緒田涼歌さんのレビュー一覧

きみと手をつないで 小説

崎谷はるひ  緒田涼歌 

庇護欲をそそられます。

派手な外見の家政夫・兵藤香澄×有名ホラーミステリー作家・神堂風威のお話です。

保護者のような包容力と、おおらかな優しさを持った香澄が
神堂の家に家政夫として派遣され、
生活能力が全く無い、情緒の不安定な、子供(というか動物?)みたいな
2歳年上の作家のお世話をしていくうちに、惹かれていく…というストーリー。

物語の前半の香澄のお母さんっぷりというか、しつけモードには、笑った~。

3

緋色の雪 小説

いとう由貴  緒田涼歌 

緋色の雪

レトロな時代背景と、借金、そして主役は儚げな美貌。

1

恋の誘惑、愛の蜜 小説

いとう由貴  緒田涼歌 

一途な受け

いつもにも増してドキドキ感がありましたねぇ。好きなのに好きと言えない、そして、愛するという事を知らずにいたため、大事な人をずっと傷つけていて、そのツケが回ってきたり。
あ~このハラハラ感がたまりません。

好きな相手の付き合いを、ほぼ把握していると言うことって、幸せなんだか不幸なんだか、考えさせれちゃったなぁ。
相手の好みがわかっているからこそ、そういう付き合いしかできないという淋しさとか…

3

落花の褥 小説

高尾理一  緒田涼歌 

和装の花嫁

時代は明治。
米国と日本を舞台とした時代もの。
あらすじに兄と慕っていたとあったから、もっと幼いころからの仲かとおもったら、わりと最近になっての顔みしり。
そのときにひとめぼれに近い好意を抱いた攻が、家の破産を救うために受を花嫁にする話。
個人的には、もっと昔から黒い執念をもっていたなんてほうが好み。その方が執念深そうで(笑)
世が世なら若様だったはずの、殿様の家系の伯爵家の嗣子である受…

3

運命の花嫁 小説

弓月あや  緒田涼歌 

強引萌え?

幼い頃から病弱だった蓮は、母親にまるで捨てられるかのようにイギリスの療養所へ入れられ、大分健康になっても迎えに来てもらえず、孤独に過ごしていました。
そのせいで、とても人に対して臆病になっているのですが、何故か突然その療養所を訪れた侯爵夫人に引き取られます。
攻爵家にはもう1人、日本人の男の子がいるから、というのが引き取った理由なのですが、それともう一つ。侯爵夫人にはある趣味が(笑)
この趣…

2

恋の誘惑、愛の蜜 小説

いとう由貴  緒田涼歌 

攻がかわいそう

ずっと親友だった相手とひょんなことからカラダの関係ができて、長年近しい人間だったから2人のなかがよけいに縺れる、なんて話しは大好物でワクワクで読んだ。
親友だった攻をずっと好きだった受は、女性を取っ替え引っ替えしていた時代もずっと側で見ていたから、どんなタイプが攻に嫌われるか知っていた。
だから偶然に始まった2人の関係をすこしでも長びかせたくて、攻に嫌われないタイプの恋人を演じる。
エロ後に…

2

我が儘な食卓 小説

秀香穂里  緒田涼歌 

12年も経っているのに

既に絶版になっているようで、古本で購入しました。
イタリアンレストランオーナーシェフ・芳沢と出版社メディアフロントのデスク・槇のお話。やっぱりしっかりお仕事していて嬉しい限り。今作はシェフだけあっておいしそうなものも沢山出てくるし。

トーンをどれにするか迷ったのですが、すれ違っているように見えてお互いが片思いをしている状態で、未練たらたらなところがあまあまかな?と思いました。

高校の…

3

スキャンダラスなプチキャット 小説

水月真兎  緒田涼歌 

設定のわりに気楽に読める

同性愛AVに出ている売れっ子男優な受と、同じ高校の剣道部で同級生の攻のお話。
正直、表紙に惹かれて買いました。
受視点で攻に惚れこんでいる感じなせいか結構ラブラブです。
主人公は基本的にかわいく素直な子です。
レイプされた過去があったり担任教師に襲われかけたりとハードな部分があるわりに、軽いタッチで書かれているので気楽に読めます。
学園モノと業界モノの中間という感じですし、結末近くの攻が…

0
PAGE TOP