愁堂れなさんのレビュー一覧

プラトニック 淫靡な関係 小説

愁堂れな  緒田涼歌 

あっさり

昨日、古本屋で購入
1日経たずあっさり読了
あまり盛り上がる所もなく終わってしまいました

過去に強姦されたトラウマを持つ主人公、北原は母校に教師として赴任する
在学中に自分を気遣い支えてくれた教師の大河内に密かな恋心抱く北原
こっそりと大河内の白衣に顔をうずめている所を生徒の成川に見つかってしまいます
成川は行為中の写真を撮って北原を脅し、北原は尊敬している大河内に知られないよう体を明け渡す毎日…

0

行儀のいい同居人 小説

愁堂れな  小山田あみ 

○○攻!

甥×叔父の年下童貞攻です。
あとがきにもあるんですが、確かに愁堂れなさんの作品で童貞攻って読んだ事無いかも……。
35歳独身 大学准教授の瑛二〔受〕は突然に、長年合っていない兄の、それも居ると知らなかった息子を行きがかり上引き取る事になります。
高校生の甥である薫〔攻〕は、年齢に似合わない落ち着きと何を考えているのか分からない寡黙さで、けれど家事能力は抜群で、家賃代わりにと家事能力ゼロの瑛二…

0

哀しくて、愛しい 小説

愁堂れな  小山田あみ 

お葬式

愁堂さんは平均点を超えてたまに心にグッとくる作品があるんだけど、これはその内の一つ。
この話は、身近な人を亡くした経験がある人が読むと凄く分かる部分があると思う。
自分的は祖父母も親も亡くしてるので、そういったシーンにやられました。
あとがきでも書かれてるけど、ホントに生きてる内に親孝行はしておいた方がいいですよ、しみじみそう感じてしまった。

セックスシーンも数回あってエロもあるけど、…

3

捜査一課のから騒ぎ 小説

愁堂れな  相葉キョウコ 

まさに、お茶の間2時間ドラマ

作者本人もあとがきで書いているように
2時間サスペンスのようなストーリー仕立てですね。
だた・・・サスペンスと言うよりは、お茶の間劇場ぽいかと・・・
全てが両極端に違う同僚の刑事同士のちょっとした
ハプニングで同居まがいをした事により、なんとなく避けていた
刑事同士が互いを認識しあい、更に交流していく中で
次第に心が触れ合っていくような展開に
誘拐事件と家族愛を絡めて進んで行く内容で…

1

下克上にはわけがある 小説

愁堂れな  木下けい子 

現代の水戸黄門系ラブストーリー?

最初タイトルが変わっていたので気づかなかったのですが
タイトルを変更しての新装版でした。
お話は2年も付き合っていた恋人に一方的に別れを告げられ
思いを断ち切れずにいた受け様が、酔った勢いで会社の
同じ課内の新人社員と一夜を共にし、いつの間にか、
受け様の心には新人君が・・・と言うようなお話です。
設定はありきたりなのですが、読み終わると心地良い
余韻に浸れる秀作です。
受け様が突…

7

下克上にはわけがある 小説

愁堂れな  木下けい子 

切なさの涙の後に、スカっと爽快!

04年リーフからの出版作品の新装版なんですが題名が変わってます。
最初切なくて悲しい主人公の失恋から始まって、一体下克上とは何ぞや?
誰がその下克上をどうやってするんだろう?
なんて読み進めるうちに、あ、そっかー能力の下克上?なんて思ったら!?
やられましたwwwそっちの下克上かwww印篭出しちゃったよwww
でもね、主人公の一人称で進む物語だったので、すごく胸が苦しくて痛くて、辛くて悲…

4

嫌い嫌いも好きのうち 小説

愁堂れな  桜城やや 

意地っ張りな受け様が落ちるまで

8年ぐらい前の書籍のリバイバルバージョンになります。
                                        
順風な出世街道を進んでいた受け様が、会社の合併統合により
人事課長から代理に降格になり、新たに上司になった攻め様に
どうしても色々な部分で折り合いがつかない受け様。
そんな中で、二人は大掛かりなリストラの担当者になるが
攻め様は、感情を一切見せず淡々と…

2

天使は愛で堕ちていく 小説

愁堂れな  広乃香子 

思わず泣かされちゃいますよ~

気難しいイケメン人気作家と天使のように可憐で泣き虫な
新人編集者とのラブストーリー。
2005年にノベルで発売された文庫版になりますね。
今回も泣かされちゃいましたよ。           
まぁ、二十歳も過ぎてまわりに天使みたいに純真だなんて
言わしめる編集なんてありえないんですけど。
だからこその、心に染み入るような内容になっておりましたね。
いかに、このように傲岸不遜の嫌な男に…

1

身代わりの愛のとりこ 小説

愁堂れな  タカツキノボル 

いやみの無い話。

 5万という値段に釣られて、大企業の社長息子である友人・神龍清嗣の代わりに行ったクラシック・コンサート会場で、隣に座った米国大企業の若きCEO・リチャード・カールソンに「セイジ」と勘違いされてしまった松田由春。
 どうやらこのクラシックコンサートに清嗣は、仕事で遅れて来れない父親の代わりに、リチャードをもてなす為に来ることになっていたようだった。
 どうにかその場を取り繕うために、「セイジ」と…

0

花の破片 小説

愁堂れな  奈良千春 

田崎、だから結局お前はどうしたいんだ?!(笑)

「新宿退屈男」に出てきた田崎刑事のお話~
「新宿~」に出てきてた時には、なんだか煮え切らなくてイライラする男でしたが…
この本を読んで煮え切らない訳が解り納得(笑)

内容としては、上司(近藤)がヤクザと癒着して私腹を肥やしてたわけです。
それを知った真紀は田崎へ、田崎は別の上司(北原)へ…
その結果が真紀の拉致事件、田崎自身の脅迫になるんですね。

はいっ?!田崎犯られちゃってる…

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