依田沙江美さんのレビュー一覧

愛の深さは膝くらい コミック

依田沙江美 

意地っ張りで初心な青春16歳

先生x生徒ものです。たぶん…(笑)

なにこれ、もうむちゃくちゃ可愛すぎる。意地っ張りで見栄っ張りな高校生昴くんがあまりに可愛くて悶死するかと思っちゃったYO!(笑)

どうやら石倉先生は昴と出会うまでは、男も女もどっちも来いのタラシだったみたい、でも昴くんがまだ高校生で全然すれてなくて、これだけ可愛かったやっぱり大切にしようと思うよね、だって先生大人だし、昴くん見栄っ張りだけどほんとは超…

6

ささやかな欲望 小説

ごとうしのぶ  依田沙江美 

面白い!

今まで読んだごとうしのぶさんの著作のなかで、一番好きだった!タクミくんシリーズより好きかも。
浅香グループの御曹司兄弟の恋が、オムニバス形式で入ってます。
五人兄弟+末っ子の妹という六人の兄妹で、みーんな個性的なイイキャラしてます。ホモ率高すぎて、未来の浅香グループが心配ですがw
御曹司なのに、長男をのぞくとみんな庶民的。父親が厳しいらしい。
三話目と四話目の茅人と椿のストーリーが超面白かった。御…

3

楽園建造計画 1 小説

高遠琉加  依田沙江美 

青春群像劇

格安アパート「パレス・シャングリラ五反田」に暮らす大学生達のお話。
住人達は皆、個性的で。何となく訳アリな様子。
そんな彼らの事情や恋愛が描かれて行く訳ですが。

今回はシリーズ第一作目。
まだ導入部分ですので、恋愛描写はほぼないです。
しかし学生が抱える葛藤や胸の内を丁寧に描いていて。
読んでいて胸の奥が熱くなるというか、切ないです。

アパートの住人は学部は違いますが全員、桜…

4

楽園建造計画 1 小説

高遠琉加  依田沙江美 

ひりひり

やっぱ高遠さんの小説、好きです。
まず文章が好きだ。くどさがない。大事な場面もさらっと書いて、だからこそ余韻が残る、みたいな。
この第一巻は、恋愛的な要素はほぼないです。その前段階かな。
一つのアパートに住む六人が、これからどうなっていくのか楽しみです。
表題作以外に「さよならを教えたい」という短い物語(こっちも続いていく)が入ってましたが、これはズギューンと来ました。私のど真ん中ドストライクでし…

3

楽園建造計画 2 小説

高遠琉加  依田沙江美 

読んでいて辛かったシリーズ第二弾

一作目で血を吐いて倒れた「パレス・シャングリラ五反田」の住人。
事情があり極貧で、作者からは「シンデレラ」と呼ばれる
苦労人・響川が、今回の主人公です。
そして青春小説風だった前作よりも、BL色が濃くなってきました。

繊細な美貌の響川は、奨学金とバイトで大学に通う苦学生。
ぎりぎりの生活の中で誰とも触れ合わずに孤高を守り、
自ら「幸せ」から目を背けて暮らしている風です。

そん…

2

楽園建造計画 2 小説

高遠琉加  依田沙江美 

胸が震えた

なんだろうこの喪失感は。ページを閉じたとき、胸に穴が空いてる気がした。
二巻は一巻よりも過去の話です。一巻より格段に面白かった。
アパートのメンツは同じです。
主人公は響川。
借金を抱えて、自分をいじめるように無茶苦茶に働いてる。それを志田が助けようとする。
この二巻のラスト、志田の悔しさに共鳴して、思わず泣いた。絞り出すような志田のセリフのひとつひとつに、しびれた。
切ないです。
あ、あと、峰岸…

2

楽園建造計画 3 小説

高遠琉加  依田沙江美 

彼は僕のすべてだった

体を売ってまで金を得ようとした響川。
彼が背負ってきた重い荷物の中身が今回、明らかになります。
響川が背負っているモノは、ハンパな荷物じゃないだろうと予想はしていましたが。
やはり………重かったです。

志田は勿論ですが。
アパートの住人が響川に優しいのに、胸がほっこり・じんわりします。
住人達の温かさと繋がりが、独りきりで頑張ってきた響川の心を、
優しく癒していきます。あの響川の…

2

楽園建造計画 4 小説

高遠琉加  依田沙江美 

楽園を求めた若者達の感動のラスト!

シリーズ最終巻。これを読んでしまうと本当に終ってしまう。
愛すべき「パレス・シャングリラ五反田」の住人達とお別れだと思うと。
なかなか本を開くことができませんでした。

1巻では「必要以上に人と馴れ合うのは嫌だ」と言っていた三木が。
アパートの人達と一緒にいるのが楽しいと心から思い、
「パレス・シャングリラ五反田」に愛着を持つようになっています。
それがとても嬉しくて。じんわりと泣け…

5

楽園建造計画 3 小説

高遠琉加  依田沙江美 

号泣のツボ

高遠さん、私をどんだけ号泣させたら気が済むんですか。
ツボに入りました。読みながらお酒も飲んでましたがw
ボロアパート物語の第三巻目です。
前半は響川が主人公、後半は高穂が主人公。
前半部分で私、最初の数ページ目から泣きはじめ、それからずーーっとずーーっと泣いてた。
切なくて泣いて。痛くて泣いて。幸せなシーンでは不気味な笑みを浮かべながら「よかった…」と泣いてた。
志田、最高だよあんたは。
不器用…

2

楽園建造計画 4 小説

高遠琉加  依田沙江美 

楽園とは何だろう

独特の空気感です。
高遠さんスゴイっす。
なにげない風景、なにげない会話、自分でも分からない曖昧な気持ち、そういうものをひたすら塗り重ねるようにして、物語が作り上げられていた。
空気感に酔った。
んで、やっぱり泣いた。
胸の奥にある大事な場所にそっと触れられてるような感覚が、たまらなかった。
ジリジリするような、ヒリヒリするような、三木と蝶野の恋だ。
高遠さんは与えてくれないのだ。そして、それが必…

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