした2人ですが、エッチの方も進化してますよー♡
開発が進みしっかり後ろで感じる慎と、執着心バリバリに慎を抱き潰すシゲ。
中イキしたことにビックリしてボロボロ泣く慎と、中イキさせたことを喜んですっかり機嫌をよくしちゃったシゲの対比が面白かった!
あー、1巻の初々しい2人はどこに…?(でも最高。大歓迎♪)

シーモア版。白抜き。