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雪路凹子
茶鬼
ネタバレ
まるでSD(スーパードルフィー)を絵に描いたような耽美漂う絵柄で、しかも主人公は吸血鬼、登場する者全てが人外 という実にファンタジックなな世界にOPERAで初見した時、一発でとりこになった作家さんの初単行本♪ その内容は実にシニカルコメディで、奥底に潜むシリアスをコーティングしている。 今月発売のOPERA紙上の宣伝番外でも”どこがBLなのよ”と自虐ツッコミをしているが、とりあえず登場人物全…
吉田ゆうこ
ファーストコミック『悪玉』でちょっぴりしょっぱ痛い作風がとても印象的で好みな作家さんの2冊目は、前回は短編集だったのからまるっと1本のお話。 その内容は、このタイトルに挙げたそのものだったのではないでしょうか? いくらか前回よりは痛さは軽減されているものの、そのお話には少し棘があるような。 読みながらチクチクと心の奥を刺激してきます。 主人公達の心の成長が、ほのかかすかに自分たちの青春期を…
福山ヤタカ
こちらの作家さん、絵がとても特徴的でお伽話みたいな雰囲気をかもします。 前作は驚きの怒涛短編14本(確か)悪くはなかったのですが、短すぎて雰囲気はいいのにたくさん詰め合わせすぎに浸りきれなくて、ちょっと評価が自分的に今一つだったのです。 今回はじっくりとまるっと1本で構成されており、主人公達の気持ちも具体的に見せながら、雰囲気もしっかりと味わうことができました。 思い切りすれ違いのお話でした…
荒木そらいろ
作者さんの初コミックのようです。 最近こういう素朴でコミカルな、イラストのようになる絵の漫画や絵柄がとっても好き☆ そしてルチルのかわいい路線にちょっぴりはまってます♪ この作品も、その素朴な絵柄が繰り広げる高校生のとても素敵な胸キュンキュンが季節とともに育って行く様子が描かれてギュってしたくなる。 コミックの中身はそれぞれ植物の名を冠して、出会いの六月があじさい、夏になって朝顔昼顔、…
琥狗ハヤテ
出ましたっ!!もののふっ! 何がいいって、もう猫井殿いや菊三の可愛さにメロメロ~♪ お館様他、お城の人々皆が魅了されるのと一緒になって菊三に魅了されまくりです。 1巻は始まりの巻でもあったので、軍師の九鬼と八木のラブや、双角城の七尾と四埜のラブ等のBL要素のストーリーもありましたが、今回はすでに出来あがった二人という登場なので、そうした要素はちょっぴり薄いです。 ただ、エピソードの中で仲の…
コザキヨネ
表題を含め前後編モノが2本と短編が1本、表題番外が1本の1冊です。 全体の印象はサラっとお手軽。 そして、キャラ設定は悪くないのに何だか今一歩。とても惜しいのです。 表題は、遅刻常連である瑞希を校門でいつも待っている生徒会長の小鳥遊。 彼は瑞希が好きみたいで、「だってこうやって毎朝校門で会うのも2年になる」とか、「お前はオレを好きになる」とか・・・???宇宙人!?みたいな俺様風でも…
鹿乃しうこ
98年の『懺悔』に導入の1話のみ、それから表題作が01年。 シリーズとして1冊の完全版というのは、古い本を買い損ねた身には大変嬉しい企画です。 古い作品だと感じるのは作者さんの絵の変遷も勿論ですが、作者さん自身におやじ萌えというものがあまりなくて、初めてのチャレンジだったのでは?と思えるような事が単行本当初の後書きと、13年の後書きを読むとそれが見えるのです。 この話に注目するのは、娘婿…
えのき五浪
この作品もまた、自分にとって”ザ・高校生”な1冊でした。 主人公の2人のキャラ具合の絡み方がとってもいいのです♪ 帯に「ムッツリ×ツンデレな男子高生の青春コメディ」とはあるけれど、ムッツリではないかも? それぞれの押したり引いたりの具合と、特に受けになる子のツンデレ具合がとても男子っぽくて、ひょっとするとそれが自分の好みにマッチしたかもしれません。 あ、もちろんキュンもあります☆☆ …
茨芽ヒサ
完結編です。 1巻で感じた”自分に苦しむ青春期”という見かたはおおよそ合っていたようで、作者さんのあとがきに”愛とか恋とか親子関係、嫉妬、自己愛、そういうのに呑みこまれる青春期を描きたかった”とありました。 確かにそういう要素は感じられる作品だったのですが、完結を見て、訴えたいものはわかるが詰め込み過ぎてバラバラ感を感じてしまった。というところかもしれません。 結末がハッピーエンドになっては…
佐倉リコ
表題は高校生の恋愛モノなのだが、しょっぱなに書いてしまうと、最近高校生モノを立てつづけに読んでいるせいか(それらと比較してはダメなのかもしれないが)どうにも味がちと薄い。 こう何か高校生らしさとか高校生である必要性とか、高校生モノに自分が求めるモノとちょっとずれちゃった感があるのかもしれないな~ お話としてはクスっとさせて、ほどよくまとまってはいるのですが、そのまとまり感が可もなく不可もなくと…