許されなくても。抱き潰して。縋らせたい。

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表題作君の愛は僕の罪

義理の息子 桧山桂一、事務所従業員 堤信也
桧山設計事務所(現)所長 桧山崇

あらすじ

ある思いを胸に秘め、桧山崇は、血の繋がらない息子、桂一だけを見つめて暮らしている。幸せな毎日は、突然、桂一から責めるように吐き出された「修一」という名前で崩される。後ろめたさで凍りつく崇を桂一は力でねじ伏せ、怖ろしくて淫蕩な愛撫で嬲っていく。──なぜ? なぜ!? 崇は必死に抗うが、忌まわしい過去を引きずる彼の体は愛蜜で滴り、もっと!もっと!!と男の欲望をねだってしまう! 怒りと、それを凌駕する熱に燃えた桂一の瞳が見つめるのは……
出版社より

作品情報

作品名
君の愛は僕の罪
著者
芹生はるか 
イラスト
石田育絵 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
プラチナ文庫
発売日
ISBN
9784829624166
2

(2)

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萌々

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(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
3
評価数
2
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

「あらすじ」ほどドロドロしてません

久しぶりの芹生氏の新作。ここのところどうしちゃったのかな?と思っていましたが、復活して下さって嬉しいです。

さて内容ですが、建築士・崇がずーっと片思いをしていた設計事務所の所長・桧山修一の息子・桂一と最終的には結ばれるっていうお話。
崇がとてつもないヘタレなので、片思いを告白することなく修一は事故死。残された妻と息子を守りたいが為に、実家を勘当されてまで桧山家へ婿入り。薄幸な妻は間もなく病死。息子の桂一に所長の面影を見つけてはドキドキするし、桂一からは迫られるしという二人暮らしをしながらも、後ろめたさが先にたち自分の気持ちに向き合うこともできないという現状。

そんな関係を外堀から責めていく桂一のほうが一枚も二枚も上手なので、第三者の横槍が入りつつも着実に義父を落としていくところが面白い部分かな。

で、何が情けないって、一貫して崇がヘタレなところです。息子だからという理由で、桂一をなんとか遠ざけようとしてその部分に関しては頑固一徹な割に、押し倒されれば気持ちよくなっちゃうし、いつもベソベソしているし。堤さん(あまりにいい人過ぎて却って謎な存在)に逃げちゃうし。

そんな崇を長年見ているものだから、桂一は外堀から攻略しなくちゃダメだと思ったんでしょうね。

登場人物はこれだけでなく、幅広く奥深くなっております。脇役の皆さんがどういう役目を負っているのかも読んでほしいところです。

それにしても、堤さんが一番いい人(イラストもバッチリ)なのに、一生二人を見守って過ごすの?いっそのこと三人で・・・すみません・・・

3

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