雀影さんのレビュー一覧

ボーダーライン コミック

藤谷陽子 

なぜこの表紙?

それにしても、何で、よりによって、一番地味なカップルを表紙にしたかな?
確かに,drapレーベルのテイスト的にはこれはアリだし
平積みになったときに、あまりにも白いので逆に目立つってのもアり
表題作と、この本の半分を占めている「初恋」はこのテイストだもの。

けど
TOPの話は「バディ!」で、
そっちが表題作で、BBCレーベルだったりしたなら、絶対、カバーをめくった中の本体の表紙の絵…

1

シャンプー コミック

藤谷陽子 

表紙買い

短編5編
リーマン、大学生が、めいん
割と白っぽくて、繊細な、好きなタイプの絵柄。
お話も、無理がないし、登場人物達の性格もいい。
所々に、何気ないのに、ドキッとするようなコマがあって萌。
基本的なデッサン力というか、画力があるんだろうな。
いろいろなポーズとか、アングルの取り方が多彩で、どれも破綻がない。
短編じゃなくて、ぐずぐず続く長編で読んでみたい。



0

おとうさんは罪作り コミック

深井結己 

義理父子物は萌える

表題作のような、「育ての親に恋愛感情を持って」系のお話って、ジャンルとして時々見かけますが、大抵の場合、年下が攻め、
って言うか、年下攻めじゃなきゃ話が広がっていかない。
(これが逆だったら、鬼畜で、虐待で、とにかく拒否感強くなる)

この作品も、勿論、年下、息子攻め。

お話は、子連れで結婚した母はとっくに他の男の元へ行ってしまい、義理の父の元へ残った息子が成長して、、、、
セオリ…

3

ラヴミーテンダー 5 コミック

木々 

幸せなカップル誕生?

第5巻では、ミカちゃんこと三上翔君登場
ミカちゃんは女の子になりたくて、ナオに相談を持ちかけてきます

一樹は完全にモデルを引退し、紗英のマネージャー専任に
紗英のTVのお仕事は、いつの間にか正式なレギュラーになったいました。

そんな頃、一樹は、地方の柵から逃げるため上京してきた高校の同級生、田宮琴子と偶然出会います。

琴子はミカちゃんとは逆の、男な女の子です。
偶然の出会い…

0

知らない顔 コミック

日高ショーコ 

繊細な絵が素敵

特に、俯いたり、流し目したりのお顔のアップが素敵。
「絵」そのものがきれいなだけじゃなくて、ページ全体に対してのコマの大きさとか、割付のバランスがとっても見やすいんだと思う。
表題作の二人の身長差もいい。
立ったまま抱き合った時の身長差!
しがみついているだけなのに、メチャメチャエロい。

最後の「運命の人」の歯医者さんも、マスクで目元しか見えないのに、開いた瞳孔からSオーラがビシビシ…

3

Cab vol.1(アンソロジー著者他複数) コミック

愛しているから、男見せちゃう

これぞ、東京漫画社さんって言うラインアップ

巻頭のヤマシタトモコさんの読み切りは、性認識を扱ったしっとりした作品。
同様に、性認識を扱った作品でも雲田はるこ「みみくんのBOYの季節」はギャグ風味。
女の子になりたかったみみくんが好きになった相手、薫君は女の子がダメ
「薫ちゃんのためなら」って髪を切って「男見せに」行って、、
この話、このアイデアだけの読み切りって、惜しいな。
この先…

1

ほんと野獣 コミック

山本小鉄子 

かわいいあの子は乱暴者

小鉄子さんは、「かわいいお顔でバイオレンスな受け」のイメージの強い作家さん。
この作品も、「かわいいお顔のヤクザさん」にストーカーされちゃって、落とされちゃうお巡りさんのお話。
輝君の迫り方もなかなかバイオレンスでかわいい
でも、お巡りさんの方も、好きになったら潔く組長にご挨拶する男らしさ。

これのCDは輝=カッキー、上田=ゆうきゃん
腹の据わった上田にゆうきゃんは、ナイスキャスティ…

1

窓辺の君 コミック

雲田はるこ 

かわいいのに、いぢわる

Cab VOL.1 に載っていた作品が、かわいくて好みだったので買ってみた、バラに囲まれた表紙もかわいらしい、初コミックス

作者さんはドエス好きって後書きで言ってはるけど、みんな可愛らしいエスさんっぷりで
例えていえば、健ちゃんや岸尾くんや平りんがSな攻めやってる感じ

ラブはあるけど、受け攻めのボーダーは限りなく曖昧
モロなシーンもほとんどないから、実のところは
どっちなの?ど…

1

素晴らしい失恋 コミック

西田ヒガシ 

オヤジ、オッサン、おじ様、どう呼んでもボーイではないけれど

コレもBLって言っていいのかな?
ボーイズは欠片もいないし

BLって簡単に括るけど、「男」は、「男の子」ばかりじゃないわけで
萌えポイントも十人十色
書きたい物を書こうとしたら、必然的にこうなった

そう「西田東」ってだけでも明らかなように、
全編、コレ、みごとにオッサンしか出てこない。
「平均年齢」にしちゃったら40代?  みたいな

で、この、オッサンへのラブが切ない

3

青春の病は コミック

西田ヒガシ 

これを読む前には「願い叶えたまえ」は必読

って言うか、「願い…」3巻を読み終えたら、この本もぜひ読んで欲しいです。

表題作の他に、「願い…」の工藤メインの後日談が入っています。
この短編が、「願い…」全巻を踏まえて読むと、工藤しか登場しないのに、「幸せに生きているであろう深見」が、より胸に迫ってきます。

もちろん、表題作と、書き下ろしの表題作とのリンク小話もいいです。

3
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