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女性カミラさん

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シリーズ完読

なぜか④⑤⑥にはレビューが書けないのでここにシリーズ完結してのレビューを書かせてもらってます。

栗本薫全集にて読了。

この作品を書いたとき、弱冠22歳とあってビビり倒しました。。
滝さんの結城先生に対する複雑で猥雑な感情を22歳で書けるのか!いや、書かれてるんですが。。

滝の結城に対する感情が全部ではないけど共感できる部分も多くて、苦しくもなったり。
良を挟んだ二人の関係がエモいです。

人を好きになる。って地獄みたいだなと思えたシリーズ。

ここのレーベルさん本当に色々ありがとうございます!

王道とはかけ離れた作品を世に出してくれるここのレーベルが最近本当に大好きで…。

今作も本当にめちゃくちゃ好みなお話で読んでて楽しかった!ところどころ文章の硬さが気になりましたが、読みづらい程ではなかったかな。


表紙の2人、まさかのカプではなく、全編通して愛だの恋だのもほぼ皆無でした。
BLをお求めの方には決してオススメは出来ません。

令和のこの時代に…と思うと違和感も多いかもしれませんが、本当にΩ・β・αと同じ人間でも能力の差が明確にあるのだとしたらこんな世界になっていても不思議ではないな。って思います。

この世界ではβとΩの能力差はあまり大きくないように感じましたが、αだけは飛び抜けた能力を有してます。
異能といってもいいくらいだけど、他のオメガバでも威圧?みたいなのをαが使うシーンとかがあるのでそこまで突飛な設定でもないのかな。

あまりにも力の差があり過ぎる世界で、弱者ではあるけども決して膝をつこうとしない。脅かされる事に決して負けないと、もがき続けた2人の青年の話です。


正直、終わりだけは好きになれない。
救いがあるように感じる人が多いと思うんだけど、私にとったらこれが一番救いがなかった。
でも結局このての終わりが、エンドマークのその後の世界をあれこれ考えて結果すごく印象の強い一冊になってるんですよね、私の中で。

でも本当、ぜひ2作目が読みたい!
と強く思わせる作家さんでした。

繰り返しになりますが…

レーベルさん!
本当に素敵な作品を世に出してくれてありがとうございます

日記とポエムの融合体?

妄想日記をポエム風につづってみた。以上の表現が思いつかない。

起こること全てが都合が良いというか…
突拍子もない。というより、あんな事が起こって、こんな事が起こって〜って現実でこうなれば良いな〜って妄想をそのまま書き起こしたみたいな。

作者さんが「こうしたい」って思い描いたものに忠実に動いてる全ての登場人物。という感じです。

腐女子目線がありがたい‼︎

3巻が出たのでそろそろ終わったかなぁー?と積読崩したんですがまだだった!!

完結してから読みたい勢の方はご注意ください。。

タイトルの感じから恋愛メインなのかなー。と思ってましたが、全然違った

国の存続をかけた心優しい王子の戦いで、王子という立場として自国民どう守れるかを模索・画策していく話です。
雪原の月影とか背中を預けるには等読んでると思うんですが、政治って本当に難しい。
多面的に物事を捉えて、善悪だけで判断するんじゃなく、最終的なゴールを明確にしてそこまで辿り着くまでの道筋をつける。

難しいー‼︎けど読んでてなるほど。と思うことも多々あって、本当に先が読めないです。
理想的な為政者であるが故に、その葛藤が読んでて苦しくなる。。

そんな合間合間にこの巻の表紙にもなったお嬢様の存在が楽しい‼︎

何よりこの巻のマキ×ナギが刺さり過ぎて辛い。。
悪魔の異名に相応しいナギ様っぷりがめちゃくちゃ良かったっっっ_:(´ ཀ`」 ∠):_
バドエンで良いので(←むしろ好物)その世界線の話が読みたいよーー!!!

名前

って、結構自分を縛るものだと思うんですよ。苛まれて育った子供がみんなこうなる。とは言えないですが、こんなふうに自尊心が全く育たなかったというのは深く理解できます。
だからこそ、役割を与えられて愛情を注がれてゆえに自分に価値があった。って間違った(とも一概には言えないんですが)認識が育つのも当然だと思う。
そして何より恐ろしいのが『名付け』だと思う。
呼ばれないにしろそれまでに名前は存在して、その名前こそが個人としての受の存在を形づけるものだった。
その形づけていた名前を、「紬季」って名前と共に役目を与えたんですよね。養父母と妹が。
それまでの彼の生きてきた時間を上書きしたと言ってもいいと思うんです。
そして、それによってそれまでの自分には全くの価値が無かったと誤認識したとしても仕方ない。
というか、それをされて今までの自分に価値をつけれる子供がどれほどいるんだろう。

妹が亡くなった瞬間に、紬季は必要されなくなった。紬季の存在は不必要になった。って思ってしまうのは当然だと思う。

その辺の苦しみがすごくよく描写されてました。
紬季が妹の死を認める事が出来たと頃まではすごく良かった。
妹の代替として攻に依存するのも当然だと思う。
生きていくには、この子が与えられた「紬季」って名前はあまりにも過酷すぎる。


そこまでがすごく重たくて苦しくて仕方ないのに、終盤からラストにかけてのご都合展開が白けた…
名前に関しても特に触れる事もなかったんですよね。養父が紬季に対してした事を謝罪するシーンはあったんですが。。

そこまでラノベに求めちゃダメなのかもしれないけど、わかりやすいハッピーエンドはこの話には合わない…というか、前半の重さに対しての後半の軽さがバランスが悪いというか。。

すごくすごく良かった分だけ、落胆が大きかったです

No Title

すごい良かったです。
なんというか、ひん曲がったマイフェアレディ。みたいな。

作中に出てくる服、靴、絵画、酒、舞台芸能、音楽…
それらを含めた比喩表現がとてもキレイで文章を追うのが純粋に楽しかったです。

いやー。知らない事が多いなぁ。と改めて思いつつも、検索機能で何でも簡単に調べれる時代がありがたい。


普段書かれてる話よりも私は断然こちらの話が好きで、またこういう話も書いて欲しいな。。


書きたい事がいっぱいあったはずなのに、ネタバレしたくない。。って思いも強くて、何もかけない。。
すごく赤裸々に2人の話が描かれてるのに、それでも2人にしかわからない部分があって、最後まで疎外感を感じながら読み終えたんですが、
その疎外感こそが2人の結びつきの深さを感じさせました。

No Title

前作を読んだのが3ヶ月程前で、流石に3ヶ月なら覚えてるだろう。と思って読んでましたが、ところどころ誰だったかなあ??と記憶が曖昧だったり。
やっぱりシリーズものは一気読みすべきだった

個人的にこのカプに興味が持てなくて、2人の恋愛のくだりはふーん。って感じだったんですが国政の話はすごく面白かった!
そして何より、ルーカスの想いの深さに涙しました。。

イオニアを想い続けて未だ誰にも心を預かることができずにいて、グラヴィスですらイオニアではないレオリーノと共に幸せになってる。
一時期はレオリーノに心変わりするグラヴィスを責めたりもしたルーカスなのに、それでもいまだにイオニアとグラヴィスが幸せになる未来を心から望んでいる描写がたまらなかったです。
もちろんもう絶対に叶うことはないと分かっていて、それでもグラヴィスとイオニアが迎えた結末が幸せなものになって欲しい。なって欲しかった。って思いは消えないんですよね。
誰よりも愛した青年を、自分だけが変わらず愛し続けている青年を、その青年が望んだ幸せを叶えてあげたい。って願ってるルーカスの気持ちが…涙

寂寞ってこういう事なのかな。
ルーカスの心からの望みが、優しくて悲しい。
でもだからこそ誰よりも好きだなぁ。と思えるキャラでした

シリーズまとめての感想とその後の考察

長いシリーズ、なんといっても口語文が読みづらい。
昭和ーって思わせる言葉なんかがあちこち飛び交ってて、中畑のホームランにはちょっと笑ってしまった。
シリーズ自体は暖かい幸せな未来を思わせる雰囲気で終わってます。
シリーズ完結して10年後に書かれた「横須賀から」で、その後の様子が少し見えてくるのですが…
意味深ー‼︎
この横須賀からだけを何度も読み返してあれこれ想像を膨らませてしまいます


二葉から勇介への手紙になるんですが、手紙の様子からしてこの2人の交流は無くなってた事が推察できます。
そして、奈々の兄である清正は悲劇が起こって東京から離れてる。
よって二葉には東京での居場所はもう無くなってしまった。

これらから考えるに、奈々は何かしらが起きて亡くなってるのでは。。
その事が遠因でさらなる悲劇があり、清正は病院もしくは刑務所に入所して東京から離れてしまってるのでは…
奈々が亡くなった事で二葉と勇介の繋がりも自然と消滅してしまった。
のかなぁ。と…

また、多少の収入や1人で生きる術、ささやかな憩いの場を見つけて自立した生き方が出来るようになっている二葉。
本編では、ただただ竜一だけの閉じた世界だったのにその後の時間の中で確実に自分の世界(人間関係)を築いているんですよね。
だからこそ、ただただ従順に、それこそ親を慕う子供のように無垢なまでに竜一だけを見て竜一だけの世界の中で生きれていたのに、自分の社会が広がってみたら自我が芽生えて親が全て、親が一番じゃなくなっていってしまったんだなぁ。と

親子ならそれぞれの独立した人間として、それぞれの社会の中で互いに独立した人間として生きていけるのに、あまりにも結びつきの深い2人だったからこそ嫉妬し嫉妬され…になったのは想像に容易いなぁと。
竜一からしてみたら、二葉の変化はキツかっただろうなと思います。

そして、二葉のいつかこの町を出ていく気がする発言!
これは、清正が言ってた「竜一も心配」という言葉や竜一の「いつかお前は俺の前からいなくなっちまう」的な発言の回収がここにきて出来たんだなぁと思いました。
麗子ママも言ってたけど、二葉は男を狂わす魔性な人間ですよね。たくさんの男の人が二葉に狂わされて崩壊していく。清正も竜一もやはり例外ではなかったのかな。。
二葉の魔性の根幹は手紙にもあった「幸せになりたいわけじゃない」に、ある気がします。
幸せになりたいと欲を持つが故に人間の浅ましさみたいなのが覗くようになると思うんですが、二葉にはそれがないんですよね。だからこそ無垢に見えて、何にも染まってないように見えてしまうんだと思う。
何もないから周りは必死に何かを注ぎたくなるけど、二葉の中には何もたまらない。
だからこそ必死になって自分を注いで、なんとか自分の痕跡を残したい!と、あとはもう沼ですよね。

そんな側から見れば沼のような無垢な子の、内面の葛藤や足掻きをずっと追いかけるのは楽しかったです

タイトルのままでした

徒花の棲み処でした。
徒花の生息地とも表現できるかな。。

とにかくぶっ飛んだ女王様で、こんな強い受様この先出会えないんじゃないかと思います。


お互いに搾取され続けた子供時代を送ってたけど、不憫としか言いようのない子供時代に幸せだと思える記憶があったかどうかで、人生というのは大きく変わってくるんだとまざまざと見さされた気分です。

その幸せな記憶ですら搾取されてただけでしかないのに、本人にとっては幸福な思い出で、だからこそ人を愛したり慈しむことで苦しんだり葛藤してしまうんだろうなと。。
攻が選んだ道を最初は「口だけじゃん」と鼻白む気持ちだったんですが、攻が抱えてる幸せな記憶が自分が選びたいものだけを選ぶ事を許せなかったのかなと思うと、この二人の因果の深さわ感じました。

知能のあるひよこによる刷り込み

完全版のみのレビュー

まだ続きはあるけど、個人的にこのラストが大好きなんです。
最初は色々ゆっるい子だなぁー。と思ってたんですが、ゆるい割には快楽堕ちするわけでもなく、そういうことに対する拒否感とか嫌悪感みたいなのは無くならないんですよね。
でも、それらの不快感よりも我慢した事で得られる社会的な得を選べる強かさが個人的にすごく好きです。
特別上昇思考があるわけでもなく、こうなりたいとかこうありたいとか、強く何かが欲しいという願いがあるわけでもなくとにかくふわっふわしてんですよね。
故に自己愛が強いわけでもなくて、迷いや惑いはあるけど自分の思う損得で日々の選択をしてる不思議な子。

ただ、本当に何も分からなくて確固たる自分もなくて精一杯に社会の中でぴよぴよ鳴いてる時に惹かれたのは誰よりも立派なな親鶏で、側に行く事が出来てからは脇目も振らずにひたすら精一杯追いかけてたけど…。

自分がずっと正しいと思ってた姿に歪みを見つけてしまった時に、自分の正しさはコレじゃない。って潔く自立の道を選ぶ姿はカッコよかった。