茶柱一号さんのレビュー一覧

愛を与える獣達 番った獣と深まる絆 小説

茶柱一号  松基羊 

子ども達が小さかった時のお話

最新作ですが時系列的にはだいぶ前のお話になっていました。だってアーデとベルクの双子がまだ産まれていなくて、リヒトやヒカルが小さくてスイもやっとヨチヨチ歩いていたんです。

今作はゲイルが記憶喪失になってしまう「雄々しき熊が失いし記憶(モノ)」と、ダグラスの子どもだと言い獅子の子を連れて来た猫族のアニムスが現れた「王たる獅子は過去を喰む」の2篇が収録されていました。

ゲイル篇では流行病の調…

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愛を与える獣達 番った獣と深まる絆 小説

茶柱一号  松基羊 

甘みが…

今回は主に二つのお話が書かれていました。

一つ目は、とあることがあってゲイルが記憶喪失になってしまいます。
他の事は全て覚えているのに、チカに関することだけ頭の中から消えてしまっているゲイル。
それはすなわち、チカにそっけないということであって
普段の溺愛っぷりからは想像できない態度で
読んでいて切ない気持ちになっちゃいました。
番の匂いもわからないゲイルに悲しくなるチカ。
そん…

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「黄金の獅子と色なき狼 白銀の王と黒き御子」初版限定特典SS 特典

オモロイ!

同時収録作だった「自由都市同盟と僕らの旅路」では、コウキが絶妙なセンスを活かして選んだお土産をリコリスが何とか阻止していました。それなのにフリーレンベルクの方から、コウキが気に入った物を調査してわざわざ贈り物として送って来たのでエドガーとリコリスはライナスの屋敷へと運んだのでした。

その時にライナスとリアンは不在だったのですが、産まれた子と3人でピクニックに行ってた様子がこちらの初版限定特典…

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「黄金の獅子と色なき狼 白銀の王と黒き御子」コミコミ特典小冊子 特典

あの贈り物のお話

本編の同時収録作でコウキがリアンの為に注文していたアレが届いたお話でした。
作中ではコウキが選ぶ土産物にエドガーとリコリスが四苦八苦してたのが面白かったんですが、こちらはエドガーがコウキの為に用意してた寝間着とお揃いの品がやっと届いた事から起こる騒動が書いてありました。

リアンがデザインを不審に思いながらも、着用して寝室でライナスを待つ様子が微笑ましいです。
リアンが着た姿を見た時のライ…

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黄金の獅子と色なき狼 白銀の王と黒き御子 小説

茶柱一号  古藤嗣己 

待ってました!

「白銀の王と黒き御子 神狼と僕は永遠を誓う」で茶柱一号先生があとがきでおっしゃってたサブキャラのお話でした。
あのお話でバルデュロイの将軍のライナスとコウキの従者であるリアンがくっ付いたのは分かっていたのですが、今作ではその気になってた裏側が詳しく書かれていました。

表題作では時系列を追ってリアンがコウキの従者になるまでと、ライナスとの出会いから彼に保護されて自分の生き方を取り戻すまでとラ…

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恋に焦がれる獣達 4 双子の熊の恋愛事情 ~愛を与える獣達シリーズ~ 小説

茶柱一号  むにお 

いつの間に大人に…

大好きなシリーズです。発売される度に購入していますが、今回はチラッチラッと名前と存在だけは知っていたアーデとベルクの双子のお話でした。

双子ならではの他の兄弟とは違った強い繋がり、それぞれが抱えている悩みや問題と恋愛を見事に絡めていました。

個人的には「悩める熊と気高き翼」が素敵だと思いました。大人なゼルファが凄く素敵でしたね。
魔獣に襲われた彼をアーデが助けるシーンとか夢中になって…

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恋に焦がれる獣達 4 双子の熊の恋愛事情 ~愛を与える獣達シリーズ~ 小説

茶柱一号  むにお 

双子の恋の行方

作家様買いです。

アーデとベルクの恋の行方がずっと気になっていたので
こちらで読むことが出来て良かったです。

最初は、アニムスとして生まれた熊族にアーデと鷹族のゼルファのお話が書かれていました。

アニムスとして生まれたことに悩みながらも成長するアーデと
そんなアーデとゆっくり恋を育むゼルファのお話に
切なく、そして温かい気持ちになりました。

同じ熊族のアニムスであるリ…

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「愛を与える獣達 小さな獣と愛しい世界」コミコミスタジオ特典小説ペーパー『風邪っぴきの獣達』 特典

こういうのが読みたいの!

本編レビューにも書きましたが、このシリーズというかチカとダグとゲイルにはセックスシーンは要らないと思います。

このペーパーにあるような側から見ててバカらしい程の、ダグとゲイルの溺愛とか過保護ぶりさえ読めればエロは要らないです。エロは無くてもBLにはなり得ますから…。この作品の良さはそれだと思うんです。なのでこれからはほんの数行か朝チュンでお願いしたいです。

こちらは風邪をひいてしまった…

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愛を与える獣達 小さな獣と愛しい世界 小説

茶柱一号  松基羊 

記念すべき10巻目!

このシリーズが大好きなので、新刊が出ると欠かさず購入しています。

ひとつ不満があると言えばキャラクター紹介でしょうか?
特に今巻ではリヒトは幼い時のお話なので、獣体の黒獅子の仔で載せて欲しかったです。それとミンツとグレンとパリスとの間の仔たちはどうしたのでしょうか?お話には登場してるのにキャラクター紹介がありませんでした。
今回登場してない人物は入れないで、登場してる人物は入れて欲しかっ…

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白銀の王と黒き御子 神狼と僕は永遠を誓う 小説

茶柱一号  古藤嗣己 

ファンタジー物語としては楽しめる

前巻よりもこちらの巻の方が体感2倍位の読みごたえがありました。この巻では新キャラなども登場してファンタジー物語としては面白く読めました。
世界観等の設定も良かったです。

ただ、登場人物一人一人のキャラの掘り下げがもう少し欲しかったなぁ、と言うのが全体的な印象。このお話は、いわゆる世界系のお話なんです。なので、コウキの心の中が大変重要で、それが世の中、世界全体に影響するんです。なので、コウキ…

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