華藤えれなさんのレビュー一覧

さみしい神様のメリーゴーランド 小説

華藤えれな  木下けい子 

イラストが!

書影に度胆を抜かれて、お初のタッグ(多分)に歓喜しました。雑誌掲載分+書き下ろしの構成となっていますが、書き下ろしの方がドラマチックで面白かったです。

作者様十八番の外国人と日本人カプ。時代は明治期、主人公の佳依は能楽師です。能楽関係も先生お好きですよね。今回は絵本をモチーフにした、なんと死神もの。和洋折衷ファンタジーです。とにかくイラストがハマっていて、作品のイメージにぴったりでした。

8

さみしい神様のメリーゴーランド 小説

華藤えれな  木下けい子 

テイスト

けい子先生挿絵だったので購入。攻め受けのキャラ云々より、不思議なテイストのお話だったので中立よりですが萌にしました。雑誌掲載分150Pほど+その続き90P超+あとがき。

能楽の宗家長子として生まれたけれども足を悪くして、異母弟の補佐として流派を支えている佳依(かい)。万博で日本の文化を披露するべくパリを訪れています。衣装の手入れで遅くなってしまったある日、猫に誘われるように夜の遊園地に迷い込…

4

王子とオメガの秘密の花宿り~祝福の子とくるみパイ~ 小説

華藤えれな  yoco 

メルヒェンオメガバース

 あらすじの糸を紡ぐ、でわかるとは思うが、茨姫をオマージュにしたようなメルヒェンオメガバース。
 終わりにほっとしました。
 途中までは、魔女が悪役のThe魔女すぎてイライラハラハラしましたが、レオニードとその従者がちゃんとシダを信じてくれてたおかげで、不安や不信感はなかった。
 受けの名前がシダなのに加え、レオニードがさん付けして呼ぶから、日本名の志田さん感が強いw
 多分「シ↓ダ→さん…

0

さみしい神様のメリーゴーランド 小説

華藤えれな  木下けい子 

壮大なテーマを描いた秀作

木下さんの挿絵に釣られるようにしてお買い上げ。
華藤さんの新刊は、華藤先生らしいヨーロッパが舞台のお話。ヨーロッパ、というかパリなんですけれども。ちょっぴりファンタジー要素が盛り込まれた、華藤さんらしい世界観のお話でした。









時は1900年。
パリで開催された万博博覧会に、日本の舞台芸術作品が公演されることになり、それに伴い能楽の保月流が講演することになって…

9

身代わりアルファと奇跡の子 ~赤い薔薇と苺シロップ~ 小説

華藤えれな  篁ふみ 

苺とバラ とりかえばや物語

冒頭をしっかり読まないと、訳わかんなくなる構成。

瓜二つの捨て子の双子、茶色の髪と目の日系。
 愛理は、健康なオメガで、エリートオメガの専門学院に入寮。
 海理は、虚弱と診断され、施設で育つ。

愛理は学院卒業前にウイリアムと出会い、海理と入れ替わり、愛理はウイリアムとバカンスを過ごす。
そしてウイリアムに番解消されて捨てられた後、妊娠発覚。
海理の保険証を使い海理の子供として産…

3

人魚姫の真珠 コミック

北沢きょう  華藤えれな 

続編希望します!

ストーリー、描写とも、言うことなしでした!素敵でした。

受けが、不幸で可哀想とは思いましたが、最後にハッピーエンドで良かった。

けど、話の内容的に1巻で終わらせず。
3巻くらいまで、話を膨らませても良いんじゃないかとも思いました。

ストーリーが、素敵なだけにもったいない気がして。
最後に、攻めが人魚になったのなら、その先の物語もあって欲しかった。

続編があったら、嬉しい…

2

アルファスクールの花嫁〜カシスショコラと雪割草〜コミコミスタジオオリジナル特典書き下ろし小冊子 特典

アダム!

このコミコミさんの小冊子なんですが、前半はルスランの誕生日でクリスマスのお話なんです。
レーリクが張り切ってカシスショコラのムースを作ったり、ロシアだけのサンタクロース「極寒のおじいさん」に扮したりと、大張り切りで幸せそうでした。

そしてそこから「極寒のおじいさん」の孫娘の雪姫役を誰がするかという話題から、ミーニャがアダムの名前を出して彼をオメガだと言うんですよ。レーリクもアダムは学院の帝…

3

アルファスクールの花嫁 ~カシスショコラと雪割草~ 出版社ペーパー 特典

ミーニャは凄いw

こちらの出版社ペーパーのお話を読んでから、コミコミさんの小冊子を読むとミーニャの洞察力が凄い事が分かるんです。

「ミーニャ、初めての外泊」のタイトル通りにミーニャが初恋の相手である看護師のオメガのノーラさんと一緒に、レーリクが奪い取った屋敷に初めてお泊まりするお話なんです。

ルスランばかりかレーリクが張り切ってミーニャの為にご馳走様を用意しているんですが、夜中に読むと飯テロなので注意が…

2

猫と人狼と御曹司の溺愛子育て 小説

華藤えれな  Dite 

生きる空気清浄機のような受けが、とことん尊い!!

前半部分、雑誌で既読だったけど、ほとんど覚えておらず。
華藤えれなさんにしては、そんなに辛い展開ではなかったと思ってポチったけど、いやいやいや途中で受けが味わった気分は、お約束とはいえ辛いものだったわ。
でも辛いのはそこだけ。

人狼は負の感情を一切持たないとされているというところが、新鮮だった。
最後たった一人の生き残りである人狼の沙智。
純粋な愛すべきバカとまで言われてしまうほど、…

1

アルファスクールの花嫁 ~カシスショコラと雪割草~ 小説

華藤えれな  みずかねりょう 

最後までハラハラ

華藤えれな先生のオメガバ大好きなんですよ。
しかも今回はアルファ同士の恋ってことで、どのようなお話になるのかと楽しみにしていました。

ロシアが舞台って事で閉塞感が見事に表現された世界観でした。サンクトペテルブルクの景色とかは、華藤先生が実際に行ってらっしゃるので景色が目に浮かぶようでした。

レーリクの掴みどころの無い性格がとても魅力的なんです。彼が見せているのは真実の姿なのだろうかと…

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