日高ショーコさんのレビュー一覧

初恋のあとさき コミック

日高ショーコ 

記念すべき作品

私がBLというジャンルの扉を初めて開けてから、一番最初に心に突き刺さった作品がこれでした。
まだBL漫画家さんのこともほとんど知らず、そもそもの男同士の恋愛についても不慣れだった状態でこの作品を読みました。
まだ萌えというのがどういうものかすらわかってない初心者丸出しだった私の心に、美山の一途で切ない気持ちの矢が刺さった感覚でした。
以前から漫画や小説は好きだったのでたくさん読んでいたのです…

5

知らない顔(新装版) コミック

日高ショーコ 

様々な設定が楽しめる

「リスタート」同様こちらも旧版はすでに手元に無く、加筆修正部分の読み比べ無しのレビューとなります。
赤い花の飾りや血色の良い肌の表紙だった「リスタート」に対し、ブルー系と白っぽい肌の「知らない顔」。対の印象です。

「知らない顔」「見えない顔」「消えない顔」
私はこの話は旧版当時萌え所がよくわからなかったのです。今読み直してみて、萌え所というよりも掴み所がないのかも、と思い始めています。

6

憂鬱な朝 7 コミック

日高ショーコ 

面白かったんですが

日高さんが次の巻で終わりたいというようなことを書いてらっしゃいますが、お話し的にはそろそろ終わった方がいいかな…と私も思ってしまいました。七巻もとてもよく出来ていて良かったんですけど、そろそろ飽きてきたかなあ…と。久世と桂木はもうこれ以上ないほど愛し合っているし信頼しあっているので、BLとしてはもうやることがないような…。この話って最初は久世を憎んでいた桂木が落ちるまでが楽しいと思うので。でもこの…

4

憂鬱な朝 7 コミック

日高ショーコ 

後半部分は甘い。

今回はお仕事がメインだったので、ちょっと甘さが足りなかった様な気はすれども、桂木が奔走するのはひとえに暁人のためだと思えば萌えますね。
暁人は社交の場や人前に出るときは、桂木の教育もあってスマートな大人の男性なのに、桂木と二人きりになったとたん昔の様な表情になりますよね!
待ちわびた桂木が来たときの暁人の反応ったら・・・!
犬やったら絶対尻尾ふってるやん。
でも、桂木はいずれ暁人の元を離れ…

4

憂鬱な朝 2 コミック

日高ショーコ 

全身全霊できみを愛するを華族社会でやるとこうなる

お前がそばにいてくれるなら
僕は何だって

どこかにありそうなラブストーリーのセリフですが2巻で出てくるところ、すごい好きです。
どこにもない重みを感じます。全身全霊で、ってこう努力するんだよ、と知られされているような展開になっていきます。

絵もすごいきちっと描かれていますよね。すごい、と思います。
絵もかため、かみのけもきちんとしている
さわると堅そう!?

堅苦しい貴族社…

5

憂鬱な朝 7 コミック

日高ショーコ 

桂木、覚醒。

 森山家の夜会の後の6巻で、ただぼうっと立ちすくんでいたかのように見えた桂木の時計が、またたしかに時を刻み始めました。「そろそろ本来の私に戻るべきだと思っただけです」激高する石崎父に一歩も引かず、啖呵を切ってのけた彼は文句なしにかっこよかった。ただ以前のように正確無比、目的のためならすべての感情を切り捨てて突き進むようなサイボーグの歩みではなく、時に立ち止まって振り返ったり、壁にぶち当たって思案に…

21

憂鬱な朝 7 コミック

日高ショーコ 

流れは切らないでほしかった!

 暁人が桂木家で前当主の高正と対峙するころ、桂木は石崎と向き合う。暁人が言うように桂木の出自は、桂木にとって根幹になる部分なので、例え結果がどうあろうともはっきりさせるべきだと思うし、私自身もとても興味のあるところなので、わくわくどきどきして読んだのですが、結局のところ未だ曖昧です。新橋の芸者の知津が母親ということより、重要なのは父親ですよね。あの怯え方だと高正なのかと思えるけど、父親の方かもしれ…

6

憂鬱な朝 7 コミック

日高ショーコ 

クライマックスへ向けて

読み応えありました。

憂鬱な朝で毎度感心するのが、伏線回収がきちんと成されているところ。話が入り組んでくると、曖昧な点の1つや2つ出てきそうなものですが…。かなり昔のちょっとしたエピソードに過ぎないと思われた事が
後付けではなくしっかりと本編に絡んできます。「そういう事かー」と驚けるのって単純に気持ちいいので好きなんです♪
同時に作者の手を抜かない姿勢が感じられて益々尊敬&好きに…

9

憂鬱な朝 7 コミック

日高ショーコ 

4巻に続く節目となる巻でした

ちるちるさんでは数年ぶりにレビューを書かせて頂きます。

今巻は、暁人と桂木、お互いの想いが通じあった4巻に続いて二つ目の節目となる巻ではないでしょうか。故に、1~4巻と5巻~7巻では萌えの方向性が少し異なる気がします。
1~4巻を第一部としますと、そこでは自分を疎ましく思う桂木に恋してしまった暁人が少しずつ成長していき彼に認められるようになる過程、そしてかつて憎んでいた存在をいつしか当主と…

35

憂鬱な朝 7 コミック

日高ショーコ 

いらいら

この話って、もしかしたら、受けのルーツさがしの話だったの、と思うくらい、そのエピソードがメインの巻。これで、あと二冊も続くのかと思うと、まどろっこしくて、いらいら。コミックスで追いかけていると、毎回、これまでの細かい話は忘れているし。いろんな枝葉は整理して、3冊ぐらいでまとめてくれたらよかったのに、とおもわないでもない。そう思うのも、はなしがふくらんでおもしろくなる、というよりも、こんがらがるばか…

7
PAGE TOP