円陣闇丸さんのレビュー一覧

ジュエリーデザイナーの交友関係(表題作 アラン・ラウとレオン・リーの場合) 小説

水上ルイ  円陣闇丸 

単独でも楽しめます!

「ジュエリーデザイナー」シリーズの番外編です。
ただ、出会いからきちんと説明を入れてくれますので、シリーズを未読でも楽しむことができます。

攻め・受けと視点を入れ替えてストーリーが進んでいきますので、互いにどういう思いでした行動なのかが良く分かって、すれ違いのじれったさ倍増です!そのじれったさも丁度良い長さで、甘くて楽しい短編集です。

御堂のセリフ「俺を最後まで抱いたことがない」イコ…

0

まばたきを三回 小説

凪良ゆう  円陣闇丸 

いい意味で予想を裏切られた作品

幽霊ものと知っていて読んだのですが、想像していた幽霊ものと全然違いました。

突然令が交通事故で無くなったと聞かされ、そこから一人亡き令の面影に寄り添って生きる一佳がとても切なかったです。
そんな一佳の前に幽霊となって令が現れ、楽しい二人だけの時間が始まったと微笑ましく読んでいました。

なのに、まさかの一佳も幽霊??
そして、二人で成仏するために力を尽くしてよかったね~と思っていたら…

1

Voice or Noise 6 コミック

円陣闇丸 

ぞわっとしました

結構期間があいたので、1巻から読み直しました。
ちょうど自分のなかで苦手なのにホラーがブームだったので(笑)、アフトのじいちゃんが現れたとき背中がぞわっとしました。でもじいちゃんの残した想いを知って涙。首輪に込めた想いに涙しました。
ほかのかたもおっしゃっていますがうやむやに終わってしまっている部分も確かにあります。でもアフトのノリと振一郎の勢いであまり気にならなくなっちゃったという読後感。笑…

2

水に眠る恋 小説

可南さらさ  円陣闇丸 

見せ方わかってらっしゃる

高校生だった9年前、想い合っていながらも、何も告げずにある日突然姿を消した受、尚哉と、何も知らずに置いて行かれた攻、久住の再会もの。
もうね、せつなくてせつなくて、胸がぎゅんぎゅんしました。
砂を胃袋にでも詰められたみたいに苦しかったです。
王道も王道なすれ違いなんですが、このすれ違いっぷりが9年という歳月を跨いで展開されるのがたまらないです。

呼んでてずーっとやきもきします。

3

神子と神獣の守り人 小説

月東湊  円陣闇丸 

余韻

後味がすごいしんみりして余韻が楽しめた作品でした

最初は2人の出会いからでほのぼのを楽しめたのに
突然の嵐が!
受け様の立場上の任務や攻め様の立場とか
いろいろなことが絡み合って、本当に2人は幸せになれるのかと
不安になりながら読ませていただきました

後半の受け様の衝撃的な存在価値が「え!」と驚いてしまいましたが
なんとか・・・なんとか2人が幸せになれたんだと
想像できる最…

2

獣の理 Ⅱ 小説

成瀬かの  円陣闇丸 

続編も楽しく読了

獣の理の続編。今回はグレンの住む異世界に飛ぶという話。グレンは自分といる為にこの人間界で一緒に暮らしているけど本当にいいんだろうか?と悩んでいるところにグレンの部下・リュドヴィックとアルシ王がやって来る、熊族の襲撃を受け、グレンは異世界シルヴァに飛ばされ、聖明はグレンの後を追いかける。戦いの話ながら殺伐とした部分はほぼなく、聖明が危機的状況をくぐり抜けるのも意外に上手い。今回はモフモフ要素が少なか…

2

シンプル・イメージ 小説

砂原糖子  円陣闇丸 

攻めとの海辺の生活

1冊すべて表題作カップルの話です。浅名(受け)の視点で進みます。

「シンプル・イメージ1」で二人は恋人同士になり、
「シンプル・イメージ2」で不安を抱きますが未来へ歩む決意をし、
「シンプル・ライフ」は引っ越して3年後のラブな暮らしです。

航(攻め)は、文章では年下らしい若々しさが会話や描写に垣間見えているので年齢に納得ですが、表紙イラストでは高校2年生は無理がある大人な落ち着きぶ…

1

嫉妬は黄薔薇に託して 小説

遠野春日  円陣闇丸 

花束の意図するところ

前作、「花束に託して」で盛り上がり買ったはずの続編を
今頃掘り起こしてくるとか(-_-;)
なんて思いつつな読み始め。

開始数ページでジーンの可愛さに悶絶しているワタクシでございます。
あまつさえ見目が秀逸であるがゆえに
あまつさえ仕事がバリバリにこなせてしまうがゆえに
あまつさえ思ったことをあるがままに口からこぼしてしまうがゆえに
どーにも高飛車でプライド高く見えてしまう受。

1

密約のディール 小説

英田サキ  円陣闇丸 

意地っ張りと弱さは表裏一体

病床の祖父が会長を務める会社の社長に就任した水城。
就任早々に持ち上がった買収話。
しかもその買収を持ちかけてきた相手が、水城の高校時代の同級生の鴻上でした。

そして鴻上が買収話に1か月の猶予を与える代わりに提示した条件は、水城が鴻上の期間限定の愛人になること。
高校自体自分を傷つけた鴻上が再会してもなお、自分にひどい仕打ちをするのか理解できない水城でしたが、病床の祖父の為に取引に応じ…

2

暁天の彼方に降る光 下 小説

和泉桂  円陣闇丸 

おつかれさまでした。

第1部のラストが余韻のある終わり方で好きだったので、第2部完結編が出ると知った時に正直蛇足になるのではないかと思っていました。
上巻を読んでの感想は、国貴と遼一郎の別れや和貴の誘拐など、定番ネタだけれども1つ1つの描写が濃いので退屈はしないといった感じ。

第1部でわりと吹っ切れたと思ってた和貴も、年齢を重ねるごとに感度が良くなりすぎて逆にコンプレックスということで、1周回ってちょっと笑って…

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