小宮山ゆきさんのレビュー一覧

恋は和菓子のように 小説

小宮山ゆき  花小蒔朔衣 

受の正体が今ひとつ分からない

花小蒔朔衣さんのイラストがとても素敵でうっとり。お話も嫌いじゃない…いや、むしろ、朴訥な攻も攻視点で書かれている点も好きでした。が、読み終わってみるとなんだかモヤモヤが残ってしまいました。

このモヤモヤはなんだろうと考えるに、受の一知也の正体が今ひとつ分からないのが原因かなと思います。一知也は大賀に一目惚れしていて、読者(と大賀以外の登場人物)にはそのことがバレバレなところが面白く、モジモジ…

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『その後の富山菓子店』 恋は和菓子のようにコミコミスタジオ特典小冊子 特典

大賀、本編よりも頑張っています

本編では正直、ちょっと・・・な攻め様でしたが、小冊子では挽回してくれていました。
小冊子のお話は、大賀と一知也が付き合い始めた後(本編後)のお話となっています。

以下、内容になります。

付き合い始めと同時に半年の海外研修に行った一知也。
ようやく戻ってきてからは、一知也は、早速大賀の家の側に家を借り、ダブルベッドも買って、恋人生活がスタート。幸せな日々を送っていた。
2人の関係を…

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恋は和菓子のように 小説

小宮山ゆき  花小蒔朔衣 

好きじゃない感じの攻め視点

両親から受け継いだ町の小さな和菓子店を営む攻め。ある雨の日、スーツ姿の美しい青年が雨宿りをしに来て、それから店に通ってくるようになり…という話です。

攻め視点の小説は個人的にあまり好きではないのですが、その苦手な理由が割と顕著に現れたような作品でした。
受けの美しさに惹かれ、意識する攻め、というか、別にそれだったらBLでなくてもいいじゃん、というか…。

受けも攻めも露骨に一目惚れ状態…

5

恋は和菓子のように 小説

小宮山ゆき  花小蒔朔衣 

う~む・・・

お菓子職人さんが出てくるBLは、以前読んだ作品がとても面白かったことから、その後もつい買ってしまいます。
この作品は、最初受け様が色々と謎めいている感じで、その謎が明かされたりするのかな??というわくわくな雰囲気もあったのですが、残念なことに実際は謎はなかったんです。なので個人的にはちょっと盛り上がりに欠ける展開でした。
あと、攻め様がなんというか、微妙な人に感じられてしまいました。正直割と最…

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恋は和菓子のように 小説

小宮山ゆき  花小蒔朔衣 

周りの人に支えられて

大賀は祖父の代からの和菓子屋の暖簾を守る3代目、祖父も両親も鬼籍に入り、歳の離れた弟と暮らしている。ある雨の日、綺麗な青年(一知也)が店先で雨宿りをしていたので、タオルと傘を貸した、貸した傘が返される事はなく、二度と会うことも無いという予想に反して、傘は返却され その日を境に一知也は頻繁に店に訪れるようになり、2人の距離は縮まるが‥
花小蒔サンのほんわかしたイラストに誘われて購入しました。
攻…

5

彼とごはんと小さな恋敵 小説

小宮山ゆき  のあ子 

ほのぼのは控え目

子育てBL好きとしては、ちょっと消化不良気味な作品でした。このお話に登場する伊織(受の甥っ子)は子供というより攻のライバル、あるいは物語における台風の目のようなポジションで(タイトルのとおりですが)、総括的には「子はかすがい」になっているものの、あまり…甘めでほのぼのした雰囲気のない一冊でした。

別に、毎度毎度、子供が天使のように可愛い物語を求めているわけじゃないつもりなのですが。我ながら読…

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ふめくりすとの恋 小説

小宮山ゆき  陸裕千景子 

教授と生徒の個人レッスン♪

音大の教授と生徒のお話しです。
史樹がピアノやふめくりに対して真面目で一生懸命で真っ直ぐで。応援したくなります。
俺様教授がたまにデレたりヤキモチ焼くところも良かったです。
とても読みやすい文を書かれる作家さんで、音楽やピアノに全く詳しくない私でもスラスラ読めました。

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彼とごはんと小さな恋敵 小説

小宮山ゆき  のあ子 

心温まるホームドラマ

あらすじ:
大学生の晴匡(攻め・21歳)は、小学生の甥と暮らす翻訳家・昴(受け・27歳)と知り合い、なりゆきで彼の家で家政夫としてバイトすることに。
昴の可愛さに惹かれていくが、甥の伊織は晴匡に対抗心むき出しで…。

晴匡はちょっとオカン入った料理男子で、面倒見の良い男前。
自分を嫌う伊織にも思いやりを持って接することのできる大人びた大学生です。
それでいて、昴に恋してからはドギマギし…

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彼とごはんと小さな恋敵 小説

小宮山ゆき  のあ子 

出来過ぎ年下と歳の差気にしすぎる年上のお話。

子持ちもの、家政夫もの、ワンパターンな内容とわかっているのですがやっぱり好きな設定のようで、初読み作家さんでしたが思わず手を出しちゃいました。
ですがこの作品、意外な設定だったので私としては初めてだったのですごく楽しめました!

家政夫にあたる、晴匡。
いつものように健気な受けで、子どものために引き受けたのに結局は〜なキャラではなく、21歳の大学生にしては落ち着きすぎてしっかりした攻めさん…

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不器用な恋のあらすじ 小説

小宮山ゆき  小椋ムク 

とってもシンプルなあらすじ

最初から最後までドラマチック!なBLではなく、なんというか本当に『AさんがBさんに恋をした』でいい意味で締めくくれる穏やかな作品。
受けが稀に見るピュアっぷりで、この子はよくここまでこの純粋さを維持できたなぁと、こりゃ、攻めも対応に慎重になるはずだわ…という感想です。
中盤から受けが攻めを好きだという描写が多く、あれ、これ、受けの片想いをひたすら追っていくのか?と思ったのですが、きちんと攻めの…

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