九號さんのレビュー一覧

高潔であるということ 小説

砂原糖子  九號 

パンチが足りない感じ

読みやすくていいお話だったんだけど、パンチの足りなさも感じました。
ビミョーなちぐはぐさも感じました。

登場人物のなかでいちばん共感できたのは攻めの弟くんでした。
彼を鈍感で無神経な人間という位置づけで描いて欲しくなかったなと。神の視点からの彼への優しさが欲しかったな。
弟くん、人間らしくて素敵だと思うんだ。その場では大好きなジイサンのために本気で怒り、そして忘れる。
事件の性格を考えれば、忘れ…

1

僕らにまつわるエトセトラ コミック

九號 

身体<心

今では絶滅危惧種的なストーリー展開かと。

人によっては「じれったい」「結局ヤらないの?」と
感じる部分もあると思いますが、精神的な繋がりを重視して
いるようなので、意味も無くヤッている話よりは
ずっとよかったです。

0

その純情を暴け 小説

李丘那岐  九號 

馬鹿な子ほど可愛い^^;

こちらの主人公は前作で騒動を起こしてくれた、
「兄ちゃん大好き!反抗期」の弟くん亮になっておりました。
事件以来、颯洵のお預かりの身分になっている亮と、ヤクザと仲良し医師藍川との恋物語。
簡単に言うと「目指せ脱ブラコン!(笑)」「馬鹿な子ほど可愛い^^;」というお話です。
私は受けの考えなしなところに多少イライラしてしまいましたが、そういのがお好きな方には堪らないかもです。
(現に攻めに…

1

この運命を笑え 小説

李丘那岐  九號 

男前受け最高~。

行き倒れの村瀬はあらすじ読んで想像してのとはちょっと違いました。
もう少し良い男で腹黒そうなのを想像してたんですが、実際はへたれなガキンチョ・・・。
まあよく考えればそんなのを鋭が拾って面倒見るわけないのですが、私としては鋭の横に並ぶ村瀬を見て怒り狂う颯洵てのが見てみたかったわけでしてww
(その代わり亮くんがやってくれましたけどね♪)

村瀬、颯洵に敵うような相手ではないのですが、どう…

1

この愛を喰らえ 小説

李丘那岐  九號 

受けがとにかく男前なんですよね~^^;

李丘さんの書かれたお話の中で一番好きかもです♪
ヤクザ物に少々偏見を持っていた私をその手の世界に堕として下さった一冊です(笑)
重くなりすぎず軽くなりすぎず、でも惹きつけるものがしっかりとある。
絶妙のバランスにやられましたね~。

主人公はヤクザの家に生まれた組長の息子・鋭(長男)になっております。
組長の死後、組を解散して小料理屋の主になっておりますが、この方が受け担当です(笑)

3

ACID TOWN 2 コミック

九號 

ユキ!どうなっちゃうのー!胸が痛いよー!!

近未来の日本(?)
病気の弟を思いやりヤクザ兵頭の庇護を受けるユキ。
ユキを守りたいと思うテツ。
そんな二人の少年の前に現れたユキの過去に深く関わる父親という不気味な阿成という男。
ゾクゾクさせながら展開した1巻の続きがでました!
今回は、ユキの過去が少し明らかになり、また運命が動き始めました。

どうして阿成はユキに執着していたのか、それがわかりました。
ユキの母親・椿に激しく執…

2

ACID TOWN 1 コミック

九號 

少年達の話なのに渋くて、カッコいい!!

間もなく2巻が発売になるので、1巻を読み返しました。
九號さんのマンガはエチとかエロがないのですが、これも同様に全くありません。
主人公と、彼らを取り巻く人々の間に存在する関係に”愛”らしき姿は見えるのですが、それが一体どんな種類の”愛”なのかはまだわかりません。
作者さんの解説やあとがきが全くないので、一体どんな方向に進もうとしているのかすら見えなくて、逆にそれがワクワクさせます。
ただ…

2

僕らにまつわるエトセトラ コミック

九號 

少年の感情のリアルさがモロツボで萌えます!!

九號さんの絵の丁寧さにとても惹かれました。
お話はエチがなくて、どれも”特別”な存在になる入口までで終わっているのですが、それがしっかりと描かれている為に矛盾や疑問を感じる隙を与えません。
普通は、こういう特別になる部分は結構はしょってしまったり、駆け足だったり突然だったりするのでここまで丁寧だと、その後の妄想の余地を読み手に充分に与えてくれることで、それでもとても満足感があるのです。
しか…

1

幸村殿、艶にて候 7 小説

秋月こお  九號 

それぞれの結末

最終巻です。
前巻で九州から戻ってきたので、これで終わりなのかなぁ?と思っていたのですが、その割には人間関係の諸々が決着ついていないから、終わられちゃうと納得いかないなぁとも思っていたわけです。
続いててよかった。

上田に戻り、次の任務の為に作戦を練る幸村なのですが、父真幸にダメだしをくらうわ、恋しい人には会えないわで、一人やけ酒の日々・・・
一緒に戻ってきた真田組の面々に相談もせず、…

2

高潔であるということ 小説

砂原糖子  九號 

なんでかな?シニア受けな印象。受けは32歳なんだけどもね。

高潔という意味を、欲のために心を動かさないでいることとすると
『心を動かさない』でいたのは誰だったのかなぁと考えてしまうお話でした。

疎まれていたゴミ屋敷の“ジジイ”と交流を持った真岸兄弟。
“ジジイ”は、泥酔し路上に寝ていたところを車に轢かれてしまうのです。
運転手は、志田。
裁判も行われ法に裁かれはしたのですが真岸兄弟は志田に復讐を誓い
5年後・・・

復讐するべき相手には…

1
PAGE TOP