駒城ミチヲさんのレビュー一覧

或る猫と博士の話。 小説

成瀬かの  駒城ミチヲ 

リュリュ流、に思わず笑顔。

ちるちるさんで見て気になったので、発売日にGETしました!!
面白くて、読み終わるまで手放せませんでしたね~(笑)
猫ちゃんと人間のハーフ(?)であるリュリュちゃんと、
博士であるユーリさんのお話です。((タイトルそのまま…笑))
リュリュちゃんがもう、ただひたっすら可愛かったです。
あ、幼少期の頃だけー。← や、嘘ですよ。笑
リュリュちゃんとほのぼのとするユーリさんを見ていると
こ…

3

或る猫と博士の話。 小説

成瀬かの  駒城ミチヲ 

ラブリーで一途な猫ちゃんのお話

成瀬さんの新刊は、同人誌で出された話に加筆されたものです。人と猫の遺伝子を持つリュリュと、リュリュを施設から連れ出して助けた博士・ユーリとの、心温まるファンタジーでした。
ネコミミ&シッポのリュリュが、子供の時は悶えるぐらいに可愛いし、大人の時はカッコイイし、おまけにいつもユーリが大好きで健気な様子にキュンキュンしました。

リュリュは人間の身勝手で作られた存在でした。ケモミミとシッポがある…

15

許される恋 小説

火崎勇  駒城ミチヲ 

「身代わり」以下の恋

「萌」と迷いつつも、後日談SSが好きだったので「萌2」評価にしました。メインの二人でもだもだしているのでなく、小出、芦田、雛乃というサブキャラも適当に活躍していて良かったです。

表題作と「女神の許容」17ページ、あとがき(作者様2ページ+イラストレーター様1ページ)が収録されています。

告白した中根(受け)を、酔った勢いで抱く丹羽(攻め)。
中根を抱きながら他の女の名前をつぶやく丹羽…

3

臆病な僕らが恋する確率 小説

榛名悠  駒城ミチヲ 

気になる点もありつつ・・・

初読みの作家さんです。

以前数作読んだパティシエ物のBLがどれもとても良かった為に、パティシエというキーワードを見つけると、ついつい手に取ってしまう私です。

しかも、今回は自分に自信が持てず冴えない受け様(受け様が冴えなかったり自信がないのがとりわけ好みです。シンデレラストーリーまっしぐらになる可能性が高いので・・・)、職業漫画家(以前某作家様作品で、受け様の職業が漫画家・・という話が…

2

夏祭りの夜に 小説

神香うらら  駒城ミチヲ 

入り込めなかった・・・

岡山県が舞台の作品です。

「夏祭り」・・・という日本のノスタルジックを感じる響き、浴衣姿の表紙・・・から、勝手に想像していた話とは大幅に異なったお話でした。

母親を亡くし、天涯孤独の身となってしまい、伯父の住む岡山に引き取られることになった東京育ちの恭。
母親の葬式の日に、母親が岡山の旧家の娘であること、しかし駆け落ちをして実家から勘当されていた事を初めて知らされ、今まで全く縁もゆか…

0

PROMISED LOVE プロミスト ラブ 小説

和泉桂  駒城ミチヲ 

攻めの心の揺れ動きに注目!!

こちらは攻め・レオン視点の小説版。

設定上どうしてもヴァナランドという国の情報量が少ない七瀬視点のコミック版とは違って、小説版はレオンが蟄居に至った経緯と彼の周りを取り巻く人間関係が読めて、その点をじっくり理解できた。

小説版では執事や友人の国王以外に素を見せた事のないレオンが、わざわざ日本から招いた七瀬に対して次第に心が傾いていく様子が丁寧に書かれている。

最初は意志の疎通が図…

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INNOCENT LOVE コミック

駒城ミチヲ  和泉桂 

受けの外見が180°変わったシーンに注目!!

私が先に読んだのはこちらのコミック版のほう。
一度目はあらすじの予備知識がないまま読んだので、次に小説版も読んだ後に再読してコミック版の話の筋を掴んでいった。

コミック版だけではヴァナランドの内政事情やレオンの幼い頃のトラウマ、彼を中心にしてステファン国王やヒルダとの関係が掴み辛いので、攻め視点の小説版も読んでみたほうがより分かりやすいと思う。

いくら貧乏とはいえ、ザンバラ髪に黒縁メ…

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ケダモノ執事は御曹司を飼う 小説

橘かおる  駒城ミチヲ 

なんとなく執事あるある!?

この話で目を引いたのは、執事×箱入り御曹司の恋の行方よりも、若くて有能な執事・牧野の活躍ぶりかも知れない。

主である陽二の衣食住から性欲処理の面倒までこなすだけでなく、大学院生として好きな研究に明け暮れている彼の事を御曹司と身バレしないように『奨学金とバイトでやりくりする苦学生』という噂を広めておく計算高さ。

陽二がピンチに陥っていても颯爽と皆の前で解決して見せる名探偵ぶりを見せてくれ…

1

天使の檻の中で 小説

赤紫シノ  駒城ミチヲ 

そうきたかっ!!、の展開に拍手

つくづくネタバレなしでお薦めするのって難しいものだが、これは途中でクライマックスが気になっても端折ったりせずに、根気よく順番にページを捲って読んでみてほしいと感じた。
まず初読にそうきたかっ!!って展開に意表を突かれて、再読では一回目と違う目線で楽しめると思う。

まずは初読の感想を。
実は自分の中で監禁ものというと、さらった側の身勝手な欲望に哀れにも堕とされてしまう被害者というトンデモ偏…

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天使の檻の中で 小説

赤紫シノ  駒城ミチヲ 

現実と虚構の混沌

へぇ~そうだったのね~という感じのラスト。
そこまで衝撃を覚えるほどのラストシーンではなかったというのが正直な感想です。
衝撃を受けるラスト到達前にややダレ気味になっちゃったのですよ。
いろいろ散らかされている印象、業務遂行から逸脱した恣意的な行為丸見えの攻め、監禁中にも関らず電話の会話はやたらと長いし…いろいろ勿体ないと思いました。
あんなことをされながらもよく相手に対して愛が芽生えるな…

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