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表題作臆病な僕らが恋する確率

可乃仁,パティスリーのオーナーシェフ,26歳
佐久間春馬,売れないマンガ家,26歳

その他の収録作品

  • 八年と十ケ月前
  • あとがき

あらすじ

両想いなんて奇跡だから、自分なんてムリだ…。恋も仕事も諦めモードで生きてきたガケっぷちマンガ家の佐久間春馬は、高校時代の一夜の過ち=黒歴史を知る可乃と偶然再会。こいつとは絶対会いたくなかったのに…! 脅える春馬を、可乃は強引に自分のパティスリーで働かせてしまう。意地悪だけど、温かく見守ってくれる可乃の真意はいったい!?

作品情報

作品名
臆病な僕らが恋する確率
著者
榛名悠 
イラスト
駒城ミチヲ 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
ISBN
9784344832053
3.9

(16)

(2)

萌々

(11)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
63
評価数
16
平均
3.9 / 5
神率
12.5%

レビュー投稿数2

十年以上待った河乃

主人公の佐久間は人に左右されやすい。単純な子と言う印象。ネガティブで髪もボサボサで人付き合いも苦手だけど、誉めてもらえれば出きる子でした。

料理が美味いと言われ、せっせっとお弁当を作る。
絵が上手いと言われ、漫画家になる。

頭ごなし怒られるだけじゃ、恐縮しちゃって何も出来ないですよね。

佐久間の良いところばかり見てきた可乃が素晴らしいです。可乃の言葉でまた佐久間が変われちゃうんです。

表紙のイラストが可愛くて気に入ったんだけど…中の挿し絵の佐久間とはちょっと違って残念。
佐久間が髪を切ったら、また変わったから髪型でこんなに変わるものかと思った。

恋心は変わる物ですね。拗れてないけど、いつのまにか四角関係になってて面白かった。

河乃は佐久間と深瀬の打ち合わせにまで着いてくるし。
深瀬は河乃の事が邪魔のようで楽しんでいた。
藍川は佐久間に自分は河乃が好きと先手を取って伝えたような感じ。(高校生の時、河乃にフラレてる)
佐久間は高校生時代、深瀬が好きだったけど今は河乃が気になって仕方ないみたい。

嫌味っぽくもなく、どす黒い物もなく、嫉妬からの焼きもちでちょっと意地悪したいとか、心理が結構リアルだなって感じた。

初読み作家さんだけど、読みやすかった。

河乃は十年以上持ってやっと佐久間と結ばれました。おめでとう。

2

気になる点もありつつ・・・

初読みの作家さんです。

以前数作読んだパティシエ物のBLがどれもとても良かった為に、パティシエというキーワードを見つけると、ついつい手に取ってしまう私です。

しかも、今回は自分に自信が持てず冴えない受け様(受け様が冴えなかったり自信がないのがとりわけ好みです。シンデレラストーリーまっしぐらになる可能性が高いので・・・)、職業漫画家(以前某作家様作品で、受け様の職業が漫画家・・という話が神レベルに気に入った為、私の中でイメージがとても良い)そして同級生物・・・と気になるワードが並んでいたので迷わず手に取りました。

全体的にはまさに王道なラブストーリーで、色々ダメだった受け様が自信を持って前向きに頑張るようになるところとかも元気を貰えて良かったです。

へこみまくって、くさくさしていた受け様に対しては、工藤さん同様に正直イライラしちゃいましたが、でも受け様の投げやりな気持ちも分からなくはないので(だからこそ同族嫌悪的な??)複雑な気持だったり・・・
でも、そんな受け様が一念発起!!!!ちゃんと立ち直って、立ち上がる姿はスカッとしたし、嬉しかったです。勇気をもらいました。

全体的に読みやすくて良かったんですが、いくつか気になる点も・・・

気持ちも新たに、もさぁ~っとした髪の毛をカットした受け様、ただ、あの髪型私的にはちょっと微妙かも・・・でも、冴えないところが攻め様にとっては萌えツボの一つのようなので、あれが正解なんですよね。

次に、イラストに疑問(私の勘違いかもなんですが・・・)
297ページ目のイラスト、受け様から頑張ってチュッとしたら歯が当たっちゃった・・・というシーンだとしたら、受け様メガネかけてないといけないんですよね・・・なので、このイラストはその後、受け様がリベンジして攻め様の下半身をそろりと触ったシーンなのか(それならメガネは外している)・・・そんな事が気になってしまった

そして、初Hの場所・・・正直温泉の湯船の中っていうのに抵抗が(これに関しては初めてとか、初めてじゃないとか関係なく、Hする場所として抵抗感が・・・)
例えば自己所有の別荘の温泉とか、自分のバスルームとかだったら全くもってOKなのですが、公共性の高い旅館という場所にある湯船(今回は個室に供えられた温泉の湯船ではあるのですが、それでも・・・)というのがどうにも抵抗感が・・・なんかその後に使う人がいるのに・・・という。
あと、露天風呂で致しているという事で、声とか音とか大丈夫!?って、物凄く気になってしまって、大事な初H場面で現実に引き戻されてしまった私なのでした・・・

あ、可乃のケーキ、いちいち美味しそうで、ケーキ屋さんに行きたい!!!という衝動に駆られます。

それと、当て馬の藍川君のスピンオフができそうな予感・・・
相手はやっぱり小野先生かな?それともまさかの弟!?藍川君の会話に色々と含みがあったので、いつかスピンオフで謎が解明される日が来ると良いな・・・

2

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