月夜さんのレビュー一覧

雪原の月影 満月 小説

月夜  稲荷家房之介 

号泣必至の名作BLです。

ちるライブで白米さんが紹介していたことをきっかけに読みました。

今まで何冊かファンタジーBLを読ませて頂いていて、そのどれもが面白かったですが、こちらの作品は、世界観のスケールがとにかく壮大で凄まじいな……!!! と感動しました。

多種多様な人種、土地、町や村の人々……一見現実離れした設定ながらも、本当にこんな世界があるのかもしれないと思わせられるほど描写が徹底されていて、作者さまの脳…

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雪原の月影 満月 小説

月夜  稲荷家房之介 

寿命の違いがせつない。でも2人が生き生きしてる!

この満月の巻では、様々な問題があったメイセンの領土が少しずつ前に進み出す様子が描かれていました。

登場人物が増えていき、どんどんエルンストを支える人が増えていくのが読んでいて楽しかったです。人を長い目で育てる気持ち、適材適所を見極める目、本当にエルンストがカッコよく読めます。体は小さくても頼もしい領主になったエルンストのあらゆる施策がとても楽しく読めました。
まだまだ清貧な生活が続いている…

3

雪原の月影 三日月 小説

月夜  稲荷家房之介 

辺境地の開拓に奮闘する体格差カップル

上下巻で長かったですが、読んで充実感がありました。
皇太子でありながら病気で成長が止まり跡継ぎを望めなくなった事が理由で皇太子の位を排されたエルンスト。
王宮を出て、一貴族として与えられた領土は、雪深い辺境地。更には何の産業も無く貧しさから人々が疲弊しきっている土地でした。
エルンストの伴侶となったのは、王宮で皇太子だった彼の下男をしていたガンチェ。
この2人がとにかく、運命で結ばれた2人…

2

雪原の月影 三日月 小説

月夜  稲荷家房之介 

静けさを感じる綺麗なファンタジーでした

初見ですが、同じ作品が過去に別の会社からも出ているご様子?

新しい方が良いのかなとこちらを選んでみました。
二冊あるようで、一冊しかまだ読んでないですが独特の静けさみたいなものを感じる作品世界でした。

攻めと受けが別の人種で
攻め=逞しい兵士さん。短命。大人だけど年下。
受け=見た目が少年(種族特有の病気で体の成長が止まった)の元皇太子。世間知らずで下々と大分感覚が違うけど思慮深…

1

雪原の月影 満月 小説

月夜  稲荷家房之介 

唯一無二!その謳い文句は真実無妄。

寿命が倍程違う種族。それでも寄り添って、命の限り精一杯生きて、生き抜いて、後世に掛け替えのない足跡を残した主人公と伴侶。
その二人の人生を温かく支え、共に戦い生きた人々。
登場人物一人一人の鮮やかな人生を本当に間近で見ているような、そんな作品でした。
BL枠に当てはめてしまうには余りにも勿体ない。
いつまでも読み継がれて、いつかBL枠から飛び立って世界中で読まれて欲しい、そんな作品です。

4

雪原の月影 満月 小説

月夜  稲荷家房之介 

神が遣わされた作品

続きものです。
まず、こちらを読む前に「雪原の月影 三日月」をお読みになるのがよろしいかと存じます。

もう読んだ方はこちらの巻を買おうか買うまいか迷う方はいらっしゃらないと思います。

それほど、前巻が面白い。
たぶん、ページを捲る手が止まらなかったんじゃないでしょうか?
この巻を読んだ後、あまりの壮大さ、物語の緻密さに私は他のBLを読む気力がなくなりました。まだ、このメイセン領に…

9

雪原の月影 三日月 小説

月夜  稲荷家房之介 

BL界の歴史を動かす物語

人間は本当に美しいものの前に立つと「美しい…」しか出てこなくならし、圧倒されるほどすごいものに出会うと「す、ごい…」しか出てこなくなる。

本当に、すごいしか出てこないです。
すごい…。

何を書けば、このすごさが伝わるのか三日三晩考えました。

まず、私たちは当然、BLを求めて彷徨っているわけで、これはカテゴリ的にはBLとして販売されています。
ボーイズ・ラブの名が表す通り、その…

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雪原の月影 三日月 小説

月夜  稲荷家房之介 

読めて良かった神作品

素晴らしいとしか言いようがない作品です。
エルンストとガンチェ、お互いに唯一無二と想い合っている様がとても良かったです。

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雪原の月影 三日月 小説

月夜  稲荷家房之介 

後世に残したい名作です!

後世に残したい名作です。
BL枠に納めておくのがもったいない。
エルンストのじっくりと深く考え行動する様が何度読んでもグッと来ます。
ガンチェとの甘い時間も程よいエッセンスになっていて、とても良い。
登場人物の個性もそれぞれ際立っていて、いや、もうホントに、みんな!読んでみて!!!
ドキドキはらはらの展開も喜びも悲しみも、全てのバランスが良いです。
中学の頃、三銃士やモンテ・クリスト伯…

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雪原の月影 三日月 小説

月夜  稲荷家房之介 

素晴らしい物語

最初から最後まで、どう物語が転がるかわからないドキドキがあり、かなり楽しいです。
途中、かなり辛い展開もありますが、絶対に最後まで読むことをおすすめします。

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