奈良千春さんのレビュー一覧

「或いは、傷痕。」書き下ろしSSペーパー 特典

お母さんと少年の会話?

恭也が庭で拾ったという黒猫。
「可愛いですね」
「飼おう」
なんて泰平な会話をする、偲と恭也。

しかし、恭也の部下・浮田は
「駄目です。屋敷の外に放してあげてください」
と取りつく島なく…。


アットホームヤクザ物にお母さんはつきもの。
それが受けの偲でなく、
恭平の部下の浮田というのが一興。
「誰が面倒見るんですか」
とか、
前も子犬を拾ってきて面倒見きれなかっ…

2

暁のスナイパー 蘇る情痕 小説

愁堂れな  奈良千春 

新番組の第1回目

ただ今番組改編期、新番組開始ラッシュの真っ最中。
さて、おなじみ作者さんの新シリーズ初回スペシャル、
今度はどんな役者さんが登場?

って感じで、愁堂先生お得意の「2時間サスペンス」
ハラハラドキドキ、おまけにエロもラブもたっぷり。
スーパースペックな殺し屋と、元刑事で今はさえない探偵さんの運命の出会い。
まわりを飾るのは、報われないこれもハイスペック刑事さんの当て馬、スーパーマッチ…

2

或いは、傷痕。 小説

笹原にしき  奈良千春 

シリアス、或いはほのぼの。

IT企業の社長秘書・偲(受け・23歳)。
ある日出社すると、社長室には
ヤクザの恭也(攻め)という男が。
逃げた社長の借金の保証人として
恭也は偲を拉致し…。

恭也の愛人にされ、太股に刺青を入れられ
借金を身体で返せと組み敷かれる偲。
こんな冒頭から
シリアスな話なのかと思いきや
思いの外アットホームな展開に。


オラオラ系に見えて、意外と優しい恭也。
刺青の痛みに…

9

龍の苦杯、Dr.の無頼 小説

樹生かなめ  奈良千春 

想定外てんこ盛り

作中で「想定外の出来事が起きるのは人の世の常なのか、、、」という文が何度も登場するように
今回はその「想定外」に巻き込まれた姐さんの奮戦記がメインになっておりました!
そもそもどうしてそんな事になってしまったのか?

始まりはね、いい雰囲気だったんですよ。
シリーズももう26冊ですし、何年にも渡って続いているけど作中の時間はそんなに経ってない(驚)
ついついサザエさんのような永遠に歳と…

7

新宿退屈男 秘匿の恋情 小説

愁堂れな  奈良千春 

男の友情とツンデレさん

もうこのシリーズ、スピンも入れて9冊目になるんですね!
友紀のお兄さんの件が落着して、早乙女の家の問題が発生して、一応メインの人物のあらましなんかは明らかになったんですが、シリーズとしての終着点は一体どこにあるのかな?と常々思っていたわけで。
仲間がいっぱいいるわけだから、その分だけストーリーはできるわけで
その仲間が織りなすという部分で他社の「スナイパーシリーズ」とたまに混同したりしちゃう…

6

愛されたがる男 小説

樹生かなめ  奈良千春 

確かに不条理

邦衛の気持ちがよくわからない。。。
《不条理な男》は読んでいませんけど、こんな自己中心的な攻めタイプは苦手です。。。
奈良千春さんのイラストに騙された www

0

「愛してないと云ってくれ」シリーズ完結記念小冊子 特典

心が満ちる……

本編から一年後、坂下が斑目のいる島を訪問する。

久しぶりの再会に、胸を高鳴らせる坂下だが
島の賑やかで濃厚な歓迎ぶりに加えて、
ここでも嵐を呼ぶ男の本領を発揮して、
急患やら迷子捜索やら次から次へと駆け回り、
なかなか斑目と二人でゆっくりという時間は持てない。

斑目はすっかり島になくてはならない大事な存在、
そんな彼の恩人と下にも置かぬ大歓迎される坂下。
おっちゃんばかりの…

3

君だけが僕の奇跡 小説

千地イチ  奈良千春 

色が溢れてくる

読んでる間、色がもう溢れてこぼれてきそうだった。
表紙の奈良さんの絵と色も綺麗で、ホントに色が溢れてた。
まさに極彩色。
色に溢れた本だった。

先生の「あかん」っていう関西弁に萌えたw
慎吾の今後が気にはなるけれど、きっと先生の色で暗闇に染まることはないだろうと思ってる。
奇跡で運命のふたりだから。

苦手でダメな年下攻めだけど、これは大丈夫だった!!
あ、あとフクオが気にな…

1

賭けはロシアで 龍の宿敵、華の嵐 小説

樹生かなめ  奈良千春 

籐堂が襲われてますね(苦笑)

新宿での大抗争の後に姿を消した、清和率いる眞鍋組の宿敵・籐堂が主役。

眞鍋の前から姿を消して以降、気になってた藤堂ですが、結構な災難に遭ってましたね!
 日本からの高跳びの際には、ショウ達を目の敵にして暴れ回る最凶若手(爆)ギャング集団が助けに現れて更には俺のモノになれ発言!
 逃亡先のパリでは、驚く事にロシアン・マフィアのウラジミールに熱愛をぶつけられて
身体ごと奪われてロシアに…(…

2

少年は神の花嫁になる 小説

夜光花  奈良千春 

まだまだ始まったばかり。

新たな物語のための様々な舞台準備、という感じの巻でした。
謎は噴出、不審人物も一杯、何から何までとにかく気になる事だらけ。

今回の主人公は、名こそ違えど、ちょっと啓みたいな子です。
やんちゃで自分に正直で根底が素直な感じの言動が、
ちょっと彼に似ている印象を受けました。(↑この表現だと
「鬼花異聞」の泰正っぽいですが、あの子ほど野生寄り(苦笑)
ではなく、突拍子無くも無いです。)

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