高星麻子さんのレビュー一覧

秘密の夜にして 小説

松幸かほ  高星麻子 

何もかも好みじゃない・・・

松幸さんは、基本的には好きな作家さんですが、正直なところ作品によってかなり好みが分かれます。

こちらは、ルビー文庫の前作がまったく合わなかったのと、個人的に『年下攻』もですが何より『お仕事もの』がものすごく苦手なので、一応買ったものの何か月も積んでました。

このまま読まないかもしれないとさえ思っていましたが、1月の新刊『狐の婿取り』がよかったので、その勢いがあるうちにと頑張って読みまし…

3

恋はおとぎ話みたいに 小説

秋山みち花  高星麻子 

王道マイフェアレディもの

『マイフェアレディ』です。古過ぎますか?でも『プリティウーマン』ももう古いよね・・・
まあ、とにかくそんな感じです。そして、年の差(年上攻)・健気受。


シングルマザーだった母を亡くし、父の弟である叔父の家に引き取られたものの、その叔父も亡くなって家を追い出された雪奈(受)。

行くあてもない雪奈は偶然出逢った財閥の御曹司・レイモン(攻)の家で『犬の世話係』という名目で暮らすこと…

3

飼い主はなつかない 小説

菱沢九月  高星麻子 

のりきれなかった…

なんででしょう?
好きな作家さん、好きな年下攻め、好きなツンデレ受け、好きな展開なんだけど、なんかのりきれませんでした…。
嫌な感じとかは全然ないし、そんなに物語の破綻とかもないし、文章ももちろん上手です!萌えだってあります!
年下攻めが頑張ってる感じとか、耐えてるシーンなんてキュンっとします!
後半の話とかはラブラブシーンも多くて良い感じです!
でも多分最初のくっつくまでのところでのり…

0

真白のはつ恋 子狐、嫁に行く 小説

秋山みち花  高星麻子 

大人に振り回される子狐ちゃん

秋山先生のケモ耳ですね、好きな作家さんのケモ耳だから楽しみにしていました。
そして読んだ感想はと言えば、普通に面白かったですね。
ただ、欲を言えばもう少し子狐真白ちゃんとお相手の近衛さんとの心の交流が
濃密だったらもっと嬉しかったかもと感じます。

両親亡き後の親戚や様々な人間に対してある種の猜疑心がトラウマのようにある近衛、
信じていた人に裏切られることがかなり根強く心に巣食っている…

3

甘えない猫 小説

成瀬かの  高星麻子 

情の深さを感じます

シリアス気味のラブストーリー、受けになる葵のたった一人の身内だった母親を
亡くしてしまってからの葵の生きているのに全てに無気力で死に急いでいる、
そんな精神的に壊れているような、まるで野生の野良猫以上の行動が悲しく感じます。

母親を事故で亡くし、その車に同乗していたことで大好きな人の体温が奪われていく
瞬間を傍で見ていることしか出来なかった葵、そしてその事故が自分のせいだと思い込み

7

真白のはつ恋 子狐、嫁に行く 小説

秋山みち花  高星麻子 

『ケモ耳・もふもふ』です。

という以上に言うことないんですが・・・

もともと『ファンタジー・人外』が堪らなく好きなのと、秋山さんの(特に甘い王道)ファンタジーは時々個人的当たりがあるので、結構期待していました。

それにしても、確かに私は『王道』は大好きですが、あまりにも『王道』過ぎませんか!?

なんというか、本体(本性)が人外で人間に変化できるという設定でありがちな要素を思いつく限り詰め込んだかのようなス…

7

不器用な策略 小説

椎崎夕  高星麻子 

男前キャラが新鮮

初読みの作家さんです。ウジウ後ろ向きな主人公が多い中、竹を割ったようなすぱーんとした一基が新鮮でした。おかげでお互いの気持ちを確認するのにほぼ一冊費やしても、ハルカが予想以上に面倒臭くて、それは策略としては不器用過ぎるだろってツッコミたくなりつつも、最後まで嫌にならずに読めました。オチへの計算かもしれませんが、長谷のキャラが伝わりにくいので、仕事場での態度とかもう少しエピソードがあれば尚良かったか…

1

真夜中の学生寮で 小説

桜木知沙子  高星麻子 

寮ものはやはり良い

桜木さんの作品を読むのは二冊目でした。
まだ二冊目ではありますが、桜木さんの書かれる攻めって王道で素敵…
これであとは、もう少しえっちがサラッとしていなければ(苦笑


受けは暗闇恐怖症(?)の永実。
寮生活を送りますが、とにかく寝るのが苦痛です。

攻めは先輩で、寮長の嵯峨。
よけいな話はしないけど、永実をつねに気にかけてくれる頼もしい存在。


この嵯峨がね!
もう、…

2

プライベート・レッスン 小説

桜木知沙子  高星麻子 

受けは可愛く、攻めはカッコ良く

イラスト買いでした。
桜木さんの作品は、こちらが初読みです。
タイトルはなんだかえっちぃな香りがいたしますが、まったく真逆の作品かと思います。


受けは高校三年生の陸。
自分にもうゲイの自覚がありつつも戸惑いがあり、さらに親友(個人的には、彼は最初だけで良かったのにな)に片想い中。

攻めはすでにカミングアウト済みで、容姿端麗の上に自由奔放な大学生の笹渕。


陸の気持ちに…

1

薔薇と接吻 小説

杉原理生  高星麻子 

櫂の前だけは乙女なのがツボ

杉原さんは好きな作家さんですが、実はこの作品、なかなか最初入り込めず数ページ読んだだけで置いておいたものでした。
でも、最近また読み出したら面白かった!
といいますが、攻めがカッコ良かった!
最初の数ページには出てこないのですがその後すぐ登場しましたので、もしもわたしと同じ現象になった方はもう少し頑張って!と言いたいです。


受けの律也は、祖母方の血で亜麻色の髪に端麗な容姿という王子…

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