佐竹ガムさんのレビュー一覧

いとしい音のねむる庭 小説

佐竹ガム  あおのなち 

感動作を期待しましたが…

『星を手繰る』でデビューされた佐竹ガムさんの2冊目の作品。

主人公は、無口で人付き合いが苦手な大学生・椎(受け)。
ある日、同じ大学の1学年先輩・千秋(攻め)と知り合い、彼の誘いで彼とルームシェアを始めます。

親からの仕送りを断り、バイトをかけもちして生活費を稼ぐ椎。
ゲイ向け風俗店でも働いており、本番以外は経験済のようですが、性的描写は省かれています。

『自分が家族を壊した…

8

星を手繰る 小説

佐竹ガム  紀伊カンナ 

周りを気にせず読めました。

とても良かったです。
クセのない文章で読みやすく、ページ数多めの作品かと思いましたがすぐに読み終えることができました。

キャラクターも良かったです。
攻めは主人公のことをとても好いていて、ちょっとストーカーのような行為もしていますが気持ち悪さが全くありません。むしろ一途さが伝わってきて胸がキュンキュンしました。
受けの方も、ただ攻めに愛されるだけの子ではなくて、しっかりと自立して自分の…

9

いとしい音のねむる庭 小説

佐竹ガム  あおのなち 

丁寧に書かれた萌え

感情表現の薄い受が主人公。まだ大学生1年生なのに、他者との関わり持たずに生きていきたいと思っている。主人公の閉じた気持ちが丁寧に書かれていて切なくていい。
その主人公とふとした切っ掛けで知り合い、自宅への同居を提案する攻。彼は主人公と反対に1人が寂しいので同居人が欲しいと言う。主人公も彼の家が気に入り同居するのに同意する。この時点でもう運命的な出会いなのだなと感じて嬉しくなった。
ただ主人公の…

3

星を手繰る 小説

佐竹ガム  紀伊カンナ 

もう一歩!

表紙買い。
デビュー作だそうですが、そういったのを感じさせないスマートな文章です。
癖もなく非常に読みやすいので、するするとページが繰れてしまうのも好印象でした。疲れてる時はあまり考えずに素直に読める文章がいいので、そういった気分の時には最適な1冊だと思います。

内容は再会もの。
高校時代の友人同士だった2人が、10年後、偶然北海道で再会し、なりゆきで受が攻の家に居候する……と、まあ割…

5

星を手繰る 小説

佐竹ガム  紀伊カンナ 

あたたかで穏やかな話

エロやドラマティックに特化したお話ではないのに、ゆっくりと穏やかに流れるような文章が素敵。
日常感のあるBL小説としてかなり好みでした。
紀伊カンナ先生のイラストがこの作品の持つあたたかさに彩りを添えてくれます。
心を落ち着けて休日にお茶でものみながら、そのおともに是非。

3

星を手繰る 小説

佐竹ガム  紀伊カンナ 

静かな夜におすすめの一冊

 私事ですが私の商業BL小説デビューの本です。
 濡れ場の描写もほどよいので初めてBLを読む人にも読みやすいのではないかと思います。挿絵も作品の世界とマッチしていてとてもよかったです。
 ストーリーの大筋は高校の頃の同級生である昴と鴇沢が北海道で再開して…というもので、全体的にすっきりしています。出てくる脇キャラも一人ひとり個性があって面白い人が多いです。すっきりしない行動をとるキャラクターも…

2

星を手繰る 小説

佐竹ガム  紀伊カンナ 

ラストはうるっときました

イラストに惹かれて購入。
紀伊カンナさんはBLだと挿絵はやってなかったんですね。意外。

高校の同級生の再会もの。
物静かで自信ナシな攻と、外面はいいんだけど性格悪めな受…なので、最初はこの2人進展するのか!?ってかんじでしたが、2人の距離が近づいていくのがすごく丁寧に書かれてて好感が持てました。
攻のストーカーっぷりは、たしかにきもいんだけど(笑)、一周回ってかわいく思えてきます。だん…

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