カゼキショウさんのレビュー一覧

黒曜の災厄は愛を導く 小説

六青みつみ  カゼキショウ 

良質なファンタジーでもなければ、BLでもない

内容は他のレビューで詳しく書かれているので割愛しますが、とにかくまるまる1冊が前フリのような内容で読んでいてとても疲れました。

恐らく、物語全体に圧倒的に“会話”がない事が要因だと思います。

異世界トリップなので、現地の人と言葉が通じない。
一緒にトリップしたもう一人の主人公の少年は、少し頭が足りないので会話の内容が主人公の脳内で要約される。
唯一意思疎通できるのはトカゲですが、き…

6

黒曜の災厄は愛を導く 小説

六青みつみ  カゼキショウ 

異世界難度E

異世界トリップもの。異世界の騎士×日本人高校生。
一緒にトリップした友達が選ばれし神子で、主人公はオマケどころか忌まわしい存在として忌避される、という展開です。
まったく同じ展開の『妖精王と二人の花嫁』(秋山みち花)を最近読みましたが、そっちは受けが不憫で読んでて不快だったけど、こっちは許せました。こっちの受けくんのほうがはるかにひどい目に遭ってるんですが、あっちと違って、攻めが最初から受けく…

5

黒曜の災厄は愛を導く 小説

六青みつみ  カゼキショウ 

上下巻にしてもよかったんですよ?

延期に次ぐ延期となり、首がキリンどころかろくろ首になってたんですが、ようやく!!
届いてびっくり2段組は平常運転として、このみっちり感、そして行数改行ギリギリ!
大興奮で読み始めたら、もうあっという間でした。

大まかな内容はあらすじの通りですが、今回はいつもの六青さんとは少し違い、受が不憫なのには変わりないのに健気じゃない。
ある意味健気ではあるんですが、他人を妬むという人間として当た…

12

黒曜の災厄は愛を導く 小説

六青みつみ  カゼキショウ 

あとがきと全く同じ気持ちになりました

受けがどんな酷い目に合うんだろう…とドキドキしながら読みました(苦笑)。やっぱり今回も、可哀想な境遇に一生懸命頑張る受けに泣かされました。

昔から劣等感を抱いていた相手と一緒に異世界に飛ばされて、そこでも自分だけ蔑ろ(というか災いの対象)にされる…、これだけでもう泣けます。おまけに、そのチヤホヤされて大事にされてる相手に、「これでも辛いんだ」なんて言われたらグレたくなる気持ちも分かります。だ…

14

黒曜の災厄は愛を導く 小説

六青みつみ  カゼキショウ 

翻訳機能が欲しい!

子供は無力だ。
無力だから受け入れるしかない。
辛い事実も受け入れる。
同じ境遇なのに自分より何もかも、ことあるごとに恵まれている子がいる現実を受け入れる。
でもどうしたって理不尽でやりきれないから妬む心が生まれる。

今回の受けの秋人は、六青さんの作品によく登場する小公女○ーラ風の不幸だけれど健気で心根が純粋のタイプとちょっと違います。
身寄りの無い母子二人だけの家に育つも幼い頃に…

9

黒曜の災厄は愛を導く 小説

六青みつみ  カゼキショウ 

待ちに待った新刊!

六青みつみ先生の新刊でした。
リンクスは月末発売なので毎回待ち遠しいです。
今回の作品は延期に次ぐ延期で…。

主人公の受けは神子として選ばれた親友の巻き添えをくらって異世界へトリップしてしまいます。
そこで追い剥ぎ?に襲われているところを助けられますが、神子である親友はとても丁重に扱われます。
しかし受けは黒髪黒目の見た目から忌み嫌われ、迫害を受けます。
ただ一人、攻めからだけは優…

5

黒曜の災厄は愛を導く 小説

六青みつみ  カゼキショウ 

ヤキモキ不足のファーストステップ?

久々に手に取りました、六青作品。
ちなみに、手に取る時点で期待するキーワードがありませんか?

”ファンタジー”なのはもちろんですが、”健気”、”誤解”、”理不尽”…
「これでもか!」というほど、受けが無体な目にあい、攻めとの行き違いにドギマギし、両思いになってもトラウマに悩まされ、ようやく最後は幸せに…。
展開は定番といえど、その世界に無限の広がりがあることろが六青作品の魅力かと思いま…

9

神様の庭で廻る 小説

綾ちはる  カゼキショウ 

神様を、信じますか

初読みの作家さんです。
レビューを拝見して、とても気になっていた作品。
長めの物語ですが、文章は読み易く会話も多いため
一気に読み進めることができます。

父親の書斎で見つけた一冊のノートを手に
大学生の陽斗が取引をするために”悪魔”を呼び出すと、
そこに現れたのは想い人で高校時代の副担任・松宮だった。
魂と引き換えに”付き合ってほしい”と取引内容を話す陽斗だが、
悪魔・松宮に拒…

2

神様の庭で廻る 小説

綾ちはる  カゼキショウ 

切なかった・・・( ´Д`)

読んだ後にぼうっとしてしまうような作品でした・・・
なんと言っていいか分からなかったんだけど
他の方のレビューで「胸がぎゅっと締め付けられる」
という表現を見て「それだ!」ってなりましたw

設定が特殊だったけど徐々に小出しにしてくれたおかげで
私的には混乱することはなかったです(´∀`)
後半から二人がどうなるのかばかり気になって
長い作品だけど一気読みしました!
攻めの先生が…

2

神様の庭で廻る 小説

綾ちはる  カゼキショウ 

とてもいい話なのに、残念。

惜しい!
ホント、勿体無いです。
こんなにいい話なのに、中盤以降まで作品を読まないと、
この物語の鍵となる謎が解けなかったのは私だけでしょうか?

謎が解けるまで、悶々としながら、読み返しては
見逃しがなかったかどうかチェックしつつ読んだのは、
私だけだったのでしょうか?

   ◆◆   ◆◆   ◆◆


【 謎が解けなかった理由 】

注目したのは「第二章 過去の…

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