沙野風結子さんのレビュー一覧

蜘蛛の褥 小説

沙野風結子  奈良千春 

ヤクザと検事

『蛇淫の血』とリンクした作品。
でもこれだけ読んでも内容は把握できます。

ヤクザ×検事。
でも2人は高校の先輩後輩の関係。
ある組の事件をきっかけに検事の神谷はヤクザの久隅から情報をもらい、よく会うようになります。
そのとき神谷は一緒に仕事をしている木内(男)に想いを寄せていて、それを久隅に気づかれてしまいそれをバラすと脅し神谷は久隅に無理矢理抱かれてしまいます。
久隅の背中の蜘蛛…

2

融愛 Melt Down 小説

沙野風結子  水名瀬雅良 

兄弟の切ない過去

弟×兄で実兄弟もの。
兄の海理と弟の翼久が小学校のとき、父は事故死してしまいました。母は男を頼らないと生きていけない人で、男の元を転々し滅多に家に帰ることはありませんでした。。
海理が高校生になるころには母の行方がわからなくなり、お金も底を尽きてきてしまいます。せめて弟にはちゃんと高校を出てほしいと海理は高校を中退して働こうとしますが、中退直前で母の名で多額の振込みがあり、海理も無事高校を卒業…

2

蛇淫の血 小説

沙野風結子  奈良千春 

ヤクザもの

表紙の奈良絵とあらすじの「監禁」と「催淫剤」という言葉に惹かれて読みました(笑)

凪斗は美大生で普通の生活を送っていました。
しかし自分の手元に荷物が届いたことからその生活は一変。中身は爆弾だったのです。
そしてそこに現れたのが角能。彼は岐柳組のもので凪斗のボディガード兼凪斗を4代目岐柳組の組長に育てるための教育係りとしてやってきたのです。そして爆弾を送ったのが凪斗の腹違いの兄だと告げま…

3

上海血華 小説

沙野風結子  小山田あみ 

CPは好きなはずなんだけど

上海散華と同時発売された“上海血華”。
こちらは散華で登場した英冥(攻め)と淋(受け)のお話になっています。
敵×敵の、気分が落ちすぎないほどよい切なさを感じました。

淋は、小さい時に英冥に兄を殺され、兄の親友であった炎爪も一緒に殺されそうになった過去があり、その為ずっとそのことを引きずり育った可哀想な子です。
炎爪が好きで、でも炎爪には晶羽というパートナーが出来てしまった…。
不憫…

4

上海散華 小説

沙野風結子  小山田あみ 

小山田氏目当てで…

イラストレーターの小山田あみ氏目当てで、しかも美人受けということで購入した作品です。
CPは中国マフィア×華族、容姿で言うと野生的×美人。
余裕があるのか結構荒々しいのか、とにかくよく動く炎爪(攻め)と、プライドの高さは天下一の晶羽(受け)。
晶羽のピンチを炎爪が救ったところから始まるのですが、晶羽は中国人などに助けられてしまったと平手打ちをし、挙句の果てには警察送り。まさに恩を仇で返す、で…

3

融愛 Melt Down 小説

沙野風結子  水名瀬雅良 

弟x兄です

子供の頃から、殆ど母親に放置されて育った兄・海理と弟・翼久。
翼久にとって、兄が全てで、兄のためならなんでもしてきたが、その兄が別の男に口説かれて――。
遂に箍が外れてしまい、一線を越えてしまいます。
その後、母親に捨てられた自分たちがどうやって生活出来ていたのかを兄・海理は知り、普通はそこで割りと弟に絆されそうなものですが、意外に頑固?なのか中々兄も落ちません。そりゃそうですよね、腹違いで…

4

色めく夜の陰謀 小説

沙野風結子  桃山恵 

色めく夜の陰謀

あ、これって年下攻めなのか…!!
三歳年下だそうです。
歌舞伎町のホストクラブオーナー×報道番組ディレクターです。
この受けは割と男らしい、仕事にプライド持ってる性格だから好感もてるな♪
というかやばい!!!!
かなりおもしろかった!!!!
一気に読んじゃったよ。
これ文庫化しないかな…書き下ろし付きとかで…
したら絶対買うのにーー笑
一巻の半年後の甘い二人を堪能しましたvv

1

甘やかな共謀 小説

沙野風結子  桃山恵 

甘やかな共謀

今はなきアイノベルズです…笑
報道番組のディレクターな主人公が、ある時いいネタがあると呼び出しをされて、行ってみたら謎の美形がいて…?
で、体を奪われちゃうわけですが。笑
攻めのキリトの性格がたまらん(*´Д`*)
こういう攻め大好きです。
快楽のためだけに始まった関係なのに、だんだんお互いがひかれあうーって感じがすごい良かったvv
政治家汚職事件とかあったから重苦しいのかな~難しいの…

0

輝血様と巫女 小説

沙野風結子  高階佑 

和製ファンタジー

アラブの王子様の次は和製ファンタジーですか!!
なんて、書きましたが、実は沙野さんの作品を読むのはコレがはじめてです、以前から気になっていて、何冊か持っていたのですが、今回初めて読んでみたのは挿絵が高階佑さんだったから^^;)

今までの作品で色々な人の感想を読んでいると、結構心身ともにぼろぼろにされるようなエロ度の高い作品が多い印象だったので、今回のもちょっとどきどきしながら読んだのですが…

3

輝血様と巫女 小説

沙野風結子  高階佑 

話がどんどんやらしい方向へ(笑)

時は昭和初期。
古い因習のある島を出て都会で働いていた受だが、巫女をしていた姉が亡くなったことを知り島へ戻る。その体には、次代の巫女の証しであるアザがあった。
対となる海神様のアザがでたのは攻。
これでうまくいくのかと思いきや、攻は受の姉の元婚約者。そのせいで、受は攻の気持ちはまだ姉にあるのだと勘違いしている。しかも、その婚約で自分の恋心に気づいた受は姉を恨んだり、2人から距離をおいたりした…

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