コウキ。さんのレビュー一覧

魔法のキスより甘く 小説

和泉桂  コウキ。 

色々と惜しいなぁ……

前作を読んだ時に、気になっていた二人の話だったので
スピンオフ歓迎!

しかし、熟れていないなぁと思った世界観は
筆者がファタジー寄りという分さらに
既視感のあるもののツギハギな感じが否めなく、
嫌いじゃないし面白くはあるんだけれど、今ひとつ入り込めない感じがある。
挿絵の服装も、もっとクラシックな方が雰囲気があると思うし。


それはさておき。
今回の主役は、リベルタリア号…

1

僧職高校男子寮 コミック

コウキ。 

雰囲気BL(坊主love)

僧職系話増殖!

僧職とはいえメインキャラに坊主っくりは一人もいません!
教科課程に「僧職」が加えてある程度の高校生男子寮の話でした。

ブッダの基本理念である『縁起(衆縁和合)』や『諸行無常諸法無我』は登場人物たちの台詞として出てきます。
彼らの心理や状況に巧く絡めてありますが細かい設定ではないので「仏教」にこだわりのある方にはオススメしません。
※法衣は出てきますので雰囲気BL(坊主ラブ)がお…

3

七つの海より遠く 小説

和泉桂  コウキ。 

キャラの魅力でパラレルが気にならない

作者の和泉さんもあとがきに書かれていますが、時代はパラレルワールド的な蒸気機関が発達した産業革命後の世界。
個人的にはパラレルワールドという設定は何でもアリで苦手な部類ですが、多方向の視点から読めるので楽しめました。


受けは母譲りの容姿で誰もが可愛いと評す、珪。
戦いへ傾きつつある時代の中で、平和主義を訴える少年。

攻めのライルは、商船の船長。
金髪で真っ蒼の瞳を持ち、野性的…

2

魔法のキスより甘く 小説

和泉桂  コウキ。 

希望のスピンオフです

前作「七つの海より遠く」のスピンオフで前作の攻め、ライルの片腕とも言うべき
副船長のルカと前作でも気になっていたクロードとの因縁関係を詳らかに出来る話で、
前作を読んでいた時に気になっていて、是非続刊を読みたいと思っていたので嬉しい。

前作でのクロードはもっと冷淡な感じかと思っていたのですが、蓋を開けてみれば
堅物朴念仁系でプラス天然思考の変わった持ち主だと判明して、
かえってそのギ…

3

魔法のキスより甘く 小説

和泉桂  コウキ。 

とってもファンタジー

『七つの海より遠く』のスピンオフになります。

前作を読んだ時から、もしかしたらこの2人で~と思っていた脇キャラクターのクロードとルカがメインです。

『七つの~』は、和泉さん作品で個人的に1・2を争うくらい好みです。と言いますか、和泉さんで(たとえ面白いと思っても)何度も読みたいと思った・または実際したのは『七つの~』と他1作だけですから。

こちらは、作家さんは『(前作より)フ…

4

学園の可憐な誘惑 小説

水上ルイ  コウキ。 

良い点を挙げます

良い点は、森が丘君と遥の会話です。

話している内容は日本語なんで、周りの外人には分かりません。

なので特別感があって、2人だけの秘密的な感じに思えます。

0

ぼくのスター 小説

一穂ミチ  コウキ。 

芸能色は薄め

大好きな一穂さんの作品ですが、芸能界ものってあまり好みじゃなかったので敬遠していました。
けれど読んでみると、キラキラした世界を描いていたわけでなく学生達の葛藤が中心で、ああやっぱり一穂さんの作品だったんだなあと。


受けはアイドルオタクで半引きこもりの高校生、侑志。
彼の部屋はいわゆる押しメンの『ほたるん』一色。
一日の予定はほぼ、『ほたるん』のテレビ出演等にあわせて生活しています…

4

ストロベリーペイン 果てしない闇に僕らは 小説

亜衣木絵子  コウキ。 

シリアス風SFファンタジー

読み始めから不思議現象が勃発しているからファンタジーだと読み始めるが、
次第に雲行きが怪しくなって、主役の片割れでもある貧乏兄弟の弟、春彦の
学校でのいじめやその春彦の兄の秋斗に片思いしている同級生の巽の子供故の暴走。
秋斗とその恋人との切ない恋愛、春彦の巽への片思いと様々な内容を
1冊に閉じ込めている作品で、文庫にしては厚めです。

主役の年齢的なものがあるからでしょうか、愚かな子供…

2

ストロベリーペイン 果てしない闇に僕らは 小説

亜衣木絵子  コウキ。 

ページをめくる手を止められない!けど…

先が気になって、ガンガン読みました。春彦のことが気になって、最後の最後まで目が離せませんでした。
読んでる間は春彦のことを考えるとすごく苦しくて、でも最後にはきっと…!という思いでいました。

春彦は本当に優しくて、我慢強くて、一途です。
それだけに、春彦がイジメられてるシーンや巽が兄を見て自慰をしているところを見たシーンや15年間他人と暮らしていたと言うシーンは辛かったです。


9

ストロベリーペイン 果てしない闇に僕らは 小説

亜衣木絵子  コウキ。 

非常に困惑しています

やっかいな小説に出会ってしまった。
正直どのように評価していいか非常に困ってしまう。

経営が厳しい状態にある父親の出版社の後を継ぐべくそこで働いている巽は、社運をかけて、そのレーターがイラストを描くと必ずヒットするというイラストレーターのharuに仕事を依頼できることになり、そこへ挨拶に行くのです。
そこにいたのは、昔好きだった秋斗にそっくりなその弟の春彦だった。
「あの頃のこと、君が…

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