藤咲なおみさんのレビュー一覧

目眩 2 小説

谷崎泉  藤咲なおみ 

ラストに感動

ラスト1行でこんなに感動するとは思いませんでした。受けが中々攻めに靡かない作品がお好きな方はドンピシャな作品だと思います。
目眩の1作目を読んだ時は、光一に同情するものの、どちらかと言えばドタバタの楽しげな作品だと思ってました。(何より屋上のシーンが爆笑。愉快すぎる)
それが今作は一転、シリアスめなお話になり最後まで遠峰と光一がどうなるかわかりませんでした。
が、終わってみれば綺麗すぎるぐら…

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目眩 小説

谷崎泉  藤咲なおみ 

続巻を読んでも読まなくてもOK

電子書籍で購入。
続編の目眩2も含めての感想です。

2000年の作品で、なんと21年前です。
ですが、違和感なくむしろ逆に新しいと感じてしまう作品。
展開が、今のものと違うからでしょうか。

で、感想ですが、続編をタイトルのとおり、読んでも読まなくてもOK。

というのは、否定的な意味でなく、このまま1巻で終わっても完成度が高く充分楽しめます。
ですが、目眩2を読むと、全く印…

1

目眩 2 小説

谷崎泉  藤咲なおみ 

地雷がある方は注意!


死ネタとレ●プ表記がないので地雷の方は注意です。

二巻の感想は、まさに「こんなに死ぬとは聞いてない!」です。

二巻ではほぼ香港に滞在、たまにフランス?
二人が日本を離れてのお話です。

香港に渡った途端、軟禁された光一。

そしてお約束の誘拐。
殺されそうになり、薬を使ったレイプもされてしまいます。

一巻の攻め達は光一が好きな前提でしたが、今回は愛が全くない行為。…

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目眩 小説

谷崎泉  藤咲なおみ 

ハイスぺ攻め達から必死に逃げる美人受け


約20年前の作品ということで(ギャップとか凄そうで)今までなかなか手が出ず…。
表紙の絵からすでに古さを感じましたが、どうしても美人受けが読みたい!と決意し、購入。

ガッツリ総受けで、受けの容姿のレベルが高いので惚れられる男は皆イケメン金持ち。
でも受けは全員を毛嫌いして、平穏な生活を望みます。
それでも次々に現れるハイスぺ攻め。

読んでいて、爽快です。

少し驚いた点は…

2

灼けつくほどに抱かれたい 小説

中原一也  藤咲なおみ 

初期の中原さん

ちるちるで検索してみると、中原さんの3冊目の本の様です。
攻めの柴田は『オヤジ』設定ですが、結構若い感じ。
恒例の(?)オヤジギャグはありますが『酸いも甘いも噛み分けた』感は薄め。
何よりも、最近の中原さん作品ならば、たとえどんなに傷心を抱いていてもグッと我慢する所を、我慢しきれず手を出しちゃっている所なんかが「若い~」と思います。2003年だとこれでも『年寄り・オヤジ扱い』だったんでしょう…

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目眩 2 小説

谷崎泉  藤咲なおみ 

これって「ラブ」なんでしょうかね?(私的には萌えましたが)

シリアス度が強くなる、のは先に投稿された皆様のお書きになっている通りで、私も「ああ、トンデモ感がパワーダウン」と思いつつ読んでいたのですが、文庫版124pの中頃で大爆笑しました。
こんな危機的状況でなぜ「一人突っ込み」をしなければならないんでしょうか?

そこで感じたのは、ひょっとして光一クンはものすごく自暴自棄になっちゃっているんではないかと思ったんですね。
確かに、個人的特性のせいで、…

1

目眩 小説

谷崎泉  藤咲なおみ 

最後まで「解らない」(あるいは「不条理」)を楽しむお話、なのでは?

内容は先行してレビューを投稿された皆様が詳しく書いて下さっておりますので、感想のみを。

実際にこんな目に遭ってしまったら大変悲惨なわけなのですけれど、読んでいてそこはかとなく可笑しいと思っちゃうのは、登場人物を突き放した視点があるからなんじゃなかろうか、と思ったりしました。
どんなに焦っているシチュでも、なーんとなく俯瞰しているんですよね、光一クンは。
だから私も傷つかない。「陵辱強姦」…

1

目眩 小説

谷崎泉  藤咲なおみ 

谷崎作品の魔性受けの原点?

これは谷崎さん流のコメディなのか?
表紙や硬質なタイトルからいって、てっきりシリアスな方の谷崎さんだと思っていたら、開けてびっくり!
なんでしょう、主人公(一人称)がひたすら男にエライ目にあわされているのに悲劇にならないという(笑

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受けは、次々と男に道を踏み外させる魔性の男、光一22歳。
東大出身で、この春大手企業に就職した勝ち組でありながら…

2

目眩 2 小説

谷崎泉  藤咲なおみ 

悲劇と喜劇は紙一重!

シリーズ第2巻!完結編!

1巻に比べると、雰囲気も一変してシリアス系が強くなります。
そして、流され逃げ続けていた光一が自分自身と、そして遠峰と向き合おうと改心していくことで、前回みられなかった恋情&ドラマテックさが覗かされていきます。

1巻の、色んな意味で目眩しそうな不思議な魅了にハマっていたので、2巻の普通というかマトモな展開&結末はちょっぴり物足らなくもあり、
最後は駆け足の…

3

目眩 小説

谷崎泉  藤咲なおみ 

久しぶりに再読してみたら、この不思議なお話にハマっていた!

2000年の作品を再読!
谷崎先生の人気作『君が好き』にどっぷりハマった流れで読んだ作品だったんですが!
はっきり言って当時は、本当に同じ人が書いたのか疑ってしまう位に違う雰囲気のお話しだったので、途中で読むのをやめてしまおうかと思い悩みながら読んだ記憶があります。

その時は、もう読み返すこともないだろうと思っていたのに、苦手意識とかは置いておいて、今回本の整理に当たって、もう一度作品を…

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