松岡なつきさんのレビュー一覧

凍えたハート 小説

松岡なつき  森永あい 

たぶんそうなんじゃないかな~と

前2作を読みながら薄々感じていた通りの薫の『ラクーン病(不潔恐怖症・強迫神経症)』の原因に関わる過去話でした。

それが原因で、少しずつ確実に受け入れられていた達彦との接触を拒絶してしまった薫。2人はどうなる!?というのがストーリーの大きなポイントです。

そしてもうひとつ、薫を苦しめていた親(特に母親)との確執。どこまでも噛み合わない根本的な行き違い。この巻では、一応の決着はついた・・・…

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星の森をくぐって 小説

松岡なつき  森永あい 

初々しいと言ったらいいのか・・・

『ラクーンなぼく』の続編です。

今読むとなんとももどかしいくらいです。このころのBLってこういうものだったのか、それとも単にレーベルのせい?←でも、パレット文庫でもびっくりするくらいH描写の激しいのも読んだことあるしな~。

でもあっさりHしちゃうBLを読み慣れていると、そこがかえって新鮮なくらいです。ホントになかなか身体の関係に行かないんですよ。もちろん、そこには薫の『ラクーン病(不…

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ラクーンなぼく 小説

松岡なつき  森永あい 

ラクーン=アライグマ。

『FLESH&BLOOD』(だけではないですが)で大変に有名な松岡なつきさんの初期作。
申し訳ありませんが、私は松岡さんは初期からかなりの数読みましたが、ほぼ合いません。まったくダメではないですが。

こちらはレーベルがパレット文庫ということもあってか、なんともH度の低い学園ものです。正直『松岡さんが学園もの(しかもほのぼのトーン)』を書かれていたということ自体驚きでした。
なんというか、…

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「パークサイド・ラプソディー」 銀の眠り、金の目醒め 番外編ペーパー 特典

ラブラブ。

ショコラ文庫の『銀の眠り、金の目醒め』の初版封入番外編ペーパーです。

BLでは商業誌の番外編ペーパー・小冊子類は数々ありますが、その中でもショコラ文庫の封入はいちばん親切でいいと思っています。
残念ながら、私はショコラ文庫の作品はあまり合わないんですが(『ショコラ文庫だから』じゃなく、既読作品が結果的に合わなかっただけ)。
正直、こちらの本編もいまひとつでした。

相変わらずラウール…

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銀の眠り、金の目醒め 小説

松岡なつき  みずかねりょう 

ゴージャス?

どうも時代がかった(時代物という意味ではなく、まあズバリ古臭い・・・・)イメージが付き纏うなあと思っていたら、これ1999年の作品の新装版だったんですね。

それなら何となく納得です。とにかく、バブリーな香りがそこここに、って感じなんですよ(旧版出版当時はもちろん既にバブル期じゃないですが)。いかにも『ゴージャス!』というのか。まあ、松岡さんらしいです。

おそらく、ラウール(攻)がフラン…

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H・K(ホンコン)ドラグネット 2 コミック

乃一ミクロ  松岡なつき 

血腥い争い、決着。ひと時の安息。

裏切り者が露見し、現在の最大権力者も行動を起こし
隆之と義弟アーサーに大きな波を寄せる。
1巻で貞操の危機だったグレイクはどうなったのか…!
↑ここ大事!


敵という一線を越え結ばれるものは結ばれ、
わだかまりも徐々に埋まってゆき
元々普通の高校生だった隆之の生活も落ち着いて、
というか前より幸せになっています。
アーサーも粋なことしますね、まったく。
まだ権力の座を狙う輩…

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H・K(ホンコン)ドラグネット 1 コミック

乃一ミクロ  松岡なつき 

信頼と裏切りと情が入り混じる世界へ。

すぐ喧嘩するけど、母子家庭で母親想いな隆之。
死んだと聞かされていた父親は香港の…

ありえない程、隆之のいる環境が変わり
次期当主選び、後継者になれ!的なものに巻き込まれてしまう挙句
急にできた体が弱い美人な義弟には敵として認識され…

黒い陰謀が渦巻く世界で隆之はどんな道を選ぶのか…!

1巻のラストは、なんちゅうところで終わってしまって。
私が推している長髪・黒髪・美人な…

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Chara BIRTHDAY FAIR 2014 Ⅳ キャラ文庫創刊17周年バースディフェア小冊子 特典

甘いKISS

キャラバースデーフェア2014の小冊子です、
3つの作品の番外編がそれぞれ8Pずづ載っています。
フェア参加店でフェアの帯の付いた対象の本を1冊買うだけで、その場で貰えます。
期間は一応8月末までですが無くなり次第終了なので、
欲しい小冊子がまだあるのを見つけたら、買い!かもしれません♪


■犬飼のの「暴君竜を飼いならせ」より「暴君竜とアボカド王子」
最初は、潤が竜泉学園に転校し…

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FLESH&BLOOD(22) 小説

松岡なつき   

ついに。

いよいよ始まってしまった、アルマダの海戦。
ジェフリーと海斗のラブラブは一旦お預け(まぁ目を盗んでいちゃいちゃしてるけど)。

この二人を見ていると、恋だとか愛だけでは語りきれない絆を感じられずにはいられません。
指先、視線、行動、言葉そのどれもに胸が締め付けられる。

最後、ついに海斗の存在がアロンソに知られてしまいます。
さぁ、アロンソはどうするのか。
ビセンテに告げる?告げな…

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流沙の記憶 小説

松岡なつき   

過去も未来も星座も越えるから……、3千年の時を駆ける恋

相変わらず『FLESH&BLOOD』に夢中なのだが、
作者が20年前に書いた原点とも言えるタイムスリップ物があるとのことで
手に取ってみた。

現在22巻にして、ようやくアルマダ海戦に突入したF&Bに対して
こちらは、ちょっと厚めの1冊で綺麗に完結。
しかも、行っちゃった先がF&Bの400余年前に対し、なんと3000年前!!
発掘調査の為に訪れたアレンは、エジプト・ア…

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