愁堂れなさんのレビュー一覧

可愛い顔して憎いやつ 小説

愁堂れな  陸裕千景子 

デビュー前作品だけど古さを感じない

電子書籍を購入。

『可愛い顔して憎いやつ』、そのすぐ後の『可愛い顔して悪いやつ』、そのまた後の『後日談』、時系列は不明ですがおそらく事件前?の攻め視点の『可愛い男のモノローグ』が収録されています。

可愛いのに攻めって設定、実はかなり自分のツボって、この作品で気付きました。
コミックでは、全然萌えないんだけどなぁ。活字だと違うのかなぁ。

この作品、デビュー前に個人サイトで発表して…

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君に、恋に落ちた夜(表題作 惚れた弱み) 小説

愁堂れな  亀井高秀 

再会して恋が芽生えた 我がまま新入社員×美人先輩社員

前半「惚れた弱み」は、新入社員と先輩社員の再会もの。
高校の陸上部で先輩と後輩だった加納と小早川。
高校時代は特別な付き合いはなく卒業後は会うことはありませんでした。
けれど加納にとっては、走る小早川の美しさや最後まであきらめない姿に励まされとても印象深くに残っていました。

そして数年後、社会人となった加納の勤務する部署に足の故障で走れなくなった小早川が新入社員として配属され、加納が指…

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淫らな背徳 小説

愁堂れな  陸裕千景子 

なに?高円寺がヤキモチだと!?

シリーズ9作目。
今回のお当番は高円寺×遠宮です。
正直、遠宮ってこのカプの中であんまり好きじゃないんですよ。
9歳年下で背伸びしてるのもあるとは思うんだけど、
キャリア組って肩書もあるからかな、
侮られまいとする感じが、ちょっときつすぎる。
思うに、ツンはパートナー相手だからこそ、なんだな。
誰彼構わずのツンは私の萌アンテナに引っかからないらしい。
今回、事件が遠宮に関わっていた…

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淫らな関係 小説

愁堂れな  陸裕千景子 

3カプ仲良く

シリーズ7作目。
普段は3カプのお当番制なのですが、
B-PRINCE移管後初ということで、
3カプがほぼ同じ重さになってます。
えちは上条×神津だけですが。

ストーリーは前作「心は淫らな闇に舞う」の続きになるのかな。
なんといっても、今回は、
「最強のゲイ」にして上条の上司・月本に毒気を抜かれました。
つーか、展開が斜め上をいってました。
口止めって‥それ、犯罪ですよね?(…

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淫らな爪痕 小説

愁堂れな  陸裕千景子 

それはさぁ

いかんでしょ?
と中津に言ってやりたい今作。
「淫ら」シリーズ8作目。

龍門がいるのに、なんでふらふらしてんの!?
それでなくとも、「3バカトリオ」の鉄壁の絆に、
それぞれのパートナーは、嫉妬にも似た羨望を持っているのに。
中津が上条に友情以上の想いを持っていたのは、
シリーズ2作目「淫らなキスに乱されて」で明らかになりますが、
龍門というパートナーができたんだから、思い切るべ…

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淫らな囁き 小説

愁堂れな  陸裕千景子 

上条のヒョウ柄ビキニパンツの衝撃

シリーズ10作目。今回のお当番は上条×神津。
このシリーズの中でこのカプが一番好きなのですが、
神津はいつも蚊帳の外で可哀想になります。
職業を考えれば仕方ないんですけど。
他の作品でも、上条の家で作戦会議してると、
神津がそっと席を外す‥なんて描写があったり。
しかも、今回は‥
アレ、「拉致・監禁」じゃないんですか?
いくら生命の危機がある「かも」しれないからといって、
本人が…

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淫らな喪失 小説

愁堂れな  陸裕千景子 

ウブでやんちゃな35歳‥

久しぶりの新作。待ってました。
今回は高円寺×遠宮がお当番です。

テッパンものの記憶喪失ネタ。
で、思ったんだけど、三バカトリオでは
中津が記憶喪失になっても二十年前と変わらなそうだし、
上条が記憶喪失になっても神津は献身的に尽くすだろうし、
やっぱ、高円寺しかないのかな、と。

私自身は女ですが、記念日とか苦手なので
↑下手すると結婚記念日さえ忘れそうになるレベルで
タロ…

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淫らな罠に堕とされて 小説

愁堂れな  陸裕千景子 

ほどほどのバカが好き…

※めっちゃネタばれです、閲覧ご注意!!※

上条は男前でロマンチストでカッコ可愛い素敵な男性でした!神津が羨ましい!

対して、神津は…頭が弱いのかな…?危機感がまるで無い。
元カレに3億円贈賄の罪を着せられていることはほぼほぼ明確なのに、「そもそも5年も付き合っていた元カレが自分をどう思っていたか確かめないと、次の恋愛に進めない!」とかいってノコノコ元カレに会いに行ってしまう…上条にき…

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法医学者と刑事の相性 小説

愁堂れな  高階佑 

結構、本格的なサスペンスもの

どっちかと言うと、作家さん買いかな。
自分の腕に絶対の自信を持つ法医学者・冬城(ふゆき)。
かつて、彼の鑑定結果にクレームをつけてきた刑事・江夏。
第一印象がお互い最悪なんだけど、
ひとつの事件を追いかけるうちに、
仕事に対する考え方にシンパシーを感じるようになって‥。

愁堂さんがあとがきで「2時間サスペンス調のお話」
と書いていましたが、所謂お仕事BLとしてだけではなく、
推…

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たくらみの愛 小説

愁堂れな  角田緑 

粛々と第二部完結

シリーズ第七作目(第二部の三作目)。
来年発売の新刊から第三部が始まるとのことで、第二部は本作で完結です。

組に追われる元同僚を庇った高沢。
櫻内を裏切った自身を戒めるため、自ら望んで地下に監禁され、櫻内の責め苦を受け続けます。

とにかく感情の波が小さく、良くも悪くも鈍感な高沢ですが、少しずつ人間らしく(受け受けしく?)変化しつつあるように思えます。
櫻内と風間の仲に嫉妬するあた…

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