華藤えれなさんのレビュー一覧

シナプスの柩(上) 小説

華藤えれな  佐々木久美子 

展開にヒネリが欲しい…

心臓外科手術の様々についての細かい描写なども手抜かりなく、作者の本作に対する取り組みの真剣さが窺えました。

<作品の雰囲気>
お耽美、のひとこと。
全編通して、桐嶋の「あなたの指に解剖されたい」という台詞が出てきますが、この小説はフェティシズムとか、死のバイオリズムに対して美を見出す傾向があって、そのあたりはホネフェチで筋肉フェチな私的にはツボでした。この人の手で解剖されたいっていうのは…

1

花隠れ 小説

華藤えれな  佐々木久美子 

京都シリーズ

「花の檻」の続きではないけれど、ちょっとだけ登場キャラがかぶっている。
こちらの主人公は、染織家
といっても、ちゃんと大学へ行って勉強したわけでも、名の通った芸術家でもなく、ただ家の仕事として、友禅の仕事を父に習ってやってきただけなので、自分に自信がない。
そんな彼が、父を亡くし、妹たちを嫁入りさせるのに一生懸命になっているうちに、いつしかかさんだ借金の方に、愛人になることになってしまい、、…

2

エルミタージュ 小説

華藤えれな  高座朗 

2人にとっては何もかもが「奇跡」

KGB(国家保安委員会)の中佐×スパイ容疑の留学生・相澤和沙
捕らえた者と捕らえられた者。

ミラノでオペラの勉強をしている和沙はそこから時々、モスクワの音楽院に留学していた。
そこにはセルゲイという先生がいて、和沙はセルゲイに恋するほどに慕っていた。
が、そんな彼のスパイ容疑で捕らえられた和沙は数々の尋問にあい、それでも屈しなかったがために中佐から辱められることに…。

お互いの立…

1

上海夜啼鳥 シャンハイナイチンゲール 小説

華藤えれな  真生るいす 

意外と強い子なんだね。

異国シリーズ第3弾。
舞台はタイトルどおり上海。
日本から来た建築設計士・相馬×妓楼にいた男娼のロシア貴族末裔・小鈴。

小鈴はロシアからの逃亡生活のうちに声を失くしていて言葉を発せない。
上海に着いた当日、フトした気まぐれから娼館の立ち並ぶ一角に足を踏み入れた相馬はその中でも一番人気の店で声を掛けられ、踏み入れる。
どうせならとありもしないような条件を述べたのだが、それを満たしていた…

1

この聖なる束縛に -サン・カルチェラート- 小説

華藤えれな  実相寺紫子 

萌の大入り満員大暴走

ノベルスの、新レーベル発刊記念らしく、萌要素、満載、大暴走の、渾身の大ロマン。
読んでいるうちに、こちらまで、オレンジの果汁と、牡の精汁に、こってりとまみれていく様な、いっそ清々しいくらいの濃密さ。
ここまでされると、なんというか、もうあり得ないって、、、

マフィアと神父の背徳的な禁断愛で、復讐、抗争、肉親の愛憎。
更には、無垢な美貌に無惨なケロイド、とどめが黒眼帯。

これでもか…

1

優しくしないで 小説

華藤えれな  藤井咲耶 

なんちゃって法曹もの

あらすじで期待しすぎて肩透かしを食らった。
痴漢冤罪で社会的な生命を絶たれた攻めがその元凶の受けを
恨まないんだ。 ミラクル過ぎる。
受けもハナから償いのために抱かれるって感じじゃない。
割と最初からめろめろです。 全体的に糖度高めで
いたたまれない気持ちになった。
それと唐突に支社長にヤられる下りはポカーンだった。

0

異端の刻印 小説

華藤えれな  つぐら束 

ヴァンパイヤとツンデレ神父の永遠の愛を貫く感動ストーリーでした

華藤さん、二カ月連続の神父ものですが、今回はヴァンパイヤ(正確にはダンピール)×神父という、世紀末ウィーンとローマを舞台にしたロマン溢れる内容になっています。
退廃的雰囲気にヴァンパイヤ設定はぴったりだと思いますが、何せ特殊な設定なため今一つ時代感や海外ものという部分の雰囲気が自分には伝わってこなかったのですが、お話の上手さはとても評価できると思います。

主人公マクシミリアンは13歳の時に…

4

この聖なる束縛に -サン・カルチェラート- 小説

華藤えれな  実相寺紫子 

マフィア×聖職者、これだけで萌えシチュです。

聖職者・マフィア・貴族と萌えアイテムが詰め込まれた、外国物には定評の華藤えれなさんの作品だから、絶対すべらないはず!
聖堂内の祭壇前エチとか、絶対はずせないわけでして、そんなエロも楽しみながらサスペンス風造りにも萌えさせていただきました。

ロシアパブで働いていたロシア人の母親と日本人の父親の間に生まれた透真は、保護施設に預けられ、そこで養子となり神学の道を歩むことになる。
養母から「淫蕩…

4

恋愛派閥 小説

華藤えれな  佐々木久美子 

ギャップ萌

瑞木は二代目議員で、キレイな顔とは裏腹に冷酷で有能と評されています。
対立政党の若手議員である高遠は、最初から1期だけで辞めると公言しているほどで、国会質疑にもやる気のない態度がありあり。

高透は瑞木がかつて憧れ尊敬していた議員の息子。
高遠の父は政治献金問題で失脚し、その後事故死していました。
憧れていた議員も自分の父と同じ「腐った国会議員だった」という失望と、高遠のやる気のなさが相…

4

恋愛派閥 小説

華藤えれな  佐々木久美子 

オシイ外見、ベタな趣味の保守派若手国会議員

民主党が与党になった現在ですが、これは明らかに自民VS民主をイメージさせる設定。
国会が舞台ですが、そんなに固く構えなくても大丈夫、
主人公のおやじ臭さに笑ってください。

瑞木は二代目議員として、将来の首相を目指す若手議員。
若手のとりまとめとしても活躍して、その職務に真面目に取り組んでいます。
しかし、本当はよく見れば綺麗な顔立ちと華奢な体つきなんですが・・・
ペットは錦鯉だの、…

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