五百香ノエルさんのレビュー一覧

ラブ・ブラッド -テンペストの悲劇- 小説

五百香ノエル  楡野ユキ 

憎しみと嫉妬の元に悪がある

「ファンタジーラノベのエロゲ風味で脳内アニメ化」と評した1作目の続編。
主人公の運命の相手である騎士達がやってきたことで(1巻の終わりで日本に向かう姿が描かれてましたね)前の巻にはなかった恋愛要素が若干出てまいりましたが・・・
もういちど、この本の人によっては地雷となるべき点を挙げておきましょう
・主人公が12歳で成長のとまった両性具有で、その要素は女性器部分が強い。
・主人公自身も吸血鬼…

3

プラチナBOX 2012 特典

豪華番外編勢揃い

1番は宮緒葵先生の番外編を読みたくて応募ゲットしたようなものですが、
かなり他の作品も読みごたえがある番外編の揃い踏みでした。

真夜中のキス(「移り香」番外編)
ガチ兄弟の禁忌ものの番外編、傲慢不遜なカメラマンの弟攻め様が、風邪をひいて
寝込んでしまっている時のお話で、気弱な攻め様と攻め様の子供時分を思いだし、
意地っ張りで甘える事をしない弟を大人になって甘やかしている受け様とのお話…

4

天国までもうすぐ 小説

五百香ノエル  藤たまき 

絡まりあった感情や人間関係の中、もがく10代

藤たまきさんのファンタジックな表紙に惹かれて手に取りました。

故郷の北海道で同性との心中事件を起こし、
東京でモデルエージェンシーを営む叔母に預けられた高校生・暁。
恋人にも世の中にも裏切られたと傷つく暁の元に、相手のりすが状況してきて再会するが…

最初、いとこの五月が主人公かと思ったら、あれあれ?
視点が変わっていくのについていくのに苦労して、
ちょっと読みずらい印象は最後ま…

4

Gene(9) 天使はうまれる 小説

五百香ノエル  金ひかる 

長い長い物語の終焉。

こういう何巻にも渡る長編って、レビュー書くのが難しいんですよね。この作品もそうなんですが、私は『シリーズトータルでどうか』と捉えることが多いので。

でも、ちるちるさんのレビューは各巻ごとになってますし、なかなか書きたくても書けないでいたんですが、とりあえず完結編であるこちらに、総評を交えて書いてみます(1巻にも一応『導入』的な感想を書いてます)。いずれ間も埋められたらいいなとは思いますが。…

5

Gene 天使は裂かれる 小説

五百香ノエル  金ひかる 

丸ごと1冊『序章』のような・・・

これは、私が多大なる衝撃を受けた、大好きな作品(シリーズ)の第1巻です。

もともと『(SF)ファンタジーBL』は好きなんですが、いまだに私の好みとの符合において、これを超えるファンタジーBLには出逢えていない気がします。

↑(レビュータイトル)の通り、この1冊丸ごと使っても、全9巻の『序章』に過ぎないんじゃないかと感じるくらい、スケールの大きな作品です。

かなり本格的なファ…

5

プラチナBOOK 03 セレクトフェア2012 特典

『2作品』の組み合わせにいつも困ってしまう。

こういう『2作品ずつ×数種類』の番外編って多いですよね。『1作品ずつ』あるいは『いろいろ取り混ぜてドーンと1冊』なら迷いようがないんですが。私はいつも『欲しいものが複数、でも欲しいものと組み合わせられたもう1作は未読(しかも苦手な場合も)』というのがほとんどで、いつもすごく困ってしまいます。今回もそうでした。

こちらは、栗城さんの作品が大好きなので、どうしても欲しかったんですが、もう1つの五…

2

天国につづく道 特典

幸せの帰り道

本編後の暁とりすのお話。
暁はモデルの仕事をしながら大学生に、りすは狩野家の家政夫を勤めながら料理学校へ通い、暁と二人で生活している。
本編の中で、二人の会話らしい会話はあまりありませんでした。
二人共、その状況を受け入れるのが精一杯で、ただ感情でつながっているような?
やっと、回りの理解を得て二人の生活を得て、実に彼等は幸せそうです。
ちゃんと会話があります。
りすが、まるで奥さんの…

0

天国までもうすぐ 小説

五百香ノエル  藤たまき 

大人を信じられない子供たち

実に奥が深い物語だな。。。それが第一印象。
彼等の、特に受け子となる”品川りす”の境遇はあまりに悲惨すぎて、彼等の行動もだが大人の対応の理不尽さばかりが目について、ひどい、ひどいじゃないか!!
きっと、子供を持つ親の人が読んだらまた親としての立場で色々な想いを抱くんだろうなとも思える。
だけど、ここに登場する子供たちも特殊な環境にあるために、また普通ではないような気がする。
子供がゆえに未…

7

プラチナBOOK 03 セレクトフェア2012 特典

面白い組み合わせ

全くカラーの違う作品の組み合わせだけに、ユニークだな、と思います。
個人的には、五百香ノエルさんの番外編が素敵だな、と思います。
この本編になる『ラブ・ブラッド』は吸血鬼を狩る吸血鬼が主人公なのですが、それが12歳で成長が止まったとは言え、満月が来ると淫乱に変身してしかもふたなりで、、という設定もさることながら、アクション・スプラッタありの、登場人物がすごく多いという、本編レビュー(自分の)に…

1

天国につづく道 特典

帰れる場所がある幸せ

二人のほのかに漂う幸せを感じる
本編後の二人でアパートを借りて暮らすようになってからの日常の一コマ。
二人にとっての天国が二人の暮らす部屋、二人で必ず帰ってくることが出来る
唯一の場所での日常です。
調理師の免許を取ろうかどうかと真剣に悩んでる受け様。
スーパーで、攻め様の好物ばかりがカゴに入っていく幸せ。
買い物一つで、受け様の幸せな状態が感じられるんです。
そして、そんな受け様を…

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