月夜さんのレビュー一覧

雪原の月影 合わせ月 小説

月夜  稲荷家房之介 

ミナハの天啓とは…

月夜先生が、是非読んで欲しいと仰っていた電子特典の書き下ろし『天啓』
こちらがどうしても読みたくて、紙は勿論電子でも本をお迎えいたしました。
“満月”という言葉に特別な意味を持たせた作品です。先の二冊では、エルンストとガンチェの満月を淡々と、でも情感豊かに描かれました。今回の一冊はティスとタージェスの満月が描かれました。環境も寿命さえ違う二人の思いの積み重ねと、相手を思う姿の可愛らしさに心を打…

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雪原の月影 合わせ月 小説

月夜  稲荷家房之介 

ぜひ外伝も!

前作、満月からの合わせ月
変わらない面々にまた会えて嬉しい
電子版のSSもとても良いのでぜひ!


ネット公開してる『外伝』の商業化をぜひお願いしたいです!

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雪原の月影 合わせ月 小説

月夜  稲荷家房之介 

最高!

「満月」で完璧な結末を迎え、もう続きはないだろうと諦めてもいました。
それが、なんと!大量書き下ろしも含んでの本に!
作者様と出版社様に感謝です!
気になっていた脇役2人のお話、2人の関係性が変わっていく過程や2人の満月。
webで読んで知ってはいましたが、本として手に出来るのが嬉しいです。
それに書き下ろしも……何気ない日常もいいのですが、ガンチェやタージェスが持つ懸念など含みもあって…

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雪原の月影 合わせ月 小説

月夜  稲荷家房之介 

合わせ月

雪原の月影刊行から3年半。待ちに待った新刊。
全く色褪せていない主人公で受けの元皇太子のエルンストと元傭兵のガンチェの可愛いイチャラブに時にクスッと笑い、全てを超越し理解しているエルンストの言動にこれこれと納得させられてしまっている自分。エルンスト様健在てした。そして、もう一組のカップルである領兵隊隊長のタージェスとティスの初めてエチも収録されておりニマニマ。いつタージェスが己の心を知り、ティス…

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雪原の月影 三日月 小説

月夜  稲荷家房之介 

閑話も良き!

腐仲間おすすめで読み始めました。
独特の文体が世界観を作り出していて
どんどん引き込まれていきます。
国やら領地やら村やらいっぱいカタカナが出てきて
なかなか把握できない汗。
エルンストとガンチェが思いのほか早くくっついてくれるのですが、くっつくまでの、じんわり距離が縮まっていく過程が最高でした♡
基本的にはエルンストが国を復興していくお話ですのでエロは2割という感じです。
閑話がい…

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雪原の月影 満月 小説

月夜  稲荷家房之介 

号泣必至の名作BLです。

ちるライブで白米さんが紹介していたことをきっかけに読みました。

今まで何冊かファンタジーBLを読ませて頂いていて、そのどれもが面白かったですが、こちらの作品は、世界観のスケールがとにかく壮大で凄まじいな……!!! と感動しました。

多種多様な人種、土地、町や村の人々……一見現実離れした設定ながらも、本当にこんな世界があるのかもしれないと思わせられるほど描写が徹底されていて、作者さまの脳…

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雪原の月影 満月 小説

月夜  稲荷家房之介 

寿命の違いがせつない。でも2人が生き生きしてる!

この満月の巻では、様々な問題があったメイセンの領土が少しずつ前に進み出す様子が描かれていました。

登場人物が増えていき、どんどんエルンストを支える人が増えていくのが読んでいて楽しかったです。人を長い目で育てる気持ち、適材適所を見極める目、本当にエルンストがカッコよく読めます。体は小さくても頼もしい領主になったエルンストのあらゆる施策がとても楽しく読めました。
まだまだ清貧な生活が続いている…

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雪原の月影 三日月 小説

月夜  稲荷家房之介 

辺境地の開拓に奮闘する体格差カップル

上下巻で長かったですが、読んで充実感がありました。
皇太子でありながら病気で成長が止まり跡継ぎを望めなくなった事が理由で皇太子の位を排されたエルンスト。
王宮を出て、一貴族として与えられた領土は、雪深い辺境地。更には何の産業も無く貧しさから人々が疲弊しきっている土地でした。
エルンストの伴侶となったのは、王宮で皇太子だった彼の下男をしていたガンチェ。
この2人がとにかく、運命で結ばれた2人…

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雪原の月影 三日月 小説

月夜  稲荷家房之介 

静けさを感じる綺麗なファンタジーでした

初見ですが、同じ作品が過去に別の会社からも出ているご様子?

新しい方が良いのかなとこちらを選んでみました。
二冊あるようで、一冊しかまだ読んでないですが独特の静けさみたいなものを感じる作品世界でした。

攻めと受けが別の人種で
攻め=逞しい兵士さん。短命。大人だけど年下。
受け=見た目が少年(種族特有の病気で体の成長が止まった)の元皇太子。世間知らずで下々と大分感覚が違うけど思慮深…

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雪原の月影 満月 小説

月夜  稲荷家房之介 

唯一無二!その謳い文句は真実無妄。

寿命が倍程違う種族。それでも寄り添って、命の限り精一杯生きて、生き抜いて、後世に掛け替えのない足跡を残した主人公と伴侶。
その二人の人生を温かく支え、共に戦い生きた人々。
登場人物一人一人の鮮やかな人生を本当に間近で見ているような、そんな作品でした。
BL枠に当てはめてしまうには余りにも勿体ない。
いつまでも読み継がれて、いつかBL枠から飛び立って世界中で読まれて欲しい、そんな作品です。

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