ヒメミコさんのレビュー一覧

一枚の絵 小説

六青みつみ  ヒメミコ 

六青先生お得意の切ない話でした。

私は先に【ruin―傷―】を読んでいたので、あの鈍感坊ちゃんのリオはどんな奴なんだ!カレスはどうしてあんな傷を心に負うようなかかわり方をしたの?などと偏見たっぷりに読み始めました。
しかしエリヤの不幸な人生を読み進めるにつれ、あまりの理不尽さ、差別、貧困、もう苦・苦・苦・苦・苦しかなくそんなエリヤを救い上げたリオを見直し、助けられてリオの城で休んでいたエリヤに「臭いますね」だの「あの子は売春婦…

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