秀香穂里さんのレビュー一覧

血鎖の煉獄 小説

秀香穂里  奈良千春 

エロ満載の近親相姦

1冊丸ごと表題作です。父親である国友の視点で進んでいきます。

息子×父親の近親相姦の話です。奈良先生のイラスト効果もありますが、息子の執着が半端なくエロが満載です。ダブルクリップの乳首攻めとか初めて読みました!近親相姦OK、エロ好きにはお勧めの作品だと思います。

以下、ネタバレです。
「近親相姦」がテーマの作品は、血縁者であるかが重要なポイントになりますが、この親子は20年間ずっと実…

0

聖域の限界 小説

秀香穂里  國沢智 

王道あまあま

聖域から聖職者もの?と勘違いしましたが、ヤクザ×教師の両極端なカップルの、王道ラブでした。
受けの西澤は生徒の模範となるべき教師。その”お堅い”受けがメロメロにされてしまう、という意味のタイトルかと。

最初は冷たく陵辱する攻め、でも実は受けが好き。受けも体からほだされてやがて好きになる、というど真ん中王道展開。
秀さんなのでHは楽しめました。ぐだぐだになっちゃう受けの描写が巧くて、エロエ…

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闇を抱いて眠れ 小説

秀香穂里  小山田あみ 

挿絵買い

睡眠障害を持つ受と、割と前向きな攻のお話。
前半は少しサスペンス風味に出来ておりまして、記憶を失った受が『自分は人を殺した』とちょっとノイローゼっぽくなってます。
紆余曲折あって、攻と恋人同士になったものの、そこで終わればいいものを後半に突入と同時に鬱展開フルパワー。
お、重っ……!!

いやぁ……なんといいますか、BL読んでる気にはなれなかったです。
ベースはしっかりしているのでぐい…

4

烈火の契り 小説

秀香穂里   

扉絵が表紙だとインパクト凄かったのに

おもしろかったー。
ホラーサスペンス風味で、殺人事件とかそんな感じです。
BL要素がまるでとってつけたみたいな空気感ですが、沖縄の無人島に漂う、熟れて腐り落ちる前のむせかえるような甘い匂いというか、気怠い湿気を含んだ空気感というか……。
そういった雰囲気の情景描写が秀逸です。
そしてそんな情景描写を助けまくってるのが、扉絵。

沖縄の抜けるような青空を背に立つ攻が、もの凄くいい味出して…

4

Chara Collection EXTRA 2012 特典

満足~~~!

これは手に入れて良かった!
「美女の憂慮」(法医学者と刑事の相性 番外編)愁堂れな
こちらはちょっとした推理モノのお話から、冬城がちょっと嫉妬的なラブ的濡れ場有り。

「エゴマのゴマはゴマじゃない」(毎日晴天! 番外編)菅野彰
あーかわいい。世の主婦の方は感じるであろう金銭感覚の相違のお話。
秀が怒って、明信は秀の気持ちが心底わかる。
でも大河と龍はまったくわからない。
龍はしかし…

0

他人同士 3 小説

秀香穂里  新藤まゆり 

読んで損はなしだと思います

過去の出来事から他人を好きになることを恐れる諒一と、自分の撮りたいものを求めるカメラマン、暁の話。
この2人の関係で3巻も要しますが、実際暁からの恋愛感情が感じ取れるのは1巻からだし、その1巻を読んだ時点で「すでに相思相愛なのでは?」と思っていた身としたらここまで引っ張られて「もう勘弁!」と思うところなんですが、以外にもさらっと3巻まで読めました。

帯さんというキャラが強烈で最後まで一貫し…

1

夜情にゆだねて 小説

秀香穂里  ヤマダサクラコ 

イメージと違ったけど

タイトル(のフォント)と表紙絵のイメージから、元極道の板前×薄幸の美人若旦那の情念たっぷりのお話だと勝手に思っていましたが全然ちがいました(笑)。実際は、しっかり者の男前な料理長×根は真面目で色っぽい美人若旦那のお話で、重い雰囲気のない読みやすい作品でした。ヤマダサクラコさんの絵が好きというのもありますが、お湯に浸かる遼路のイラストがとても可愛くて何度か見返しました。

期間限定で実家の旅館の…

2

じゃじゃ馬花嫁 小説

秀香穂里  水名瀬雅良 

それほどじゃじゃ馬じゃなかった

表題作と、甘い後日談の2作品が収録されています。

和紗は妹が逃亡したため、その身代わりに結城の花嫁となります。これが本当に「花嫁」でして、こういう花嫁ネタでは必須の初夜はともかく、結婚式にも出席します(ベールのけてキスもします)し、仲人夫婦と食事会をするという化けっぷりです。

二十歳なり立ての弟ならともかく、二十代後半の兄としては、はっきり言って無理ある展開なのですが、そこを突き詰めて…

1

我が儘な食卓 小説

秀香穂里  緒田涼歌 

未練たらたら

1冊丸ごと表題作です。槇の目線で進んでいきます。

高校時代は恋人同士だった二人。当時から躰だけの関係が平気だった槇(受け)に対し、芳沢(攻め)は初めての肉欲込みの関係にハマり一途に思いをぶつけてきます。どんどん惹かれていく槇ですが、元ノンケの芳沢がやっぱり女がいいと言ってフラれたら…と不安のあまり酷いセリフをぶつけて別れてしまいます。それから12年後、雑誌編集者になった槇は同僚と偶然入ったレ…

2

僕の愛する執事へ 小説

秀香穂里  高崎ぼすこ 

敬語がいい味。

仕事に疲れて帰ってくると…なんと家には美貌の執事がおりました。

と、始まりはなかなかあ然としたもので、しかも二人のやりとりがチグハグで。
なんだかんだと流されていく葉鳥と、物腰柔らか~に攻め込む九識さん。
二人のテンポがかみ合わなかったりするんですけど、なぜかスーッと引き寄せられるように読んでしまいました。

謎めいた美貌の執事、甘やかされた生活、淫らな悪戯。
なんだかめまいがしそ…

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