小路龍流さんのレビュー一覧

獣欲 ―花嫁は狼に奪われる― 小説

あさひ木葉  小路龍流 

ハードでシリアスなもふもふ

最近もふもふや、けも耳が多いんですね。
もふもふもけも耳も、大好きなので買ってみました。
ネタばれありです。
下げます



受けの和彦、攻めの兄弟の敬二郎 紀三郎の全員が狼に変化できる人狼という設定です。
受けの和彦は、そのうえに両性具有という重すぎな秘密を背負って頑張っています。
体の秘密は、亡くなった生みの母以外誰にも秘密にしています。
狼の血を引く純血が少なくなって、秘…

3

金欠と愛とズボンの下 小説

バーバラ片桐  小路龍流 

むさいオタクが実はいい男

コミカルな展開でテンポがいいのに、それだけでない深さを味わえるステキ作品。
バーバラさんの乳首陥没も好きだったけれど、それに通ずる何かを感じます。

出来ない上司に日々ストレスを抱える主人公の佐藤(受け)が溜まりに溜まったストレスを
発散させるために始めた密かな趣味、それは女物の下着を身につけること。
好みはエロ系ではなく、フェミニン、エレガント、可愛さで+下着として着心地が
抜群で実…

5

金欠と愛とズボンの下 小説

バーバラ片桐  小路龍流 

変態度合いがいっそ清々しい

女性下着が好きだということがばれてしまったことにより始まった関係

受が変態イケめんで攻がもっさりイケめん

下着のことをやたら細かく説明してくれる様子が
やたら変態くさくて好感が持てました
女性下着に興味を持った経緯がなんだか本当にありえる感じで
腑に落ちましたw

エッチシーンも作中割合多めで濃いので
こってり性交好きな方は楽しんで読めると思います

3

秘して花咲く 小説

なかむら悠香  小路龍流 

能面師と、能楽とロックの融合がとても興味深いです。

新刊チェックで粗筋を読み、「能面師」という初めて目にする職業に非常に興味を持ち、
特典が付くということで、いつもの書店で予約して購入しました。

受けの聖くんは、能面に対する思いが強く、面打ちに対して真剣な姿勢に、
また、恋愛のの噂の絶えない攻めの桑折さんに対する想いを自覚してからは、
自分の想いを必死に抑えようとする姿に好感を持ちました。
桑折さんとの体の関係は、交換条件だと思ってい…

0

秘して花咲く 小説

なかむら悠香  小路龍流 

噂話に惑わされ勘違い

伝統芸能と伝統職人技との共演と言うお話でしょうか。
能楽師と面打ち師との勘違いと誤解から始まる受けにしたら切ない恋、
攻めにしたら嬉しくて舞い上がる恋が同時に始まったようなものです。

能楽師として若手で人気も実力もある禎臣は能楽師でありながらもメディアでの
露出度が高く、プライベートな恋愛でも浮き名を流す有名人。
そんな禎臣にたまたま師匠について行った能楽の稽古場で聖は突然声をかけら…

2

そして君の声をてのひらにのせ 小説

蓮見瞳子  小路龍流 

葛藤する狼

画家をしている暁良は2年前に遭った事故が原因で新しい記憶を刻めません。
数時間や数十分、あるいわ数分で忘れてしまうんです。
映画を観ていても途中であらすじがわからなくなるし、次の日には前日のことを全く覚えていない状態。
そんな暁良の生活を支えているのが8年間同居している大学の先輩の尚弘。
一方尚弘は暁良に秘めた思いをずっと言えずにいるのです。
童話に例え『狼と七匹の子山羊』に出てくる狼で…

1

秘して花咲く 小説

なかむら悠香  小路龍流 

そこに隠された熱い魂

作者さんの初単行本。
能楽師と面打ちの伝統芸能を舞台にしたその小説は、大変にシンプルで解りやすくなおかつ丁寧な作品という印象を与えました。


能面に魅せられて弟子入りして七年、師匠について能の稽古場で聖が出会ったのは、イケメンで次々と相手を変えるという節操のない噂もある人気若手能楽師の桑折。
彼に声をかけられ提案されたのは、彼ら若手が計画している舞台で使用する面の作成。
打ち合わせの…

1

秘して花咲く 小説

なかむら悠香  小路龍流 

大人の男の抜け感に萌、かな。

日本の伝統芸「能」の世界のお話ですが、
敷居が高いことは何もなく
描かれていることはとてもシンプル。

能楽師と面打ち師。
二人がそれぞれの芸事に打ち込む互いの姿に惚れ込み
両想い状態になるが、ちょっとした誤解ですれ違う。
傲慢だが優しい大人×真面目な美人
という組み合わせなど、オーソドックスな感じが良かった。
能の舞台シーンもなかなか艶っぽい魅力がありました。


主人公…

3

ひだまりの猫 小説

結城瑛朱  小路龍流 

またいつかのために

 妻を亡くし、一人で古物屋「猫の皿」を切り盛りしている眞分と、大学受験に失敗して、いろいろなことに嫌気がさしている青年、潤とのお話です。

 いつものように家を出た眞分の妻、千花ですが、そのまま帰らぬ人となってしまいます。その事実は事実として分かっているのに、妻がいるときに使っていたものなどはすべて片付けてしまい、深い記憶の底に鍵をしてしまうのです。

 一方、潤は父を亡くし、継父にも恵ま…

3

蜜猟区 小説

今城けい  小路龍流 

3P・複数モノで初の「最後まで読めません」。

またやっちまった…orz
ネットでポチポチ大量購入していて、来たものが2冊…。
同じものを2冊。
そういうのに限って、「2冊買ってよかった」じゃないから困る。

思い出の兄弟二人(しかも中途半端なセレブ)に会って
3Pという王道路線ですか。。。まぁ、それはいい。

それにしても、花丸もやるなぁw
オレのように、3P/複数なら問答無用で買う層がいる!
と見越してのことなのか、

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