くもはばきさんのレビュー一覧

ガンダーラにはまだ遠く 小説

くもはばき  たらつみジョン 

弱音を吐けない人は読むと幸せになるんじゃないかな

「明日はきみと笑うシャラララ」が心の琴線に引っかかったので手にした本作。
読後、いの一番に思ったのは「私はこの作者のファンとなり、次作も必ず読むであろう」ということ。「うっわー、このお話!おっもしろいじゃーん」ではなくて、まさに先に書いた様な字面で頭に浮かびました。

めんどくさいんですよ、主人公の赤目が。
決して表面には出さないけどウジウジしてるし。下手に頭が良いばっかりに、元彼とうまく…

4

ガンダーラにはまだ遠く 小説

くもはばき  たらつみジョン 

笑い多めな珍道中?

初読みの作家さんです。
番組撮影のために徒歩で旅するというあらすじと、くもは先生のインタビューを読んで、これは!と思い購入しました。

面白かったです!
攻めの三蔵くんが前向きで、ハードなはずの旅が楽しそうに見える!ふしぎ!
そして現地ごはんが出てくる!中華食べたい!
三蔵くん赤目さんと旅している感覚で、わくわくヒヤヒヤしながら読めました✧*。٩(ˊωˋ*)و

表紙の旅感と入国ス…

3

明日はきみと笑うシャラララ 小説

くもはばき  奈良千春 

割と軽く読めた

コミカルで軽快なタッチで、わりとするする読めました。

長年想った相方を無くして投げやりになっている主人公と、そこへやってきたまじめくんなハウスキーパーとの恋物語。

なかなかまじめくんのエンジンがかからずゆっくり進行しますが、この出会いが、主人公である片山の、人生に立ち直るきっかけとなります。

しんみりしがちな設定もありますが、私はそれほどしめっぽく感じずに読めました。お涙ちょうだ…

1

明日はきみと笑うシャラララ 小説

くもはばき  奈良千春 

切なさと漫才、絶妙なバランスで

人の死が関わるお話なので、読み終わった後寂しくなったら嫌だなと思っていたのですが、切ない中にお笑いの要素があったり、出てくる人達が色々な事を乗り越えていくので、最後はよかったねと思えました。方言BLいいですね。奈良さんのイラスト、表紙も好きです。

1

明日はきみと笑うシャラララ 小説

くもはばき  奈良千春 

魂の再生物語(この一言に尽きる!!!)

いや───…。なんでもっと早く読めなかったかな自分……。
第3回花丸WEB新人大賞受賞とのことでかなり納得です。
おめでとうございました!!
もうね、綱を持った瞬間から勝負は決まってたと言っても過言ではないくらい
ぐいぐいぐいぐい持ってかれるわけですよ。
オーエス!オーエス!!の掛け声も虚しいほどに。
(すみません、綱引きは全く作品と関係ありません)

付き合いの長い漫才師の相方・…

7

その椅子にはもう坐れない 小説

くもはばき 

ブラックなインパクトのスピンオフ

筆者のデビュー作『明日はきみと笑うシャラララ』のスピンオフ。
本編は、関西弁に魅せられ、笑いあり涙あり、
心地よい読後感のクオリティの高い一冊だった。

が、こちらは同人誌ならではというべきなのか、
表紙のインパクトに負けないダークな作品。
正直、BLでこんなにゾクッとしたのはひさしぶり。

本編にちょこっと出てきた、らんな〜ずの後輩コンビの赤福氷の話。
物語は、暑い夏の日、貧し…

4

アホの素 小説

くもはばき 

ネタ帳仕様の装丁が楽しい

真っ赤なバインダーノートに手書き文字のようなフォントが本物のネタ帳みたいで素敵な装丁。

番外編二つと、作品のメイキングノートが収録されています。
各話タイトルは長いのでデータベースを参照下さいw

■番外編その1
ピン芸人として復帰した片山。
カミングアウト済ということで色物仕事が多く、先行きに不安を感じています(年齢的にもそろそろ女装はキツイし…w)。
そんな片山に、お笑いファ…

6

その椅子にはもう坐れない 小説

くもはばき 

シャラララの裏側

『明日はきみと笑うシャラララ』(原題:『日曜日よりの使者』)のスピンオフ同人誌。
らんな〜ずの後輩コンビ「赤福氷」の話です(シャラララの冒頭、ラジオ番組でしゃべっていたコンビ)。

18歳で故郷の島を出て、大阪でコンビを結成した二人は、幼馴染で恋人同士。
売れないまま6年が経ったある日、
部屋でセックスしながらテレビを観ていると、番組に先輩コンビ「らんな〜ず」の姿が。
自分たちとキャラ…

5

めおときどり 明日はきみと笑うシャラララ書き下ろし小冊子 特典

気持ちがほっこりする、優しい内容の小冊子でした

コミコミスタジオさんで購入すると特典でいただける書き下ろし小冊子です。

A4の紙3枚を真ん中で折ってつくられているA5サイズの大きさの小冊子です。本編と同じ表紙がプリントされていて、奈良さんの描かれた表紙を大きく見ることができます。さらに小説部分のページ数は7Pと枚数も多く読み応えがあります。

さて内容は、というと。すみません、ネタバレしてます。



時系列は本編の後。
片…

1

明日はきみと笑うシャラララ 小説

くもはばき  奈良千春 

笑いの中に涙あり

初読みの作家さんですが、奈良さんが挿絵を描かれていたので絵師買いしてみました。内容はすでに書いてくださっているので感想を。

元芸人で、相方を病気で亡くして以来、芸人として表舞台に立つことはなく放送作家として生計を立てている片山。彼の視点でストーリーが進んでいいきますが、関西人ということ、元芸人ということなどから、どちらかというとギャグよりな雰囲気です。が、その中でところどころ見え隠れする片山…

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