最強アルファは家政夫の歌に酔いしれる

saikyou alfa ha kaseihu no uta ni yoishireru

最強アルファは家政夫の歌に酔いしれる
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×26
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
24
評価数
6
平均
4 / 5
神率
0%
著者
榛名悠 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
小禄 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
電子発売日
ISBN
9784775529997

あらすじ

アルファだけの超人気アイドルグループの一員として活躍していた晴輝。 だがバース確定検査で実はオメガであったことが判明し、 それが原因で引退することとなった。 現在は家政夫として働いている晴輝だが、ある日仕事でトラブルがあり、 帰り道の公園で落ち込んだ気分を晴らそうと歌っていた晴輝の目の前に、 突然熊のような大男が現れた! あげく、大いびきをかいて眠ってしまったのだ! 驚く晴輝に大男の知り合いという人物が…!?

表題作最強アルファは家政夫の歌に酔いしれる

獅子堂 瑛(α)、34歳、売れっ子作曲家
高雛 晴輝(Ω)、25→26歳、ハウスキーパー

レビュー投稿数3

惹かれたのは"今"だけではなく

今回は人気作曲家と家政夫のお話です。

受様の歌で不眠を解消した攻様の求めで
家政夫を引き受けた受様が愛する家族を得るで。

この世界には男女の他にアルファ、ベータ、
オメガという第二性が存在します。

人口の2割弱とされるアルファは優れた遺伝子を持ち、
成功者に名を連ねる者が多く
より希少なオメガは男女ともに出産が可能という
生殖能力と発情する特殊体質で差別を受け続けますが

国際法による人権保護と医学が進歩による抑制剤で
フェロモンコントロールが可能になりますが
アルファへの憧憬とオメガへの差別意識が
無くなるという事はありません。

満10才で受けるバース検査で
アルファ、オメガ判定が出れば確定とされますが
両親が共にアルファの受様はベータ判定となり
最終確定が出るまで定期的な検査を推奨されます。

ベータ判定ながらもアルファの輝きを放つ受様は
アルファとしてアイドルデビューしますが

オメガ判定が下って脱退、芸能界を引退して
友人と始めた家事代行業に勤しむ今では
受様の過去には気づく者はそういません。

ところが上得意客のアルファが酔った勢いでか
受様をバース性で卑下して押し倒してきて
幸いにも武道の経験で返り討ちにしたものの
受様は悔しさと怒りは収まりません。

受けたストレスを大好きな歌で発散すべく
緑地公園でその歌を歌っていたのですが
なんと植え込みから現れた大柄な男性が
なぜか受様の歌を聞きたがるのです。

なのに歌を聴いていた男はそのまま
イビキを立てるほどに熟睡してしまうのです。

酔っ払いに絡まれたと思う受様でしたが
この謎の男こそが今回の攻様なのです♪

攻様の行動の真意とは!?
そしてこの出会いが受様にもたらす未来とは!?

不眠症を抱えながら1人息子を育てる攻様と
バース性を偽ってアイドル活動をしていた受様の
オメガバースになります♪

あとがきを読むまで本作が
榛名先生の初オメガバと気づきませんでしたが、
とっても面白かったです。

オメガバの鉄板要素はキチンと抑えつつ
アイドルを辞めなければならなかった受様を支えた歌と
不眠症を患う攻様を癒す受様の歌を鍵にして

未婚な攻様が息子として育てている甥の存在
攻様親子を気に掛ける音楽事務所のマネージャーとの関係
受様がアイドルグループの元リーダーとの再会、

初対面かと思われた受様と攻様にも過去に関りがあり
すんなりとはいかない2人の恋にワクワク&ドキドキ、
とても楽しく読ませて頂きました (^O^)/

水族館での3人がそれぞれに可愛いすぎて
きゅんきゅん萌えまくりでした♡

小禄先生のイラストもも物語世界にぴったりで
とても良かったです。

0

出会うべくして出会った2人

榛名悠先生の作品を初めて読んだのは「黒狼とスイーツ子育てしませんか」で、凄く良かったので他のもの読んでみたいと思っていました。
何作か時間が空きましたが、こちらの作品が2作目となります。

今回も予想に違わず凄く面白かったです。
正直言って家政夫とか実子じゃない親子とかは使い古された感もありました。

それでも獅子堂が甥を引き取る事になったアルファ史上主義の実家の話や、晴輝の過去が明らかになるにつれて俄然面白くなって来るんです。

前半は獅子堂親子と晴輝の触れ合いが中心で、晴輝に懐く舞那斗が健気で可愛いのです。
噂と違う優しい獅子堂に惹かれて行く晴輝の様子が自然で凄く良かったです。

後半になって晴輝がアイドル時代の元メンバーと再会した事により不穏な展開になって来ます。
このメンバーが過去も現在もどうしようもない小物でした。

獅子堂親子に迷惑をかけないようにと、自分1人で解決しようとする晴輝が凄く焦ったく感じるんですが、獅子堂が颯爽と現れて元メンバーをピシャリと撥ねつける様子にスッキリしました。

ただ、獅子堂親子を記者にリークした人物がハッキリ分からなかったのがちょっと不気味でした。
でも獅子堂のマネージャーや獅子堂親子に守られて、きちんと晴輝が幸せになって良かったと思いました。

バースに対する考え方が一緒で、「運命の番」よりお互いの人間性に惹かれて結ばれた2人はまさに出会うべくして出会ってたのだと思いました。
晴輝を支えて来た歌の秘密を知りまさにそうだとしか思えませんでした。

差別がまだまだ残る世界観ですが、晴輝がオメガとして酷い目には遭っていないので安心して読めるのでお勧めです。

2

王道の安定感

歌声が結びつけた「運命の番」のオメガバース物語。オメガバースの王道路線のストーリーかと思います。

ざっと挙げると…
・Ωが下に見られている
・過去にトラウマを抱えている
・雇用主がアルファで良い人
・子どもにすごく懐かれる
・発情期のときに側にいて助けてくれる
・距離を置いても追いかけてくる
・両片想いオーラぷんぷん

やっぱり王道って感じがしますね。この王道の安定感が良いんですよ!
最近のオメガバースは、独自のアレンジ効いてるものも増えてきましたが、こちらは至って標準設定です。頭がゴチャゴチャせずに純粋にストーリーを追うことが出来たのは有り難かったです。
文書も読みやすいし、ストーリーのテンポが良いので、読み進める安心感がありました。晴輝の歌声でしか熟睡出来ない獅子堂が面白い^ ^


この作品の大きなキーワードが「歌」。
晴輝の歌声に魅了された獅子堂が、晴輝をハウスキーパー兼ベビーシッターとして住み込みで雇うことから物語が始まっていきます。

読後1番の感想は、晴輝の「歌」を中心に物語が全部繋がっていると思ったことです。
晴輝が昔アイドルとして活動していた。
晴輝の歌声にしか興味を示さない獅子堂。
かつてのアイドル仲間からの脅迫。
晴輝の好きな「ペンギン」。

…上記は晴輝の歌に関わる事象ですが、別件のようで実は干渉しあっています。
これはなかなかの作り込み。読む手が止まりませんでした。めちゃくちゃ面白い。

トラウマから誰とも恋をしないと心に決めている晴輝が、雇い主の獅子堂に強く惹かれていくのはただ単に「運命の番」だからじゃなくて、その人間性。
Ωもαもただの1人の人間だと説く獅子堂に、晴輝が恋心を抱くのは当然です。だってね……獅子堂は見た目も考えもめちゃくちゃカッコいいんですよ。最初モサかったのに、散髪したら美丈夫に変身するなんてズルいなぁ(笑)

晴輝にヒートがきて本能的にセックスをしてしまうけど、本来なら不本意な出来事であっても、2人は既に惹かれ合っているので実は本意の出来事。順番が逆ってだけで。
でもそんなこと分からないから、すれ違いや勘違いが起こってしまいます。

でもこの作品は王道路線。そんなことスパーーン!と解決するαの獅子堂が、ゲスαも蹴散らす勢いで晴輝を守ります。これは惚れるやろー
さすが獅子堂という名前のごとく(ライオンだから)最強アルファ!

まるでシンデレラストーリーのような展開に、ドキキュンしました(〃ω〃)
王道の良さってこういうトコですよね。間違いのないハッピーエンドな結末が嬉しいです。

晴輝が獅子堂に歌を聴かせて即寝落ちするシーンが私のお気に入り。の◯太のようにいつでもどこでも獅子堂を寝落ちさせる晴輝の歌声ってどんな歌なんでしょ。

読後感もよく大満足。
ほのぼのとあまあまに満ちた電子SSも良かったです(*´∇`*)

4

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