駒城ミチヲさんのレビュー一覧

理不尽な求愛者 小説

火崎勇  駒城ミチヲ 

攻め受け共に男前

大学で起きた殺人事件。
教授が殺され聞き込みに入った新米刑事の清白が、一色という教授に関心を持たれ口説かれながら、彼の観察眼と言葉から事件を解決するといったお話。

事件を追う捜査の面が中心で、恋愛面という部分はちょっぴり薄い。
ただ、一色がかなりキレ者のとてもスマートな人物として描かれているので、
また、清白も頭の良い青年として描かれているので
そのやりとりは面白い。
最初の出会い…

3

理不尽な求愛者 小説

火崎勇  駒城ミチヲ 

事件を追いながら…

作家買い。
タイトルや表紙を見るとあまり事件には突っ込まないのかな…と思いつつ、あらすじを読んでみるとそうでもない感じ。
推理サスペンス系が好きなのと、火崎さんの作品が好きなので買いました。

一色教授が言葉のまま慇懃無礼で掴めない人だなと笑いました。
一色は清白に一目惚れ。事件を追いながら、事件の関係者である一色と関わることで清白のベクトルも傾いていく…事件も二人の関係も気になって一気…

5

許される恋 小説

火崎勇  駒城ミチヲ 

愛することを許される事と愛されることは違う

人を好きになって愛し愛されることが決して簡単な訳ではないのだと
この作品であらためて感じ入ってしまう程苦しく切なく辛い恋が堪りません。
片思いをしていた時の方が愛されることを許された時よりも幸せだったと感じるなんて
なんて切なくて辛い恋なのだと思いました。

愛することを許されることと、愛されるとでは雲泥の差がある事実、
以外に初めから相愛になる話ばかり読んでいるとこういう、一見優しく…

3

許される恋 小説

火崎勇  駒城ミチヲ 

好きな人の幸せを願う気持ち

広告代理店を舞台に、研修時にミスをした自分のフォローの仕方から好きになった先輩社員に、会社の飲み会の帰りに思わず気持ちを伝えてしまう主人公。
自分の気持ちを受け入れてもらえ、抱かれた翌朝知った先輩社員の昨晩言っていた許されない恋の相手。
絶望を感じた心を隠し先輩の想う相手の身代わりでいい、きっといつか気持ちが通じると先輩と付き合うようになるのだが、ある日その先輩の相手を知ってしまう。

本…

6

いまさら「好きです」なんて言えませんて 小説

髙月まつり  駒城ミチヲ 

やっぱり高月さんでした!

幼なじみ同士で兄弟同然に育った3歳違いの二人、受け様は煎餅屋の跡継ぎで
攻め様はその煎餅屋さんの裏に住む小説家&フードライターで時々御煎餅を焼く日々。
高月さんの作品では受け様がエロに流されやすく、でも意外にしっかりしてる雰囲気に
攻め様が頓珍漢な電波だったり変態だったりする事が多いのですが、
今回の攻め様は、おやおや?意外に生真面目で几帳面で賢い、それに寡黙だけれど
家庭的で優しいなん…

2

いまさら「好きです」なんて言えませんて 小説

髙月まつり  駒城ミチヲ 

下町情緒と人情味あるエロコメ

都内の商店街のガヤガヤ感が楽しいです。
受けが絡みでは乙女なところもあるけど、普段は男らしく小粋に煎餅屋やってるのがポイント高く、変人な執着攻めにツッコミつつも絡みにはノリノリで応じる所も潔いv
全編通してエロくハイテンションで、緩急が欲しい感じもしましたが、テンポの良さとキャラの台詞の面白さでサクサク読めました。

兄弟同然に育った幼なじみの男前フードライター・灯夜に長年片思いしている勇…

2

星に願いをかけてみた 小説

髙月まつり  駒城ミチヲ 

魔性の三十路・・・良い響きです

既刊の「惑わすつもりはないけれど」の関連作品です。
前作では原石を扱う設定でしたがこの作品はそれを加工して
販売する制作者側のお話で、コミカルロマンテックラブとでも
言いましょうか、4歳と6歳の時に離ればなれになった幼なじみの
再会ものでもあるんですよね。
高月先生らしいコミカル強気な攻め様と、一見すると常識人で
でもかなりの天然で最後はお約束のようにエロ可愛い受け様

受け様が作…

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