崎谷はるひさんのレビュー一覧

大人は愛を語れない 小説

崎谷はるひ  ヤマダサクラコ 

じれじれ恋愛

出だしでいきなり主人公の受が交通事故にあってビックリ!これからどうなるのっとぐいぐい引き込まれた。
最初のシーンでは2人はすでに恋人同士だが、そこから話は一気に過去に飛ぶ。二人が恋人同士になるまで、ずいぶん長い時間が掛っていて、そこまでのじれじれした恋愛模様が話の軸となっている。
包容力を見せる攻だけど、うちには入らせない、言ってみればずるい大人。そこが魅力でもあり、今回のキーポイントになって…

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恋愛証明書 小説

崎谷はるひ  街子マドカ 

自虐的で、エロせつない・・

かたくなで、疑心暗鬼で、殻に閉じこもっちゃうってキャラが、無性にすきなんですぅ。
相手にはっきり聞けばいいのに、自分では聞けなくて、先に先に心配して胸をいためて。自虐キャラ、萌えだと気づきました。(^^;)ゞイヤー
自分のことだと痛いんですが、人の自虐はおいしいですね。
はっきり言ってはるは、人の恋人でも、欲しくなるとどうやってでも手に入れたくなる性格なので、この手の主人公のようにいじいじし…

3

花がふってくる 小説

崎谷はるひ  今市子 

趣のあるしっとりとしたお話。。

初心に帰るという意味で書いたというだけあって、いつもの崎谷作品とは、趣の違う今市子先生の表紙の雰囲気のそのままのしっとりとした話になっています。
後半部の短編小説「夏花の歌」の骨子を考えたのが15年ほど前で、書き上げてみようと思いたったのが、スランプだった頃の4年前、10周年めに書き上げたという思いいれの深い作品だと、文章からひしひしと伝わってきます。
登場人物も魅力的です。秋祐は、研究バカで…

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