葛西リカコさんのレビュー一覧

お菓子の家~un petit nid~ 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

本棚に残します。

捨てないで本棚に残す本になりそうなので、神評価にしました。
凪良ゆうさんの作品のなかでもっと優れている本は他にあるのかもしれないですが、自分にはこの本が、凪良作品のなかで一番再読率が高いだろうと思えるのです。すでに2回読んでるし。

カバーイラストの、グレーやセピアトーンの色合いが、せつなくしっとりとしたこのお話にあっていると思います。口絵もエロい場面でなく、腕枕で身を寄せ合う阿木と加瀬(と…

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お菓子の家~un petit nid~ 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

欲しいものが手に入らないもどかしさが切ない

「夜明けには優しいキスを」のスピンオフで、病んでるDV男だったトラウマ持ちの
加瀬弘明が主人公の切なくて苦しいけれど、ラストは心がほっこりする作品です。
本当にこの作家さんは甘さのある切ない系を書かせたらぴか一さんだなと毎回思わせる。
前作でDV男だった加瀬は、典型的な心的外傷で、更に優しくしたい相手に解っていても
自分ではどうしようもない程の破壊衝動まで起こしてしまう心に闇を抱えてる。

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お菓子の家~un petit nid~ 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

野良猫の加瀬くん

9年に花丸Blackから出ていた『夜明けには優しいキスを』で主人公に執着していたDV男:加瀬の話がとうとう出ました!
レーベルも違うし、レーターさんも違う、あらすじにもDVの文字がなくわからなかったのですが、読み始めた初っ端冒頭の過去を悔いるDVの描写に・・・すっかり名前を忘れていた加瀬だと!!
前作でも、加瀬の過去はかなり彼の人格形成に影響を与えており、結局振られたのですが、一体どうやって彼…

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誓約の代償~贖罪の絆~ 小説

六青みつみ  葛西リカコ 

愛w

キミが好きだと叫びたい!!!どこかの歌の歌詞にありそうな言葉ww
なんていいますが、これがまた良かった!!
思わず泣きくれてしまった。だから・・ネタはいやだって(T△T)
こーいうの、ずっと引きずるタイプなのよワシ。。

そんなわけで、今回は前回サブにいました二人がメインのお話であります。
攻であるギル。もっと冷たい男だと思ってた。
さきにチラッと挿絵を見た限りでは、もうすこし手ひど…

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忠誠の代償 ~聖なる絆~ 小説

六青みつみ  葛西リカコ 

可愛い!!!

1個まえに読んだ、この人の本が、あまりにもえげつなくご無体なお話でしたので、
心構えガッツリ。
この受は、どうやって拉致されて、どうやって陵辱されるのか
そればかり気がかりで仕方なかったんですが。
どんだけ親ばか、めろめろ、ラブラブ、ゴリゴリやねん!!!
見てるこっちが恥ずかしいわ(Ψ▽Ψ*)イヤン♪
可愛い作品でした。こういうの好きです。
最近、受にめろめろで、すきすぎて、本当にど…

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Chocolat bunko After Story collection vol.2 特典

それぞれの後日談

ショコラ文庫13作品の後日談がつまった1冊。
勿論13作品の本編をすべてを読んだわけではありませんが、
好きな作品の後日談を読めるというのは、なかなかのウホウホであります。

ただ、あまり愛着の無かった作品については、
「この本編読んだのに、覚えてないや~」ということが生じてしまうのが
何とも切ないところ。

13ある後日談の中で、お気に入りは、
「僕のかわいい狼さん」「コタのお…

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調教遊戯 緋襦袢は極道に散らされる 小説

真宮藍璃  葛西リカコ 

安心して読めました。

レビュアーさま方に感謝です。

一応は(?)陵辱・調教もの、ということで、ハラハラしてしまうシーンもいくつかは出てきますが、大丈夫でした。

というか、さかんにちょっかいをかけてくる男たちがみんな、「性的には主人公に興味がない」というスタンスのお話を読んだのは初めてだったかもしれません。(笑)
なので、俺が調教してやる、と言って自分のいちもつを出す輩もいないし、攻めに貫かれていたりお道具…

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ラ・テンペスタ 小説

水原とほる  葛西リカコ 

無茶ぶり加減が半端ない攻め様~

元刑事でヤクザの攻め様が、そのヤクザの組長の一人息子である受け様を
ビックリする程の自己中な執着愛で捕まえ逃がさないように愛するお話です。
だからと言って監禁ものではないのですが、それに近い雰囲気もあります。
訳も分からず狙われた受け様がお気の毒で、訳を知った後もその一方的な
理不尽な執着愛には脱帽してしまうような内容なのです。

受け様は関東でも大き目の組のヤクザの組長の息子なのです…

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ラ・テンペスタ 小説

水原とほる  葛西リカコ 

嵐の後に残った物は

とても良かったです。
執着攻めは大好物だがDVは大の地雷(あと受けが酷い目に遭いすぎるのも苦手)の自分にとって、水原さんは合わない作家さんだと思っていて今まで避けていましたが、
この話のあらすじやレビューを読んだらものすごく惹かれるものがあった為、思い切って購入しました。
この話に限って言えば自分にものすごく合っていました。
DV要素は全くありません。

受けの孝義は一部の女子に「王子…

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羨望と恋 小説

火崎勇  葛西リカコ 

抑圧されてきた受け様が見つけ出した光

旧家の跡継ぎとシナリオライターとの大人の恋でした。
好き嫌いで言ったら好みではないストーリーです。
旧家で格式を重んじる家で生まれた受け様はは、祖父や父親に厳しく躾けられ
いつからか自分の気持ちを相手に伝えるスキルすら身に付かないような大人しく
覇気のない青年になっているんです。

それに、母親は父の浮気と外に子供がいる事を知り、受け様が幼い時に離婚していて
そのせいか余計に祖父から…

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