あじみね朔生さんのレビュー一覧

虜囚 プリズナー 小説

華藤えれな  あじみね朔生 

前半ハァハァ 後半ハァー…

琉加への復讐を胸に麻薬を追う男・航太×マフィア幹部の愛人だが組織を裏切ろうとしている・琉加。
高校時代想いを通わせ合った二人は、出会うべくして再会。
しかし10年という歳月が、二人の間に思わぬ憎しみと隔たりをもたらしています。
シリアスハードな設定と展開ですが、主人公二人の愛憎劇がメロウな甘さを漂わせているので、痛切ないというより甘切ないという感じなので安心して浸れました。
なんて盛り上げ…

2

虜囚 プリズナー 小説

華藤えれな  あじみね朔生 

いつも微妙に期待はずれなんです

華藤さんの作品でいつも思うのは、あらすじ読んだ時点でかなり萌えるのに読み始めるとけっこう苦労する(ページが進まなくて)どうしてなんだろう?

何作かお気に入りはあるんです。
かなり昔から読んでいた「スレイヴァース」のシリーズ。
これは1冊目はともかく、どんどん内容が薄くなっていった(それでもシリーズ全部読んだけど)
「シナプスの柩」は上巻はすごく萌えて泣いたのに、下巻はなんだかテンション…

4

サテュロスの蹄 小説

高塔望生  あじみね朔生 

エロイけど上品

攻めについて、こんな魅力的な男性は現実の世界にいるのだろうか?いやいないでしょーと、反語が頭に浮かびました。終始ニヤつきながら読みました。受けが借金のかたに抱かれちゃうという、パターンとしてはよくある話ですが、細かいところなど、とてもウマイです。実に美味い~~~。
攻めの投資会社社長羽澤は、37歳。BL年齢的にはかなり上の部類ですね。しかし肉体的には10代20代か?と思うほどの強さ。けれど、落ち…

3

この恋は秘密 コミック

あじみね朔生 

ぽやぽや可愛い箱入り息子

表紙を見てクールビューティーな坊ちゃんと、
執事の秘めた恋物語だと思って購入したのですが。
坊ちゃんは甲板ですってんころりん、船酔いでウエウエ。
クールビューティーどころか、表情豊かで天然ぽやぽやラブリーさんでした(笑)
先にレビューを書かれた方も仰っていますが。
とにかく坊ちゃん!アルヴィンが可愛いのです!!

そんなアルヴィンの天真爛漫っぷりに毒気を抜かれ、
利用するつもりが、…

2

恋は舞い降りた コミック

あじみね朔生 

いろんなタイプの皇子さま

異国情緒溢れるファンタジーに、うっとりしました。
すべて短編で構成された1冊ですが、たぶん同じ時代の同じ世界が舞台なんだと思います。
それぞれ違う国のお話で、主人公も皇子さまだったり家臣だったり、政略結婚とか裏切りとか様々です。
短いながらいろんなタイプがギュッと凝縮されていて、なかなか美味しい1冊でした。

すべてのお話にほぼ共通するのが、受けが美しいって事でしょう。
攻めはワイルド…

4

秘密の鍵開けます 小説

いおかいつき  あじみね朔生 

攻め君世話焼きすぎ(笑)

「運命の鍵開けます」の続編です。
クールで意固地で不器用な眼鏡、ゲイの警察キャリア官僚、九条と、
男っぽくて開けっぴろげで、シモはやや緩めの鍵屋さん、新くん。
殺人事件もちょっと絡む、恋のお話です。

続編ということで、なんとなく買ったのですが、なんというか~
九条がもっといろいろ葛藤してほしかった!というのが正直な感想。

攻め君の新がね~、羊にはちょっとそこまでするとウザイ!っ…

4

虜囚 プリズナー 小説

華藤えれな  あじみね朔生 

かなりシリアスでしたが読み応えのある作品でした

鷹崎航太(麻薬を追いながらマフィアに復讐を誓う)×成瀬琉加(家族を助けるためマフィアの愛人になる)

日系三世で言葉もたどたどしく性格も内気だったことから、琉加はクラスメートから嫌がらせを受けます。偶然その現場を目撃した航太が割って入ったことがきっかけで仲良くなり、次第に二人は触れ合うような関係になります。しかし琉加の両親が不法滞在者だった上麻薬の密売をしていたことで、強制送還されることになっ…

7

虜囚 プリズナー 小説

華藤えれな  あじみね朔生 

BLって「虜囚」ってつくタイトル多いよね

で、この本の「虜囚」は、監禁調教系の肉体的虜囚じゃなくて、
いろいろな思いに囚われる「虜囚」だった。
自分の中の思いに囚われすぎて傷つけ合ってしまう。
そんな人間の緊迫した愛憎劇
テーマは「危険で切ない再会愛」だそうだ(後書きより)

シリアスで、ミステリー風の展開だが、謎的なところは、読めば簡単にわかるので、ここは、けなげ美人の受けちゃん・琉加を、素直に応援しつつ読んだ。


2

異母兄のいる庭 小説

水原とほる  あじみね朔生 

陵辱か、近親愛か絞って欲しかった

なんだか読み応えはあったのですが、いまひとつ入れ込みきれなかったので中立評価になりました。
皆さん「神」評価されていたので、期待しすぎたのもあるかもしれません。

母を亡くした志乃は、本妻と異母兄のいる父の家に引き取られるのですが、兄に陵辱される日々が続きます。
それでも、小さい頃の優しかった兄の記憶と、冷たい家庭の中のただ一つの温かさである兄に抱かれるときであるからか、志乃は兄に恋情を抱…

8

異母兄のいる庭 小説

水原とほる  あじみね朔生 

私好み!

異母兄弟の近親相姦モノですが、意外なほどハマりました。
相変わらず痛いシーンが何ヵ所かありますし、そのうちの何ヵ所かは削ってもいいんじゃないかなと思ったりもしたんですが、まあこれは水原とほるさん作品の個性なのでw

政治家の愛人であった母が死に、本宅にひきとられた志乃(受)。
本宅には一歳年上の義理の兄、慎一郎(攻)がいた。
慎一郎はある日、志乃をレイプします。その関係がしばらく続く。志乃はいつし…

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