藤咲なおみさんのレビュー一覧

目眩 2 小説

谷崎泉  藤咲なおみ 

再読したら面白かった

以前、シリーズを二冊まとめて読んだときは、「1は面白かったけど、2はいまいちだなァ…」と思った記憶があるんですが、未レビュー本を突っ込んだ段ボール箱をゴソゴソして引っ張り出してなんとなく再読してみたら、意外や意外、前回より面白く感じました。
たぶんこれ、期待値の差によるものが大きいのかなと思いました。あと、これを読む直前に、ひどい文体の小説を読んでイライラしてたから、「ちゃんとした文章で書かれてる…

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目眩 小説

谷崎泉  藤咲なおみ 

攻め様たちストーカーです

フェロモン垂れ流し状態の受けが、逃げても逃げても俺様攻めたちにストーカーされ、無理やり犯され…ひたすらそういう話です。
悲劇の主人公なんだけど、テイストは甘いです。感じやすい身体を持ってるからセックスそのものは気持ちいいこと、攻め様たちがみんなイケメンで金持ちで愛に満ち溢れてること、などなどのせいで。これ実はたいして不幸じゃないよね~と言いたくなる感じ。

個人的な趣味としては、もうちょいコメディ…

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目眩 2 小説

谷崎泉  藤咲なおみ 

パワーダウンかなー

舞台は香港に移ります。
前巻では光一の男を魅き寄せるフェロモンで何だかんだとあった訳で、今回もその魅力は薄れてはいないんですが単純にフェロモンだけじゃなくマフィア等の抗争が関わってくるので、遠峰の弱点としての存在の面が大きくなり結果的になんか普通にテンプレ風になっちゃったかなーって感じです。
それでもしっかり男をのめり込ませる辺りが光一フェロモンなんですが。
遠峰の奥さんに似ているって設定が…

1

目眩 小説

谷崎泉  藤咲なおみ 

悲劇は喜劇に似ている

冒頭にある-「悲劇は喜劇に似ている」-この文章は読んでいる内に次第に分かってきます。

光一[受]は一旦囲っているヤクザ遠峰の元から逃げ出して、住所を隠しこっそり就職してます。
しかし美しく男心を魅かずにはおられない存在の彼は、まず同期入社の男を精神的に追いつめてしまい、次に上司の氷室に狙われます。
そして学生時代から光一を狙っている三崎まで出て来て、光一ピンチーー!
更に香港へと行って…

2

目眩 小説

谷崎泉  藤咲なおみ 

追いかけっこの連続

フェロモン垂れ流しの受けが4人の攻めを巻き込んでの受難の数々・・・とこう書くと元々ギャグテイストの話なんだなということが分かるのですが、序盤から中盤まで割りとシリアスな感じで書かれているため終盤で突然ギャグになっちゃってアレっと思いました。しかも続く2巻が全体に渡ってシリアステイストなので余計にこの終盤部分だけ浮いて見えます。一貫してくれてたらもっと良かったなとは思うんですが、でもこれ面白いんです…

1

目眩 小説

谷崎泉  藤咲なおみ 

不思議な話

萌えとかトーンを書くときに困ってしまうのですが……それ以前に攻めを書くときひとりじゃないんだけど?と思いながらメインをとりあえず書きました。
続きがあるんですが、とりあえずこの巻に限っていうと、このヤクザな攻めが出てくる前にふたりほど攻めが登場。
とにかくトラブルを呼ぶ受けで、本人は本気で嫌がっているのに男から追い回されて押し倒されてしまうと言う。
つまりどこか笑ってしまう要素が。
後書き…

3

目眩 2 小説

谷崎泉  藤咲なおみ 

真っ当な話しに進む続編

前回の悲劇か喜劇かわからなかった話が俄然メロドラマ風になります。
ごく普通のすれ違い&極道(マフィアもの)。
ただ光一の変化と遠峰の純情という意味ではテンプレものではありますが、シリアスなこういう展開が好きな人には安心して読めます。
こういう話しに付きものの拉致監禁とか流血とかはありますが。

次々男に追われるのは今回も一緒。
ただそんな中で光一は遠峰のことを少しずつ知り、彼のことを考…

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灼けつくほどに抱かれたい 小説

中原一也  藤咲なおみ 

ワイルドさが、かっこいい。。

リゾート先で知り合った柴田に、目が離せず最初から惹かれていた桂木。
ある事件をきっかけで強姦まがいに寝てしまって。
韓流ドラマのような、すれ違いで帰国してしまう桂木と、強姦したままのような別れをしてしまった柴田。
帰国後も柴田のことを忘れられない桂木、捨てようと何度も逡巡しながら、捨てられない柴田の部屋のスペアキー
旅行会社に問い合わせしたり、射撃場を調べることも出来るだろうとやきもきして…

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