座裏屋蘭丸さんのレビュー一覧

蘭陵王 小説

山藍紫姫子  座裏屋蘭丸 

最悪

冒頭の口調でまず引いた。なんだこの文章この後も続くのか?と不安になったけどほんぺんが始まったら普通の文になったからよかった。

感想としては、「本を破り捨てたくなった」しかない。気持ち悪い。気色悪かった。
玲司が可哀想。あのえみこだかえりこだかの女嫌いの玲司を拘束させて、無理やり性行為に及び自分が妊娠するまで中出しさせるシーンは読んでて本当に不快だった。木戸とやってろくそ女が
殺されて当然…

6

蘭陵王 小説

山藍紫姫子  座裏屋蘭丸 

狂気に満ちたお話でした。

美貌のバレエダンサー玲司を愛してしまった桐生。
愛し合えると思った矢先で、玲司の獣性が牙を剥く。一方で親友の桐生にただならぬ想いを抱いていた佐野。愛し合えないけど理解し合える、そんな異常な関係性が屈折した二人には一番必要だったのかもしれません。
玲司のトラウマも性玩具にされてきた過去も可哀想だけど人を平気で殺すのは相容れなくてやるせない。血飛沫を浴びたように赤い痣に覆われる白い肌、己の美しさの…

1

後宮皇子 小説

西野花  座裏屋蘭丸 

イラストが美しい

とにかく座裏屋さんのイラストの怪しい雰囲気ったらないですね!
西野さんは、レーターさんにひじょうに恵まれた作家さんだなあと再認識。
こういうのは編集さんが決めるのでしょうか?
西野さんの作品はわりと難しいことを考えずに(きっとエロエロ路線だろうと)買っていますが、今回は完全に表紙買いでした。
3Pなのは事前に知っていたので、本当は買うのやめようかなーとは思っていたのですが。

****…

3

蘭陵王 小説

山藍紫姫子  座裏屋蘭丸 

ダークネスな傷々しい狂気

緩衝材無しで叩き落されるような鋭い激しさといじましさが終始漂う作品でした。
仄暗い狂気の兆しは感じられたのですが、その狂気をためて、ためて、たまったところで…玲司の核心に辿り着き、もうそこからダークネスな傷々しい狂気の連続。
尚且つ、うねるような旋律を奏でながら終幕しちゃうものですから、
この後の二人はいったいどやって暮らしていくのだろうと考えるとちょっと恐ろしいものがありますね。
奇形と…

7

蘭陵王 小説

山藍紫姫子  座裏屋蘭丸 

興味深かったので

買っちゃいました。新レーベルのBL、だけど中身は20年前の名作。本の装丁については帯がブックカバーになっているのは個人的には嫌です。変な風に変色しそうだし。この作りは初回だけにしてほしい。でもこのおかげでコストを抑えてて、普通のブックカバーにしたら定価が高くなってしまうのならそちらの方が嫌だな。あとこの話は挿し絵つきなのにもう一つの海外作品の超訳の方は挿し絵無しで巻頭カラーの絵のみだったので買いま…

6

「蘭陵王」書き下ろしSSペーパー 特典

表紙の三人の全身図、必見です!

この美しい男たちが全裸で絡み合う絵!文章の背景に薄らとモノクロで印刷してあるのですが、もう思わず文章通り越して絵だけ細部まで目を凝らして見ちゃいましたよ。
この全身図、カラーで見たかった…。座裏屋蘭丸先生、個人的にいま注目しているので、本気でカラーで引き伸ばしてラミネートして保存したい。

書き下ろしの内容も、佐野と玲司の間にやわらかい雰囲気も出てて本編にはなかった萌えも感じ取れました。

2

蘭陵王 小説

山藍紫姫子  座裏屋蘭丸 

三人の男達の愛憎関係

注:けっこう盛大にネタバレ。そして激しく長文。

キドバレエ団団長と後援会長の女性が殺された。刑事・桐生勲は被害者の後援会長である身重な妻が最期まで口にしていた「レイジ」という名と、ある一枚の写真を手掛かりに独自で捜査していた。

キドバレエ団は裏で売春も行っている。このバレエ団が十八番とするのが舞楽『蘭陵王』をモチーフにしたバレエ『陵王』。たぐい稀な美貌を隠すため戦場ではわざと獰猛な仮面…

9

「蘭陵王」書き下ろしSSペーパー 特典

ペーパーもドロドロ

【※本編ネタバレを含みます。
 未読の方は閲覧にご注意下さい】

あのオチの後でこれ以上何を書くことがあるのかと思っていたらまたしても意外な展開にやられました。

あとがきやちるちるインタビューで山藍さんが仰っていた構想が、書き下ろしSSという形で実際に読めたことはとても嬉しいです。


内容:
熱を出して寝込んでいる玲司。
昨夜、佐野の命令で然る男を殺しに行くも
謎の二人組…

4

蘭陵王 小説

山藍紫姫子  座裏屋蘭丸 

魅惑のダーク・エロティックな世界

生ぬるい攻めに飽きてきた人にはおすすめの逸品です。
魅力ある男性の乱れる姿の描写は、思わず引き込まれてしまいます。

1

蘭陵王 小説

山藍紫姫子  座裏屋蘭丸 

悪徳を美とするような 世界観

一人の刑事が、妻を殺した犯人を捜すサスペンス
とは 違っていました。
山藍紫姫子氏のストーリーは、怪奇もの特有な 恐怖を感じてしまう。

美貌が故に 性の玩具にされた少年。
彼に対する、暴力 陵属シーンは生々しくて痛々しい。
殺人鬼を探して薄幸の少年に近づいた桐生だが
本当の鬼がどこにいるかは 誰も気が付かなかった。

ジキルとハイド氏のように、変貌する殺人鬼。
容姿の醜さを知…

4
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